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伊集院光「twitterで批判されても続けられるワケ」

2012.10.16 (Tue)
2012年10月16日放送の「伊集院光 深夜の馬鹿力」にて、ドランクドラゴン・鈴木拓の『逃走中』での行動について非難が殺到した件について語っていた。

伊集院光「ドランクドラゴンの鈴木くんがさ、テレビの『逃走中』で…みんなで集団鬼ごっこみたいなやつでしょ。それで捕まらないで逃げきると賞金がもらえて、捕まっちゃうと生肝を喰らわれちゃうんだったっけ?(笑)それか、一生心が動かなくなるんだって(笑)たしか」

「さらに、自首ってルールがあって、自首するとみんなのためにはならないけど、自分のためだけに、お金を得るために自首ってルールがあって。それでドランクドラゴンの鈴木くんは自首してさ」

「そしたら、twitterに『お前、キタネェぞ』ってすごい叩かれて、鈴木くんがtwitterやめちゃったって一連の流れがあってさ。思うんだけど、すぐに『逃走中』に鈴木くん出した方がいいよね。出して、このことも踏まえて番組を作ると絶対に面白いよね」

「あと、鈴木ルールとか。ヒドイ目にあっちゃった鈴木くんが、また自首するのが面白いね。金のためだけに自首したりとか、『もう自首するたびに炎上するのは懲り懲りだ』って言って、3回目に出演してまた自首するのが面白いね」

「それで、それを真似て自首しようとする新参者に対して、『どれだけ心がきついか、お前に分かるか、お前に』って言って、分かんないけど第何回目かに、盾になりに行ったりとか。そういうのが一番おもしろいね」

「それでさ、twitterとか流行ってるから、こっちはよくtwitterやってると、『金にもならないのに、なんでtwitterやってるのか分からない』みたいなつぶやきがきたりするんだけど、基本、そこは褒めてもらえると思ってやってんだよね、なんかね。やったほうが、みんななんか喜んでくれるんじゃないかって思って」

「それでやって、意外に距離が近くなった分、抗議も近いじゃん。褒めてくれる距離が近くなったってだけの良い方はとれないから、悪口とかクレームとかもすげぇ近いから、ひどい目に遭うじゃん」

「トータルテンボスの藤田くんも、twitterやめたとか言ってて。たぶん、この段階でもみんなが俺に言いたいことは、『伊集院、オープニングから面白いよ』っていうよりも、『そろそろエコーを切れ』っていう(笑)そのクレームは岡部さんのtwitterに送ってくださいよ。お前が好きにやれよ。エコーを切るとか切らないとかは。ミキサーなんだから…ちょっとエコー切ってもらっていいですか(笑)」

「ミキサーの岡部さんのフォロワーからどんどん攻撃されちゃうから(笑)やってないからね、岡部さんはtwitter。それで多分、それ(twitterを続けていく上での抗議)に対して大丈夫なのは、だいたい子供の頃から、良かれと思ってやったことでみんなが引くような結果になることに慣れているっていう(笑)喜んでもらおうと思って失敗することに慣れているのが一個」

「それと、俺のポリシーとして、『長年ラジオに来ているネタやハガキを全部読む』ってやってると、それは褒められることばかりじゃないし、かなりアツアツのやつもくるっていう(笑)あと、twitterと違って、ニッポン放送時代は、もっと聴いてる人とラジオDJの人の距離感がメチャクチャ近いんですよ。ほんとに、普通の出口ですからね。そこから、ビートたけしから、高々、伊集院光まで、全部出てくるから。そこで普通に出待ちしてくるから」

「しかも、目の前で普通にタクシーに乗って、みんなが知っているところから出てくるから、当時、原付で家を突き止められて、家の前で、今でも覚えてますけど、迂闊にみんなが喜んでもらえると思って、軽く工藤静香さんの悪口を言った夜だったんだけど(笑)喜んでもらえるんじゃねぇかって思って」

