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おぎやはぎ矢作が芸人となることを決定づけた、加藤浩次・マッコイ斎藤との出会い

2015.10.03 (Sat)
おぎやはぎ・矢作兼は、高校卒業後、サラリーマン生活を経験するも、お笑い芸人を志して退社する。23歳の時、高校の同級生で友人の小木博明とコンビを結成した。

お笑い芸人を志していたとはいえ、矢作は「浩次くん(加藤浩次)と知り合ってなければ、芸人になってないわけだから」と発言している。

その理由として、矢作は以下のように振り返っている。

おぎやはぎ・矢作「芸人を志すきっかけとなった加藤浩次との出会い」

矢作兼:俺だって、浩次くん(加藤浩次)と知り合ってなければ、芸人になってないわけだから。

小木博明:そうだよね。あれが無かったら、本当に芸人になってないよね」

矢作兼:なってないね」

小木博明:だって、芸人っていうこういう芸能界ってスゴイ遠い世界だと思ってたからね。

矢作兼:そうだね。

小木博明:まず「(芸人に)なろう」って思わないからね。それが加藤さんが身近にいて、一緒に飲んで。

(中略)

小木博明:その時、『とぶくすり』に加藤さんが出てて。「『とぶくすり』知ってる?その加藤さんと飲み屋で会ってさ」ってところから始まったワケ。それでサッカーやってるときにまた、「昨日も遊んだんだけどさ…別に話してても、大したことないんだよな」って。

矢作兼:はっはっはっ(笑)

小木博明:それをスゴイ覚えてるの(笑)「大したことないんだよ」って。芸人さんとお話をした初めての人として、矢作がいるじゃん。それなのに矢作がそういう風にいうから、スゴイ身近に感じたの。

矢作兼:分かる。それは覚えてる(笑)

小木博明:「あんまり面白いこと言わないんだよな。だから、大丈夫」って(笑)あの辺から、急にお笑いが身近になったの。

(中略)

矢作兼:ふふ(笑)違うよ。それは誤解だよ。加藤さんは面白かったの。俺のイメージでは、面白いんだけど、ノリというリズムがね。「こういうことを言った時に、こういうことを返してくるんだ」ってことが、俺達とは違う世界の感じなんだなってことよりは、どっちかっていうと俺とか小木とかの感じとのノリに近かったのよ。

矢作は、初めて出会った「お笑い芸人」という存在に触れ、「世界が違う」と思っていた芸能界・お笑い芸人というものを、身近なものと考えるようになっていったのだという。

加藤浩次との出会い

矢作が加藤浩次と知り合ったのは、矢作の(お笑い芸人ではない)先輩が、加藤に紹介したからである。加藤がバイトをしていたバー・VIVで、バイト仲間である矢作の先輩に、「後輩でお笑いやりたいヤツがいるんだけど、浩次、ちょっと会ってくれる?」と言われたのがきっかけだった。

加藤は当時、フジテレビ系の深夜番組、そして『めちゃめちゃイケてるッ!』の前身番組である『とぶくすり』に出演していた頃である。加藤はそのバイト仲間の願いを聞き入れ、矢作と会うこととなった。

だが、そこでの矢作との初対面で、加藤は矢作に対して激怒することとなる。

加藤浩次、おぎやはぎとの初対面で煮え切らない態度に激怒したと告白「テメェら、舐めてんじゃねぇぞ!」
加藤浩次:そこで一緒にバイトしてたヤツが、矢作の先輩だったから。「後輩で、お笑いやりたいってヤツがいるけど、浩次、呼んで良いか?」って言うから。「ああ、いいよ全然」って。

遠藤章造:うん。

加藤浩次:それで来たのが、小木と矢作で。喋ってて。一応、俺はバイトで、小木とかはお客さんでしょ。後輩と言えど。「どういうお笑いやりたいの?」って話をしてたら、「どういう笑いをやりたいとか、僕ら別にないんですよね」って。

有野晋哉:ふふ(笑)

遠藤章造:そこまで、そんなプランないんですね(笑)

加藤浩次:たとえば、あんじゃない。とんねるずが好きとか、ダウンタウンさんが好きとか。「いや、そういうんじゃないんですよね」って(笑)

遠藤章造:「そういうんじゃない」って言うんだな(笑)

徳井健太:そんな前から、そんな感じなんですか(笑)何も変わらないでここまで来ましたね(笑)

