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最近、相次いでゲームソフトのコピー問題が浮上していますが。先日も任天堂含め、日本のメーカー50社以上が連盟でマジコン業者を訴えて勝訴しました。
これは本当に私達ゲームメーカーにとって「もう見過ごせないレベルの問題」になっているからです。 昔からこの手のアングラツールは「技術のある一部の人間が、法の目を逃れてこっそりやる」からこそ、メーカーも黙っていたのですが、ネットの普及と、そして一般人でも簡単にその手の情報を入手&友達同士で共有し、さらに家庭の母親などの層にも「ソフトを買わなくてもいい家計を助ける便利ツール」として入り込む状態には、さすがに手を打たざるを得ないのです。 前にちょっと驚いた書き込みで「メーカーや開発者は自分達の利益ばかりを考えた一方的な視点でしか見ていない」とありましたが・・・ あのー・・・メーカーや小売店は生活がかかっている、違法ユーザーは数ある娯楽の一つである場合、どっちを優先して考えるのか?こちらだって薄利多売できるのであれば安くします。しかし、ゲームソフトは基本的に「一人一本購入」の商品。「面白かったから5本買うよ」という品物ではない以上、違法コピー品が出回ると売り上げに直結する、本当に死活問題になるんです。 現に海賊版大国の韓国では、本体DSの売れた数より、正規ソフトの売り上げ本数の方が少ない、という、異常事態が日常化しています。 「面白いゲームであればコピーしなくても売れる」と言っている方。それは違います。面白ければ面白いほど、皆が求めるのでコピー品が出回る世界です。 何より「ルールを守っている正規の購買者が損をする」という、最悪の市場環境を形成してしまうことを一番恐れます。ユーザーに迷惑をかけることになりますから。 と、いうわけで、ここに来てメーカーが動いたのは「本当にやばい状態」だからです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.01 13:15:18
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