【2021年5月前半】平凡なサラリーマンの資産運用という脱獄記録
最近、会社での労働と相場に翻弄されて精神的な課題が浮き彫りになったため、G・Wは家族でキャンプを満喫したり、筋肉痛になるまでサーフィンしたり仕事とマーケットから頭を切り離そうと決めていました。
が、しかし。
私が休暇を満喫している間に、私の米国株ポートフォリオが焼かれておりました。。。お金返して。。
こちらがGW明けからの1週間(6日~13日)のセクター別マーケットパフォーマンス。
ボコボコにされています。
起きていること
・木材や金、トウモロコシなどの先物価格が上昇
⇒インフレ懸念
・好決算にも関わらず株価が動かない
歴史的な好決算が続出しています。しかし良い決算を出しているのにも関わらず米国企業の株価は平均して0.9%程しか上昇していない。
むしろ暴落するような銘柄も見られます。ただ、平年の高決算後の株価上昇率は0.8%という事実を捉えるのであれば、去年が異常であって、普通に戻ったと解釈することが自然な気がします。
また、ここまで全体的に決算が良いと決算が良いことに対する価値が相対的に下がっている。
・イエレンさんの発言
「経済の過熱を防ぐために金利が上昇する必要がある」との考えを示しました。その後金利上昇に特に敏感なグロース系の株価が急落。24hを待たずして、「利上げ予想せず」 先の発言を軌道修正。
・バイデン大統領がワクチン特許放棄を発言
ワクチン銘柄全体が急落しました。
・ハイパーグロース銘柄の急落
イエレン発言前後から資金の流れが完全に変わったと言えるほどの値動きを見せています。また、その後も「良いニュースが悪いニュース」状態で、経済正常化、ワクチン接種、雇用の回復が順調なほど、今後金融引き締めがある、テーパリングが起こるとマーケットは先を読みます。結果、大企業や景気敏感銘柄が上昇し、今まで元気だったグロース銘柄が焼かれています。
・5月7日_米国雇用統計のネガティブサプライズ
非農業業部門雇用者数変化
結果:26.6万人
予想:97.8万人
(前回:91.6万人)
失業率
結果:6.1%
予想:5.8%
(前回:6%)
こちらを受けて、マーケットの金融引き締め懸念が若干後退しました。
・4月アメリカ消費者物価指数_記録的な大幅な伸び
総合指数が前年比4.2%上昇しました。(市場予想は3.6%上昇)インフレの進行が市場の予想以上に進んでいることで金融緩和終了時期が前倒しされる懸念からアメリカ10年債利回り急騰。これにより、5月12日の米マーケット全面大幅安となりました。
5月前半に私がしたこと
・$FSLY損切
売上高、EPS、新ガイダンスともにコンセンサスを下回る悪い決算でした。
また、同社CFOの退任を発表しました。この銘柄は一時は100%以上の含み益を出していた銘柄でした。前々回決算でミスした事実があったのにも関わらず、個人的な感情が邪魔をして手じまい出来ませんでした。最大級に反省しています。
切り捨てです。
・時合いを鑑みたリスク管理と資金管理のための調整_4銘柄
$CRWD:時合い加味し半分売却。落ち着いたら同じ枚数買い直し予定
$DOCU:時合い加味し半分売却。落ち着いたら同じ枚数買い直し予定
$AFRM:決算問題ないが時合い加味し半分売却。落ち着いたら同じ枚数買い直し予定
$NVDA:ブレクアウトからの新波動入りシナリオが崩れたので売却。
これらは資金管理の為の調整なので切り捨てたわけではないです。また買い戻し予定。
・VTIの購入
FSLYの売却と並行してVTIを購入。5月段階では2021年の市況感を鑑みて、
VTIとVHTで全体の35%程を構成したいと考えています。
・VHTの購入
機械的に積み立てていきます。ディフェンシブ銘柄をコツコツ積んでいく予定です。
5月後半に私がやること
・保有銘柄の決算が出てくるので引き続き銘柄精査
×なら売る、〇ならホールドを機械的に行います。
・耐える
今まで1度も決算でしくじってない銘柄や、それに近い銘柄は時合いが悪いと割り切り、ひたすらに耐えるつもりです。
アメリカのGDPが7%近くの成長率を見せていますが、これは異常です。長くは続かないと思います。
来年は通常の成長(2%~3%)に戻ることを考えるのが自然で、場合によってはパンデミック克服に手こずる可能性も大いにあります。
おわりに
近所のスーパーに60歳を超えているであろう男性店員さんがいます。
オシャレで背も高く、そしてとても楽しそうに働かれている姿が印象的です。
妻と同じ意見だったのですが、あの人のように働くことが理想だよね、と。
ここからは推測になりますが、恐らく子育ても終わり、現役も引退し、評価やもろもろの重圧から解放されたのだろうなと思うのです。
人はプレッシャーが活力にもなりますが重圧にもなっています。
私も、あの店員さんのような働き方を可能な限り早く出来るように労働と相場に向き合っていきたいと思います。
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