加藤浩次:「そういうんじゃないんだよなぁ」って感じで。お酒も入ってきてて。「でも、あるじゃん。こういうバラエティが好きだとか」「ある程度、バラエティとか観てましたけど、こういうのとかは、特に僕らないんですよ」とかずっと言ってっから、「テメェら、舐めてんじゃねぇぞ!この野郎!」って(笑)

遠藤章造:そうなりますよね(笑)

有野晋哉:はっはっはっ(笑)酒入ってるから(笑)

加藤浩次:「テメェら、舐めてんじゃねぇぞ!」って一回なって(笑)「まあまあ、浩次、浩次」って(笑)

遠藤章造:俺の後輩だからって(笑)

加藤浩次:そっから、矢作と遊ぶようになって。小木とはそんなになんだけど


マッコイ斎藤との出会い

加藤は上記の話の中で触れていないが、矢作はその場に「(テレビディレクター)マッコイ斎藤がいた」のだと語っている。そして、怒り出した加藤浩次をなだめ、間を取り持ってくれたのは、マッコイ斎藤であると明かしていた。

おぎやはぎ矢作、加藤浩次との仲を取り持ってくれたマッコイ斎藤という恩人
小木博明:(マッコイ斎藤)あの人がね、「まあ、まぁ、しょうがないよ」ってゆるくしてくれたんだよなぁ、その場を。

矢作兼:そんなことがあって。普通、そんなことあると仲が悪くなりそうなもんだけど、その直後からスゲェ遊んでんだよね。ずーっと。なんでかなぁ。

小木博明:うん。

矢作兼:なんでか分からないんだけど。

小木博明:なんでそこで仲良くなるもんなの?2人でいきなり遊んでたでしょ?

矢作兼:最初は、やっぱり3人が多かった。俺とマッコイさんと加藤さんの3人。

小木博明:ああ。

矢作兼:ずっと3人で遊んでた。

小木博明:この後(最初の出会いから)すぐ?

矢作兼:うん。でも、多分、マッコイさんが取り持ってくれたんだよね。

小木博明:マッコイさんって、元々知り合いじゃないでしょ?

矢作兼:違うんだけど、なんか…「浩次と今日も遊ぶけど、来るか?」みたいな感じで言ってくれたんじゃないかな。

小木博明:ああ。

矢作兼:それで行ってたら、そんなことも忘れて徐々に仲良くなってくじゃん。

小木博明:ああ、はいはい。マッコイさんなのか。

矢作兼:そう。

小木博明:優しいからな、あの人。

矢作兼:そうそう。面倒見が良いでしょ。2人とも面倒見が良いんだけど。

マッコイ斎藤が加藤をなだめ、一緒に遊ぶ場に誘っていたことがきっかけで、矢作は加藤と次第に交流を深めていくことになる。

芸能プロダクション・人力舎に所属

矢作が芸能プロダクションである人力舎に所属した経緯・理由を、加藤は以下のように語っている。

加藤浩次、おぎやはぎ矢作が人力舎に所属することとなった理由を明かす「人力舎のネタ見せでベタ褒めされた」
加藤浩次:矢作と遊ぶようになって。「どうしたい?」「吉本どうですか?」みたいな。「お前ら、東京出身だから、吉本とかじゃない方が良いんじゃない?」って話をして。「そうですよね」って。

遠藤章造:うん。

加藤浩次:「ナベプロにネタ見せ行こうと思うんですけど」「良いんじゃない?ナベプロ。東京の事務所だから」って。それで、ナベプロの事務所で、ネタ見せに行ったら、俺がバイトしてるところに、終わって来て。「ボロクソに言われましたよ。全然ダメですわ」ってちょっと落ち込んでて。

有野晋哉:ふふ(笑)簡単に入れると思ってたんや(笑)

加藤浩次:「ああ、ナベプロはそうか。じゃあ、人力舎行けよ。お前ら。ナベプロは大手過ぎるから、お前らに合わない」って。「人力舎に行け」って言ったら、「ああ、分かりました」って。

徳井健太:はい。

加藤浩次:それで、人力舎のネタ見せ行ったら、同じネタやったんだけど、ベタ褒めされたんだって(笑)

