Microsoft、高速化したWebブラウザ「IE8」の正式版を公開
3月18日(現地時間) 発表 米Microsoftは18日(現地時間)、Webブラウザ「Internet Explorer 8」(以下IE8)の正式版を、米国東部標準時間の19日12時(日本では20日午前)より提供開始すると発表した。英語版のみならず、日本語版を含む各国語版が公開される。 IE8では、HTMLパーサーやCSSルールプロセッシングなどの性能を向上させており、表示速度の高速化を図った。同社によるベンチマークの結果、世界でもっとも人気のあるトップ25のWebサイトのうち12サイトにおいて、ほかのWebブラウザより高速に表示できたという。また、Firefoxと比較して3倍、Chromeと比較して3割多いサイトで最速の表示を実現したという。 また、W3Cが定めるCSS 2.1標準に対して、市場にあるいずれのWebブラウザよりも多くのテストケースに合格しているという。一方で、IE7からのスムーズな移行ができるよう、互換表示モードを備える。 機能面では、Webページ上のキーワードを選択して、コンテキストメニューからそのキーワードに関連したほかのWebサービスにアクセスできる「アクセラレータ」、RSSフィードの一部を切り出してお気に入りに保存し、アクセスを容易にする「Webスライス」、タブの色分け、閉じたタブの復元などを搭載した。 セキュリティ面では、履歴を保存しない「InPrivateブラウズ」、危険性のあるページやダウンロードに対して警告する「SmartScreenフィルター」、クロスサイトスクリプトティング攻撃対策の「XSSフィルター」などを搭載した。
また18日、Webプラットフォーム技術の新バージョン「Silverlight 3」のベータ版も提供開始した。Silverlight 3では新たにH.264ビデオの再生をサポートしたほか、GPUによる再生支援機能、Webブラウザ外でスタンドアローンアプリケーションとして実行できる機能などが追加されている。 □Microsoftのホームページ(英文) (2009年3月19日) [Reported by [email protected]]
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