2011/12/11

開発者の想いにべた惚れ!話題のO2Oプロダクト「LittlePrinter」の裏側

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今回はとってもかわいいプロダクト「Little Printer」のついて、開発者の想いやコンセプトなど、ほかのメディアではほとんど語られることのなかった部分に着目して紹介します。



この度、ロンドンのデザインスタジオBERGが「Little Printer」を発表しました。
BERG CLOUDを活用して、毎日ニュース、パズル、ToDoリストなど、ユーザが選んだ情報を紙で届けてくれます。かわいさも然ることながら、「プリンタ」という存在をまったく新しいカタチでリデザインしたすばらしい製品。すでにFoursquare、Nike、Googleなどとパートナーシップを結んでいます。詳しくはこちら

これまでにも、見えないインクコミックARのおもちゃiPadライトペインティングなどを手がけてきたBERG。BERGのCEO Matt Webb氏の描くビジョンにはほんと惚れ惚れします。
僕たちのスタジオが生み出したいのは、いつも美しく、独創性があり、これからの主流になるものなんだ。そしてそのプロダクトとは、いまある世界ではなく、本来あるべき世界のためにデザインされた、喉から手が出るほど欲しくなるようなもの。 CEO Matt Webb


BERG CEO Matt Webbはなんと5年前からこのアイデアを持っていました。
当時のソーシャルレターボックスのコンセプト画像がこちら。



Matt Webb氏は経営者としても素晴らしい視点をお持ちで、LittlePrinterに込められた思いを語られています。
紙はソーシャルメディアにとって理想のインタフェースだ。ここでいうソーシャルメディアとは無意味なアップデートばかりあるもの(TwitterやFacebookなどのこと)ではない。現実世界の小さな人々のグループ、そう、家族のようなものだ。ボクは物質的なモノが好きなんだ。紙のいいところは共有されるために作られてるってこと。あと、紙はすべての人々にぴったりの技術なのさ。いまボクらが専念しているものは情報の密度と楽しさなんだ。一日でたくさん見たい、持ち運びたいとおもう情報を印刷するんだ。だから印刷することに価値があるんだ。


Little Printerは単なるかわいいプリンタではありません。
ウェブの情報を現実世界の「紙」にする行動により情報の質を高め、かつ、すべての人にやさしいインタフェースにすることで情報を扱いやすくした、まさにO2O(Online to Offline)の可能性を提示したともいうべきすばらしい作品です。
2012年にベータ版としてプレオーダーを開始するそうです。
フレンドリーなLittle Printer、ぜひ一緒に生活したいものですね:)


(こちらの文章はPlaySocialに寄稿した記事を元に再編集したものです。)



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