遠藤章造:合ってたんでしょうね、人力舎が。

加藤浩次:合ってたの。そういうのあるじゃん。事務所の方針みたいなのもあるし。

徳井健太:ありますからね。


加藤浩次:事務所の方針とかもあるし、カラーがあるから。人力舎にハマって。「僕ら、人力舎にします」って、そこに入って。

もし加藤と出会っていなかったら、渡辺プロダクションでのネタ見せで落ち込んでしまった矢作は、芸人になることを諦めていたのかもしれないと思わせるエピソードである。加藤のアドバイスもあり、矢作は人力舎に所属することになる。

マッコイ斎藤が紹介した『元気が出るテレビ』の前説

おぎやはぎを結成してまもなく、まだ事務所ライブにも出ていない2人は、『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』でADを務めるマッコイ斎藤に、前説の仕事を紹介される。

おぎやはぎ「ビートたけしの前で前説をした若手時代」
矢作兼:『元気が出るテレビ』の前説をやったときに…前説をね、マッコイ斎藤がやってたの。

小木博明:やってたんですよね。

矢作兼:俺らが芸人になったときに…なったって言ったって、何にも出てない時よ。ライブにも出ていないときに。

小木博明:口でただ言っただけだよね、「なった」って。

矢作兼:「なりました。今日から小木とやります」って言ったら、マッコイ斎藤に「じゃあ、俺、前説やってっから、お前ら代わりにやれよ」って言われて。突然呼ばれて、何にもできないまま、人の前に立ったことないのに、前説やれって言われて。

小木博明:そう。

矢作兼:「えぇ?」って思って。1回目、マコトくん(マッコイ斎藤)の観てたんだよね。1部の。

小木博明:1回目観てて。

矢作兼:こうやってやるんだって思って。お客さんイジリみたいなのやるんだよね。どうしようかと思って、お客さんとかイジれば良いんだって思って。やっぱり、イジリ方しらないから、『ブスだな』みたいな(笑)

小木博明:ふっふっふ(笑)

矢作兼:だいたい、オチもないただの悪口みたいになっちゃって。全然ダメで。

小木博明:ダメだったよ~。

矢作兼:15分くらいかな」

小木博明:なんだかんだやったね。

矢作兼:ね。出てきたら、たけしさん居て。たけしさんに、この前説聞かれてたのって(笑)

小木博明:モニターかなんか観てたんだよね。

矢作兼:観てたんだよ。

小木博明:「観られたぁ」って思って。緊張したなぁ。

始めての芸人としての仕事は散々な結果となったようだが、後にマッコイ斎藤と極楽とんぼとは、深夜番組で共演することとなる。

師匠・加藤浩次

加藤浩次、ひいては極楽とんぼというのは、「師匠」のような存在であると、矢作は語っている。

おぎやはぎ矢作、極楽とんぼ最後のライブの場所に加藤・山本が再び立ったことに感動「極楽とんぼは、俺らの師匠」
矢作兼:俺たちと極楽とんぼの関係、知らない人も多いと思うけど。もうね、師匠と弟子みたいな感じだから。

小木博明:うん。俺ら、弟子だよね。

矢作兼:弟子だよ、弟子。師匠と弟子制度がないだけど、もう師匠なの。

小木博明:あの極楽とんぼの単独ライブとかに、一緒に出てたもんね。

矢作兼:そうそう。

小木博明:アレが、20年くらい前なんだっけ?

矢作兼:そうだよね。

小木博明:毎年、呼ばれて出てたよね。

矢作兼:そう。俺たちが、単独ライブとかを結構、早めにやったじゃない?そういうのも、極楽とんぼのライブを見て、「ああ、こうやって作るんだ」って。お笑いの基本を学んだ人たちなんだよ。

小木博明:そう。全て、あの人たちから学んだんだよなぁ。

矢作兼:そう。そういうのもあるんだよ。だから、「なんで矢作が号泣なの?」って思うかも知れないけど、師匠みたいな人なの。だから、俺がジーンときちゃうのは分かるでしょ。

矢作にとって、「師匠」である極楽とんぼ、こうした2人との出会いは非常に大きな意味のあるものだった。

人との出会いが、その後の人生を運命づけることがある。まさしく矢作にとっては、「お笑い芸人」という存在を身近にしてくれた加藤浩次、そして加藤との間を取り持ってくれたマッコイ斎藤の存在が、芸人としての人生を運命づけることとなったようだ。


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