WinMXとかWinnyとか、日本ではろくな扱いを受けていないP2Pですが、海外ではけっこう真面目に議論されてるんですよというブログ。
タイトルを見てなんじゃこりゃ、と思った人もいるかもしれないが、私自身もそうだったりする。The Pirate Bayのブログ上に「Maybe」と題されたエントリが掲載され、その中で「それは迫っている」とだけ述べられている。これまで確信的な著作権侵害への加担を繰り返してきたことを考えると、非常に気になるところである。TorrentFreakはすぐさまこの書き込みに反応し、彼らにコンタクトを取っている。その内容を聞いたTorrentFreakは興奮気味に「BitTorrentコミュニティは永遠に変わることになる!」という始末。何がなんだかわからないけれど、とにかくすごいことが起こりそうだよ、というお話。というか予告。
原典:TorrentFreak
原題:The Pirate Bay: “It’s Coming!”
著者:enigmax
日付:April 24, 2007
URL:http://torrentfreak.com/the-pirate-bay-its-coming/
The Pirate BayのBrokepは、少し前にTPBブログ上に、謎めいた書き込みを残している。「It's coming」と彼はいう。この書き込みが、他のTorrentサイトにおいてなされるのであれば、ちょっと面白いことでもあるかな、と思う程度で済むかもしれない。しかし、これは『単なる他のTorrentサイト』ではない。これは、地球上でもっとも悪名高いBitTorrentトラッカーである。
The Pirate Bayの連中は、確かにメディアを大騒ぎさせる方法を知っている。Sunday Timesにインタビューを受けたり、Vanity Fairで扱われたり、島を買収して海賊島をつくろうなどというBitTorerrentトラッカー管理者は他にいるだろうか。そんなわけで、The Pirate Bayの管理者の1人であるBrokepからのこんな書き込みを見ると、非常に興奮してしまう。
...おそらくは、2週間のうちに、もしくはそれくらいで。そう、たぶんその2,3日中に。それは起こる。
もちろん、我々はBrokep説明を求めた。彼はこのように述べている。
過去、現在、未来。それは何も変わらない。しかし、1つ確かなことは、我々が数週間のうちに、変えるということ。
彼の答えは、すぐさますべての憶測に終止符を打った。それ(決してシーランドのことではない)は、本当に迫っている!すばらしい!あと2週間で、BitTorrentコミュニティは永久に変わることになる!
乞うご期待!
結局のところ、全くわからないなぁ。昨日のエントリでは、Nine Inch NailsがThe Pirate Bayを利用して配信を行っていることを紹介したけれど、それもここまで大げさなことでもないし。それに、おそらくThe
Pirate Bayとの関係があってのことではないと思うしね。それとも、The Pirate Bayがレーベルでも立ち上げるとか?それも考えにくいしなぁ。
この記事にもあるとおり、The Pirate Bayはこれまで非常に好戦的な行動をとり、注目を集めてきた。うちのブログでもかなり紹介してきたと思う。
The Pirate Bay、コピーライトヘイブンを求めて北朝鮮大使館にサーバを移転、とアナウンス
国際知的所有権協会、ThePirateBayを名指しで懸念対象にあげる
The Pirate Bay、Oscarをユーザが決めるOscarTorrentsを開始
thePirateBay、mininova、TorrentspyがAlexaのトップ200入り
The Piarte Bay、海上国家シーランド買収に乗り出す
ThePirateBay、TVセクションを更に拡張、近日中にRSS-feedも
PirateBay、ISPに対しAllofmp3へのユーザの接続を求め圧力
これでも一部だったりする。しかし、おそらくはこれ以上の何かをしてくれるというのだろう。彼らなりのやり方で、著作権団体や著作権者を黙らせる方法でも見つけたのだろうか?とりあえず、期待して待ちたいと思う。
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