「それで、家の前で待ってた奴に、急に暗闇から出てこられて、耳元で『…調子に乗ってんじゃねぇぞコノヤロウ』みたいな。ツイッターだよね(笑)それ。だけど、それツイートだけで済めばいいけどさ、その人、刃物を携帯してたりしてたからね、当時。それに比べたら、twitterはまだ大丈夫っていう(笑)」

「まだそういう機能は無いんでしょ?USBで上手く刃物を操作して、軽く命の危険を覚えさせる、みたいなのは。ビル・ゲイツが頑張っちゃわなければ、大丈夫なんでしょ?まだ。もしくは、ソフトバンクが頑張っちゃって、そういう機能とか付けられちゃうと困っちゃうけど。そんなんなんだなぁって思って」

さらに、以下のように語っていた。

「なんだろうね。なかなかビッタシいかないなぁって思うのは、ああいうので炎上するときに、テレビって、みんな視聴率落ちてますよ、とか、テレビ離れが進んでますよっていうけど、ほんとに?ってくらい数字高いと思うんだよね」

「視聴率の一覧表みたいのTBSにあるけど、見ると、凄い日はゴールデンの横並びの数字を足すと、普通のときで70%くらいあって。日曜の夜、大雨降ったりすると、90%近いときとかあるわけ。これ、BSとか入ってないんだよ?なのに、30%みたいな番組があんまりできなくなったのは、おそらく好みが凄い分かれてるってことだと思うんです。ニュースがすごいとってるのと同時に、歌番組もとったりとかしてるから。だから、分散されているだけで、好みは凄い広がったけど、テレビ自体は見てるってことと、一個のテレビを見ている中でも、良い意味だとクールに、悪い言い方をすれば冷めて見ている人もいるじゃん」

「たとえば、『逃走中』みたいな番組をみて、軽く揉めた時に、『あんなの全部、台本だろうに』って人もいれば、逆に、『鈴木許すまじ!あんな卑怯な真似をするのは、絶対にダメだ』みたいな人もいる。俺からしてみれば、台本でもないしね。別に台本でもないし、かといってテレビの枠を外れて人格を否定するほどの感じでもないし」

「『逃走中』であれくらい怒られちゃうって考えたら、俺はさすがに『逃走中』に呼ばれないと思うの。一生懸命にやることで、途中で胸を掴んで、もがき苦しんで、この番組はいつのことですってのがテロップで出て、そのときには法事も済んでいるっていう…よくオンエアするけどね(笑)そのレベルの事故で(笑)スギちゃんレベルの話じゃなくなっちゃうから、俺が『逃走中』に呼ばれることは無いと思うけど、俺のような韋駄天が(笑)」

「『逃走中』のあの感じで怒られちゃうってことは、やろうとは思わないけど、もしQさまで、意外と漠然としたルールで、『今から席替えします』ってなるじゃん。それで、席替えの権限がたまたま僕にあったら、大体の時は、みんな10番とかいきたくないんだけど、急に1~2番の人が奥にいくのもなんだからっていうから、あんまりあの席替えって使われることがないわけ」

「結果、今のままでいきましょうか、みたいになるんだけど、Qさまのルールでいうと、おそらくあの時に宇治原くんを1番にして、全部の問題を『10!』って選ぶじゃん。それで答えの手前一文字まで書いて、『やっぱ消す』ってパスして、次の9も同じようにやって、全部やってから回すと、全問正解すると思うんだよね。それやったら、どうなるんだろ(笑)それを俺がやったときに、世の中の人、どういう感じになるんだろうかって、ちょっとワクワクしたりとか」

「勝手なこっち側の意見でいうと、なんだかんだで褒められたくてやってるから、真逆が出た時、凄い凹むわけですよ。それで、『何をそこまで…』って思うわけですよ。だから、なるべく褒めるか放っておくかして欲しいって思うこっちのワガママと、『褒められる側だけあるわけねぇだろ』ってそっちの意見とあるんだけど、多少、寝かした方が面白いよ」

「『なんだお前!』って急にやるよりは、しばらく調子に乗せてから、叩くなら叩く方が面白いかなぁって。そのいい味出してきたころね。いい味出してきた頃に掬うと、ちょっとおもしろいのかなって」

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