ちはやふる2 3、4話

第三首 つくばねの

都大会その1。ウザキャラ新入部員・筑波秋博回。
1期では千早の誕生日あたりで合宿してから大会に挑んでいたと思ったけど、今回は割とあっさり。

駒野の配慮で、筑波とスミレちゃんも試合に出ることができた。
その戦いっぷりは、やっぱり青春ぽくてとてもイイカンジ。
スミレちゃんは完全に巻きこまれだったけど、最後は燃えてたしね! 負けちゃったけど。

しかし、やっぱり袴っていいね!
千早が輝いていたよ! かなちゃんもね! スミレちゃんのも悪くなかったよ!
私にとってはご褒美回です。

今回のサブタイトルの歌は、筑波くんにちなんだもの。

筑波嶺のみねより落つるみなの川  恋ぞつもりて淵となりぬる
  一三 陽成院

筑波山の峰から流れ落ちる男女ノ川と同じように、私の恋も積もり積もって深い淵になってしまった。



第四首 ひとにはつげよあまのつりぶね

都大会その2、トーナメント準決勝。真島太一回。
相手は、同じ白波かるた会A級選手の坪口率いる、朋鳴高校。

太一はA級に上がるため、努力しつづけてきた。
けれど「運がなくて」勝ちきれず、B級に甘んじている。
そんな太一を揺さぶるのが、努力では超えられない「才能」という幻の壁。

いやはや、坪口さんのやりかたは本当に汚い。
けれど「流れが来てないんじゃないか」「自分には才能がないんじゃないか」という幻想を打ち破るのも、自分の力。
仲間を信じて、自分を信じる。
そうして、太一の積み上げてきた努力は、確かに彼を勝利へと導いたのだった。

今回のサブタイトルの歌は、これ。

わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと  人には告げよあまのつりぶね
  一一 参議篁

大海原を多くの島々の間をすぎて沖へ船を漕ぎだしていったと、あの人にだけは伝えてくれ。魚を釣っている船よ。

この歌は、天皇に逆らって隠岐へ島流しになるときに詠まれたものらしい。
遠くへいく思い、今回は太一の「一人でも強くなりたい」だろう。
そして「あの人」は、千早のことに違いない。

太一にタオルを渡してくる千早はヤバかった。
千早はいつも真っ直ぐだから、余計にあのまなざしにはドキドキしちゃうよ!

千早を見てたのは太一だけじゃない。
千早も太一を見てくれていたんだ。
太一もそれに気づいたから、自分に集中することができたんだろう。

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きっと勝つだろうと思っていても、試合を見るのはやっぱり楽しい。
スミレちゃんもすっかりかるた部員になってたしね!
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