国内21社のWebサービスがIE8の新機能に正式対応
2月5日 発表 マイクロソフト株式会社は5日、国内21社のWebサイト/サービスが、Internet Explorer 8(IE8)の新機能に正式対応したことを発表した。これにあわせ、同社は記者発表会を開催し、コマーシャルWindows本部本部長の中川哲氏が概要を解説した。
IE8は、2008年8月のベータ2を経て、2009年1月27日に製品候補版が一般公開された。まだ、製品版ではないがすでに25カ国語のバージョンが用意され、無償電話サポートも提供されるなど、製品版に近い体制が整っている。 そのような中、国内21社による80種以上のWebサイト/サービスがIE8の新機能に正式対応した。中川氏によると、製品候補版の段階でここまでサードパーティの体制が整うのはIE8が初だといい、IE8単体の品質のみならず、それを使って利用するサービス/コンテンツも充実している点をアピールした。 具体的には、各社がIE8の「検索候補」、「アクセラレータ」、「Webスライス」といった機能を活用したサービスや機能を提供する。 一例として、gooを検索プロバイダに指定して、IE8で検索を行なうと、検索候補機能により、キーワードの最初の数文字をひらがなで入力しただけで、そこから推測される検索候補が自動表示される。 たとえば「ふじ」と入力した時点で、「富士通」、「富士山」、「不二家」といった推測結果が表示される。これは、gooを運営するエヌ・ティ・ティ・レゾナントが、NTTで開発した「ふりがな変換機能」をベースに実装した技術で、ふりがなと漢字を紐付けし、同音異義語や表記の揺れと言った問題を回避し、間違ったキーワードからでも情報にたどり着けるようにした。 さらに、画像表示機能もあり、タレント名などで検索すると、プルダウンに顔写真と紹介文も表示される。
カカクコムは、「価格.com商品検索アクセラレータ」というアドオンを提供。これにより、ブラウザ上で商品名を選択し、「価格.comで検索」にポインタをあわせるだけで、商品の最安値情報が表示されるとともに、価格比較、レビュー、クチコミなどへのリンクもアイコン表示される。また、同社サイトで商品の「最安価格」をWebスライスとして登録できる。 Yahoo! Japanでは、Yahoo!オークションでWebスライスに対応し、アイテムの現在の価格、即決価格、入札残り時間、入札件数をワンクリックでリアルタイムに確認できるようになる。 また「Yahoo!辞書」をインストールすると、アクセラレータ機能により、選択した単語から最適な辞書/辞典を自動判断し、その語の意味の概要を表示してくれる。 これらのアクセラレータなどは、マイクロソフトが運営する「Internet Explorer 8アドオンギャラリー」で入手できる。このサイトでは、IE8向けの各種アドオンが入手できるだけでなく、評価付けや、アップロードもできる。また、このサイト自体もWebスライスに対応しており、その日もっとも人気のあるアドオンを紹介する。 □マイクロソフトのホームページ (2009年2月5日) [Reported by [email protected]]
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