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オスカープロモーションの女性タレントの売り出し方

2013.01.10 (Thu)
2013年01月05日放送の「ショナイの話」にて、土田晃之がオスカープロモーションの鈴木誠司専務と対談を行なっていた。その中で、米倉涼子、剛力彩芽、武井咲らが所属するオスカープロモーションの女性タレントの売り出し方について語られていた。

米倉涼子の売り出し方

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土田「たくさんの数の女性タレントがいらっしゃるじゃないですか」

鈴木専務「はい、はい」

土田「売り出す作戦みたいなのって、あるんですか?」

鈴木専務「ありますね」

土田「あるんですか」

鈴木専務「あります、あります」

土田「個々に違うんですか?それとも、事務所全体的にこうしようっていうのがあるんですか?」

鈴木専務「基本的に、その子に合った売り方っていうのがありますけど、基本のラインっていうのは決まってます」

土田「あぁ」

鈴木専務「そこに変な話、ベルトコンベアみたいに乗っけていくみたいな感じで、売っていくっていうパターンが多いですよね」

土田「米倉涼子さんとかだったら?」

鈴木専務「米倉と菊川怜は、同時にモデルから女優宣言っていう形で女優デビューさせましたから、同じ事務所で、一気に2人の女優を同じ形で売っていくのは大変だろうってことで、当時は、米倉をドラマ中心にして、菊川もドラマは当然やりますけど、あの子は東大出なんで、バラエティを中心にやりながらドラマもやっていこうと」

土田「はい」

鈴木専務「ドラマ一本の子と、菊川はバラエティもやりながらドラマもやっていく、という2つになりましたね」

土田「そうなんですか」

鈴木専務「米倉はデビュー当時(1992年、第6回国民的美少女コンテスト時)、照れることもなく、今と全く同じ性格でしたので」

土田「堂々と」

鈴木専務「はい。将来面白いだろうなって思って見てましたけどね」

土田「はい」

鈴木専務「(特別賞を獲得して)『あっ、獲っちゃった』みたいな雰囲気じゃないですか」

土田「そうですね」

鈴木専務「涙なんか流しもしない。そういう感じなんですよね」

土田「米倉さんは、モデルさんになる前に仕事しまして。まだ、大阪の深夜番組のアシスタントやってる時に」

鈴木専務「あの子も売れるまでに、8年くらい掛かってますから」

土田「スッゴイ綺麗な人だなぁって思ってましたけどね。モデル期間があって、『この子たちを(女優として)売りだそうか』って思ったんですか?」

鈴木専務「そうですね。やっぱり、モデルっていうのはお父さんお母さんから生まれて、その生まれた形のもので勝負できてしまうんですよ」

土田「まぁ、そうですよね」

鈴木専務「見た目で」

土田「見た目ですもんね」

鈴木専務「身長もどうにもなりませんし、顔形も変えられませんので、そういう意味では、芸能っていうのは演技が上手くなくてはいけないし、喋りが上手くなければならない」

土田「はい」

鈴木専務「モデルの時とは違って、本人がその気になって『芸能界で頑張ります』って言うまでは、我々はどうこうしようとしても、形にならないので、本人が『頑張ります』って言うまでは、ずっと泳がせておくんです」

土田「へぇ~それができるプロダクションが凄いですね。普通は焦ってしまいそうですからね」

さらに、以下のように語っていた。

武井咲、忽那汐里、剛力彩芽のデビュー


土田「…あと、今で言えば平成3人娘(武井咲、忽那汐里、剛力彩芽)ですね」

鈴木専務「そうですね」

土田「この3人娘とかはどうなんですか?売り出し方って」

鈴木専務「武井に関しては、中学校の2年くらいでしたから。美少女コンテストのとき」

土田「はい」

鈴木専務「この年は当たり年で、忽那が特別賞で、武井がモデル部門賞とマルチメディア賞を受賞して、高校生になって東京に出てきて、そこからドーンといこうと」

土田「はい」

鈴木専務「剛力彩芽に関しては、正直言って、美少女コンテストには二次予選で落ちたんですよ」

土田「最後まで残ってないんですよね」

鈴木専務「はい。あの子も当時、小学校6年生で」

土田「小6だったんですか?(笑)」

鈴木専務「小さかったんですよ。でも、ダンスも上手いし、キャラクターもあるんで、『この子は本戦に残すよりは、将来的なことを考えれば、ウチに所属させて、モデルからスタートさせていこう』って形でやっていたので」

