滝沢牧場犬ぞり計画

Presented by 犬力舎。野辺山で犬ぞりを楽しみませんか?というブログです。

3月になってからの銀世界も楽しませてもらいました

2月の4週目になって思いもよらずシーズン延長を体験することができ(前記事です)、その直後にまた大雪が降りました。
良い感じに低い気温が続きましたので、1週間後の3月2日もさらに雪の量は多い状態で犬ぞりコースを利用することができました。


3月まで野辺山で犬ぞりができるとは、暖冬シーズンだとずっと言われてきただけにあまり予定してはいなかったのですが、みなさんやはり「好き」だから…
無理にでも都合をやりくりしてここに来ます。


ただし、雪の量が多いということは単に喜ばしいこととも限りません。
コース作りはそれなりに労力が必要になります。
私たちがコース利用の予約をすると、牧場のトレイル作りの担当の方がせっせと重機を動かして整備をしてくださるんです。
犬ぞりコースだけではなく駐車場もですし。
今シーズンは、大雪が降っては数日で溶けて無くなるパターンの繰り返しでしたので、毎回「イチ」からの作業だったと思います。とても大変なことです。
そのへんも感謝しつつ、ここ1ケ月は牧場との情報交換を続けてきました。


今回のトレイルは雪が多めで締まっておらず、圧雪がもう少し必要な状況でした。
牧場の担当者さんも日中は別のお仕事がありますので、私たちができる範囲で追加整備をします。

これでも雪が剥げて土が見えてる状態で走るよりはずっっっと良いんですよ。
でも雪が締まっていないことで不都合があるってどういうこと?
→ 走ってみると実感しますよ。気持ちよく橇を滑らせるためでもありますし、犬の安全にも繋がります
(逆にガチガチに凍って凸凹したトレイルだったら、それを削る手段も使います)


橇(そり)を走らせたら整備に出て… をみんなで分担しながら一日楽しみました。


今シーズンの走り納めに来た! というチーム。
先輩マッシャーさんから橇の乗り方を教えてもらいながら楽しんでました。


約7年ぶり?くらいに滝沢牧場コースを味わってくれた親子チーム。

また来てください!


今シーズンはイベント開催時以降ずっと縁の下で力になってくださっているチーム。


他にも、今シーズンから犬ぞりを始めたパワフルチームが3度目の野辺山入りで、まじめに取り組まれている姿を傍から見て こちらも初心に返って考える機会をもらえました。


犬ぞりはちょっと間違えると危険な「スポーツ」です。
人間は「練習」と思ってやっていても、犬たちにとってはそんなのわからない毎回「本番」です。自分だけでは成立しない、犬と心を通わせるスポーツです。
そういうことを頭に置きながら、いかに犬と一緒に「楽しむ」か!が醍醐味です。
ここ滝沢牧場に犬ぞりをやりに来られる方々との交流を重ねてきて、「楽しかった」と言ってもらえたことが牧場の社長や裏方スタッフさんに報告できたとき、少しホッとします。



この冬にチーム犬力舎、8歳♀と7歳♂のシニアチームになりました。
私事になりますが、今年は冬に入る直前にマラミュートのハルクが足を痛めました。
ハルクは治療をしながら先生と相談の上ゆっくりペースでリハビリトレーニング、アラスカンハスキーのジェリーは好調ではありますが春にはもうひとつ年を取る子で、2頭引きチームであと何年できるか先が不安な中、自転車トレーニングを1頭ずつ別々のメニューで行うというシーズンインとなりました。
雪の季節に入ってもチームをMaxで走らせるのが怖い、そんな気持ちでいつもいました。
それでも犬たちは飼い主のために走ってくれるのです。
今シーズンはここ野辺山で犬たちの走る姿を後ろから見るたびに何か温かいものを受取っている感覚になりました。


野辺山の滝沢牧場は、初心者さんだけでなく、シニアチームが走るのにも優しいコースです。


犬ぞりは犬も人間も「同じ方向を向いて走る」お互いに顔を見合うことのないスポーツです。だからこそ、お互いを思いやる気持ちを送信・受信することが大切かと思います。
その先に「楽しい!」があるんです。
初心者さんのレクチャーではこんなことまで話すことはありませんが。。。



締まっていないトレイルの影響を受けやすい うちのチームです。。。

ハルクは約40kg。重量級の犬がここを走ると… いちいち脚がハマるんです。
まじめに走りたくても気持ちが萎えますよね。
そういうことです。


さぁ、今週末も犬ぞりコース使えますとの発表がXに出ています。
いよいよ本当のシーズン最後となりますか⁉

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