現在、首都圏の調剤店舗にて投薬の機会があり割と外人さんが来るのでたまに英語で服薬指導をしていたりします。
DUOとALL-IN-ONEの例文をカスタマイズすれば意外といけます。
漢方薬は「herbal remedy」で通じますし、単語の羅列でもなんとかなります。
そんなこんなで過ごす日々の中でふと、もっと国際的に仕事が出来ないものか?と思い外資系転職サイトdaijob.comに登録してみました。
年収1千万を超える仕事のオファーが来るのかも?とうっすら期待していたのですが、製薬メーカーで薬事経験のない薬剤師は厳しいですね。
登録されている転職情報をみるに、ちょっと英語が喋れだけの薬剤師に需要はないみたいです。
それでも3カ月に1回ぐらい、転職エージェントから転職先を紹介できるかもしれないから面接に来ないか?とお誘いがあります。
転職エージェントは相手企業に紹介してなんぼ、ですので手当たり次第に声かけしているんだろうな、と思い放置していたのですが某社さんが熱心に誘ってくださるのでレジュメを用意してエージェントに会うことにしました。
エージェントとのメールでのやり取りは日本語オンリーでしたが日取りが決まったとき告げられたのは「面談担当者はJhon(仮名)です」
ん、これはまさか(汗
当日、相手先のオフィスにいくと受付の案内嬢以外は全員外国人。
当日は2名と会いましたが、面談は全部英語でした。
実はビジネス英語の実践は私、この日が初めて。
しかもぶっつけ本番。
しまった、ここに来る前に英会話1000本ノック<ビジネス編>を軽く復習してくればよかった、と後悔しましたが後の祭り。
TOEIC用にカスタマイズされた私の頭が紡ぎだすビジネス英語は、緊張もあってガッチガチ。
今思い出しても「なんであんな表現しかでなかったのかなぁ」と反省だらけです。
しかし一方、ヒアリングはまったく問題なしでした。
相手の言っていることは普通に理解できました。これはTOEIC用の『お勉強』の成果だと思います。
英語のインプット能力はTOEICのスコアがそのまま実力として反映されるんだなと感じました。
ただ会話のラリーがひどかった~・・・
スティーブ先生の定番のあいさつノックはさすがに身についていたので、そこのアウトプットは自然に出ましたけどもその後の経験や条件の話になると丁寧な返し方を忘れていたり、シンプルな単語で済ませればいいものを変な構文で話し始めて空中分解したりで、かなり恥ずかしい思いをしました。
いやマジでTOEICのスコアを伸ばすだけの勉強をしているヒト、絶対にそれではビジネス英会話は出来るようならないということは知っておいた方が良いですよ。
ビジネスは「Time is money」ですのでTOEICで頻出の副詞なんか使わんのです。
リズムや韻、詩的要素を求めない限り、ストレートで誤解のないシンプルな表現でほとんど済ませてしまうのです。
面談の結果、送られてきたメールがこれ↓
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Hi ○○ San,
I hope you are dong well.
IIt has taken <外資系会社名> some time to check into options for you.
Unfortunately, they did not find a good match at this time.
There may be something open up in the future but for now they will not be proceeding with your application.
I will also keep you updated of any other suitable opportunities that open up.
Let's keep in touch and see what we can find.
Kind Regards,
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はい、アウト~
でもまあ、いい経験させてもらいました。
無料で英会話のレッスンを受けられたようなものなので。
そしてスティーブソレイシィ氏の著作の素晴らしさも再認識しました。
英会話はアウトプットが大事!
↓1000本ノックを試すならこの新作がお勧め。基本英会話の集大成的な仕上がりになっています。
[CD-ROM付]英会話1000本ノック〈本番直前編〉