土田「あぁ」

鈴木専務「彼女も、意外と9年くらい苦労してるんですよ」

オスカー所属タレントには、明確な目標が提示される


土田「…ちなみに、決勝が21人。これは周りの大人たちが、『この子は5年くらいレッスンさせた方が良い』っていうのは、みんなで会議して決まるんですか?」

鈴木専務「あまり言っていいのかは分かりませんけど…必ず本人に『こういう形でいくよ』と、年間計画じゃないですけど、そういうのを全部示しますから」

土田「へぇ~」

鈴木専務「『あなたは、今年こうする。1年後はこうする、2年後はこうする』とか。ちゃんとプロモーション計画書を本人に見せます」

土田「プロモーション計画書ですか」

鈴木専務「『2年後のここで、こういうドラマをやるよ。映画をやるよ』って、全部書いて渡すんです」

土田「それを言われたら、言われた側も、『1年半後には映画があるから、もっと頑張らなきゃ。レッスンして、演技を覚えなきゃ』ってことになりますもんね」

鈴木専務「そのドラマのために、映画のためにってことで頑張れるんですよ」

土田「頑張れますね」

AKB48をどう捉えているか


土田「AKBって、色んな事務所に散って入ってるじゃないですか」

鈴木専務「そうですね」

土田「オスカーは、(AKB所属タレント)いないですよね」

鈴木専務「そうですね」

土田「いないですよね」

鈴木専務「ウチは、美少女コンテストっていうものを独自で持ってますから、秋元康さんが発掘された方を、わざわざウチでやるよりも、ウチの流れの中でやっていった方が、やりやすいですから」

土田「なるほどね」

鈴木専務「『AKB48、いっぱいタレントいますが、どうですか?』って言われるんですけど、『ウチはいいです。美少女コンテストの中から育てていきます』って言いましたから」

土田「一方、それに比べて太田プロはえげつなくとってますからね(笑)」

鈴木専務「おニャン子クラブの時に、ウチは後藤久美子がデビューしてるんですね。モー娘。が出てきたときに、上戸彩を出して、あの時に松浦亜弥ちゃんもいて、彩・亜弥対決とかって話もありましたけど」

土田「はい」

鈴木専務「今はAKBが売りだされてて、対抗するわけじゃないですけど、ウチは武井咲や剛力彩芽がいて。そういうたまたまのタイミングに、ウチもボンボンって出てくるんですよね」

土田「なるほど」

オスカープロモーションの『恋愛禁止』


土田「これだけ若くて綺麗な女性、いっぱいいるじゃないですか」

鈴木専務「はい」

土田「今、AKBとかもそうですけど、恋愛禁止って言われていますが、恋愛禁止とかはあったりしますか?」

鈴木専務「もちろん、あります。AKBより前に、掟っていったらおかしいですけどありますから」

土田「はい」

鈴木専務「基本的には、デビューしてから5年」

土田「デビューして5年?」

鈴木専務「はい。5年は禁止です。ただ、美少女コンテストを始めてから、決勝に残るメンバーがみんな13~14歳じゃないですか」

土田「そうですね。上戸彩ちゃんも12歳くらいですもんね」

鈴木専務「そうですね」

土田「ということは、17歳から恋して良いってことですね?」

鈴木専務「それじゃまずいってことで、ウチの社長と話して、『原則、デビューして5年だけども、20歳を越えてない場合は、20歳を越えてから5年』ってことになったんですよ。だから、25歳までは恋愛禁止」

土田「ズルイ(笑)」

鈴木専務「有名にもなりたい、でも恋愛もしたいなんて、そんな両方、上手くいくような甘い世界じゃないじゃないですか」

土田「もちろん、おっしゃる通り」

鈴木専務「そうなんです。だから、ある程度、世間も認めて、『この人は一流の芸能人だ』って思えば、事務所もOKなんだから、それまでは頑張りなさい、と」

土田「はい」

鈴木専務「『何のために(芸能界に)入ってきたんだい?』っていうのは言います」

他事務所のタレント


土田「よその事務所を見てて、『この子、もったいないなぁ』って人もいると思うんです。専務の目から見て、『俺だったらこうするのになぁ』ってみたいな子、ピーを入れるので、できれば5人くらいください(笑)」

鈴木専務「ふふ(笑)5人か」

土田「います?」

鈴木専務「います、います」

土田「一番気になるのは?」

鈴木専務「ここだけの話、米倉涼子がデビューしたときに、その後に"ピー"がデビューしましたね」

土田「いましたね。見た目は凄い綺麗ですしね」

鈴木専務「一瞬、米倉涼子の後にすぐにきましたから、『うわぁ、どうだろ?』っていうのはありましたね」

土田「もし、専務だったら、どうしてました?」

鈴木専務「この時期にこういうドラマをやろう、こういう映画をやろうってことをね」

土田「やっぱり女優さんのほうですか?」

鈴木専務「やっぱり女優さんでしょうね」

土田「うん、バラエティではなく?」

鈴木専務「ウチはどっちかっていうと、女優さんの方が強いですし」

土田「うん、うん。やっぱりそういう目で見ちゃうんですね」

鈴木専務「絶対に見ます」

土田「街とか歩いてて、やっぱりあるんですか?」

鈴木専務「家族と歩いてても、女の子しか見てませんから」

土田「専務、凄いですね(笑)」

鈴木専務「『趣味でしょ?』って言われるんんですけど、違います(笑)仕事、仕事って」

土田「お子さんはいらっしゃいます?」

鈴木専務「娘がいます」

土田「娘さんが、女友達とか連れてくると?」

鈴木専務「凄く気になりますし。もう、運動会なんか行ったら、自分の娘なんか見ませんよ。他の女の子ばっかり」

土田「運動会もそんな見方するなんて、もう職業病ですね(笑)」

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