キッキングホース★ラプソディ 志乃ルート

「人の恋路を邪魔するやつは、馬に蹴られて死んじまえ」。
その「馬」係が「キッキングホース・ラプソディ」。

ミドルプライスなALcotハニカムぷれぜんつ・ハニカム文庫。
第1弾が☆4評価「リアル妹がいる大泉くんのばあい」、第3弾が☆2評価「春季限定ポコ・ア・ポコ!」。
その第2弾であるこの作品が抜けていたのを思いだし、崩してみることにする。
ハニカム文庫シリーズは3ルートしかないから、サクっと終わらせられそうだしね!

公式の推奨攻略順は「 志乃 → 聖 → のばら 」。
私もその通りに進めてみようと思います。

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ということで、元気系丸投げ娘・辻志乃ちゃんから攻略。
CV:日向苺は、「リアル妹がいる大泉くんのばあい」の親友の妹・妹尾美紀の声優さん。
声質は好きでも嫌いでもない、無難な感じ。

志乃ルートは「恋愛と友情の両立」がテーマ。

もともと、志乃とのばら「親友」としての関係があった。
そこに、キッキンというアルバイト繋がりで主人公が入りこんできた。
そのせいで、友情のバランスが一度崩れそうになる。

根が甘えたがりな志乃は、のばらにはできない面で、主人公に少しずつ甘えられるようになっていく。
のばらにとって、それは志乃を「取られた」ように感じてしまう。
そうして、二人は少しずつすれ違ってしまい、弱った志乃は主人公にべったり甘える道――主人公と付き合う道を選ぶ。

志乃とのばらの齟齬は、のばらから歩み寄ることで解決する。
のだけれど、のばらがあまりにも素直に仲間はずれの寂しさを告白してきたせいで、志乃も主人公も付き合い始めたことを言い出せず、ずるずると時間ばかりが経っていってしまうのだった。

「言ってしまったら、関係が壊れちゃうと思って」


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これは、言わば「三角関係」で、「ハーレムエンド」なお話。

エロゲー的に三角関係というと、志乃ものばらも主人公が好き!だからハーレムエンド! となるのが普通。
だけど、のばらが好きなのは主人公ではなく志乃なわけで、このハーレムは主人公ではなく志乃のハーレムになる。
これはなかなか新しいエンディングだ。

聖ちゃんは「ぐだぐだですね」とか言っていたけど、かなり現実的なハッピーエンドだと思う。
このエンディングは、「恋人」としての主人公も「親友」としてののばらも「自分じゃなきゃ甘えさせてあげられない領域」を持っているおかげで成立する。
志乃が「甘えたがりな妹属性を隠し持つ女の子」という、ワガママが許されるキャラ付けがなされているせいもあるけど。

何はともあれ、この設定が巧妙なおかげで、かなりスッキリした終わり方になっていると思う。
シナリオ的には、☆3良作評価もギリいけるかな? という感じ。

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しかし、シナリオよりも志乃ちゃんのキャラクターが素晴らしすぎるルートだった。

志乃ちゃんの第一印象は「あんまタイプじゃないかも……」。
男言葉とかめっちゃ使ってくる、女の匂いをあまり感じさせない体育会系。貧乳だし。
いや貧乳なのはプラスポイントなんだけどね。

この志乃ちゃんの、ルートに入ったときの豹変ぶりったら!!
「え、この子めっちゃかわいくね!?」と、モニターの前で3回くらい自問自答するレベル。
いやほんとマジでかわいいよ、いやマジで。語彙が貧弱になっちゃうくらい。

普段は強気な上から目線ポーズを取ってくるけど、二人の時は受け身な仔猫ちゃん。
エッチになるとドMになり、普段のキャラが崩壊しちゃうところも堪らないね!
これは間違いなくギャップ萌えだよ!
「あたし、草太くんに調教されちゃってるから……」とか言い出すのもヤバい。

肝心のエッチシーンのエロさも十分。
志乃ちゃんが感度良好なエロっ子なのもあり、尺が長いのもあり、CGが良いのもあり。
絵自体は別にそんなに上手くはないのだけれど、感じてる女の子の表情はツボに入ったなぁ。

シーンは3回6CG。どれも実用レベル。
主人公とのエッチにドはまりしていく志乃ちゃんは、全力でエロゲーヒロインしていたのでした。
ふぅ……。
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