ROM/RAM多くてクロックも高速、となれば何ができるかな……と考えていて、ふと思ったのが自作デジタルカメラ。Toyデジカメなんていくらでもあるけれど、いいじゃん! 動いたら楽しいじゃん! ということで。
まずは調査。すでに取り組んでいる人もいるはず。
1. Arduino+VGA CMOS JPEGカメラ
ArduinoでGPSつきのデジタルカメラを作っているサイトを発見。日本語サイトだとここ(なんでも作っちゃう、かも)。Sparkfunで取り扱っているUART接続のVGA CMOSカメラ(OmniVision OV7640/8)をArduinoにつなげている。
このカメラモジュールはJPEGコーデックを内蔵している。つまりJPEG圧縮された画像がモジュールから出てくるということ。それならArduinoでも動かせる。けれど、JPEGエンコードされたデータしか出てこないので、LCDをつけてスルー画を見ることはできない。
Arduinoとは簡単につながるので、非常にいいなあって思うけれど、やっぱりスルー画は見たい。
と思っていたら、そもそもこのモジュールは現在(2010年10月10日)Sparkfunでデッドストック。
2. ARM9+1.3Mpx CMOSカメラ
AMTELのARM9ベースのマイコンAT91SAM9260を使って、1.3メガピクセルのCMOSカメラを制御されている方のサイト(マイコン工作実験日記)。香港にあるTechToysというところから、カメラモジュールと、LCD(タッチパネルつき!)を購入して使用している。AT91SAM9260に搭載されているImage Sensor Interfaceというインタフェースを活用し、カメラのスルー画をほとんどハード処理でLCDへと流しており、ソフトに負担のかからない処理を実現している。更にはlibjpgをARM9で動かしてJPEG圧縮もされている。すばらしい……。
TechToysのカメラはこれまたOmniVisionのOV9650。119USD(送料6USD)。カメラモジュールにJPEGエンコード機能は搭載されていない。
SDカードスロットもつけているし、この構成がズバリと言ってもいい。
しかしこのTechToys、至れり尽くせりのサイトになっていて、実はカメラをつなげられるイメージプロセッサ(JPEGコーデック+LCD制御+SDIO)+タッチパネルつき3.5" QVGA LCDの開発ボード、そして、更にそこに接続するPIC24/32ベースのマイコンが載った開発ボードも販売しているのだった。
その上サンプルプロジェクトで、カメラ制御のコードもダウンロード可能。
現時点でTechToysからカメラを買うなら、つべこべ言わずにすべて買ったほうが、簡単に目的を達成できる(カメラ19.9USD, イメージプロセッサ49USD, LCD 59USD)。でもそれって楽しいのか??
おっとしかし、マイコンボードは売り切れの模様。
まあ別のマイコンをつなげたらいいんだけど……。
マイコン工作実験日記さんは他のカメラも動かしている。
- 日昇テクノロジーさんのARM9ボード用1.3Mpx CMOSカメラモジュール(OmniVision OV9650 3,500円)
- aitendoさんのVGA CMOSカメラモジュール(OmniVision OV7670 2,980円)
頭が下がります……。
僕もマイコン工作実験日記さんと同じ構成にしたいけれど、ARM9の開発キットは2万円くらいするのでちょっと手が出ません。
ちなみに、aitendoさんのカメラモジュールはFPGAで使っている方も(FPGAの部屋)。
で、結局どうしよう?
色々調べた結果、今のところ、オーストラリアの4D SystemsからカメラとLCDを取り寄せようと考えている。
- μCam-TTL(OmniVision OV7640/8, 59USD)
- QVGA 2.4" TFT-LCD(35USD)
これでJPEGコーデック処理に悩むことなく、デジタルカメラを作製できるのでは!? と期待している。
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