オードリー・若林とナイツ・塙が語る「THE MANZAIの舞台裏」
2012.04.15 (Sun)
2012年04月14日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、ナイツ・塙宣之、土屋伸之がゲスト出演していた。
若林「俺は、凄いと思ったよ。THE MANZAI見て。優勝というものをみんな狙ってると思うんだけど、2人だけが、そこを超えていたと思った。自由な感じ」
塙「真面目な話をするけどね、M-1も3回決勝にいってんだよね。それで、俺はやっぱり失敗だな、と思ったのは、優勝したいというより、ウケを狙いたいって気持ちが上回らないと、結局、格闘技みたいになっちゃうのよ」
若林「メッチャ真面目だね(笑)」
塙「ミスができない、ってなっちゃうわけ。だから、優勝したいっていうより、ウケたいって気持ちが強くないと、芸人としてダメだと」
若林「欲が出ちゃうからね」
塙「優勝って欲が強くなっちゃうと、『こんなこと言っちゃダメだ』とか、『勝ちにいきたい』とか思っちゃうでしょ。そんなんじゃダメで。本来なら、面白いって思われたいって欲求が強くなくてはいけないでしょ」
若林「うん」
塙「結果的に、そうなれば良いかなって思って」
若林「これはね、塙さん、弟子志願者が増えるよ(笑)メチャクチャ格好良い。それに、そう見えたもん。ナイツの2人は」
塙「俺は、嬉しかったメールがいっぱいあったのよ。『面白かったよ』とか」
若林「うん」
塙「俺らはね、THE MANZAIで2本漫才やったでしょ?」
若林「うん」
塙「2本目のネタが、『生放送だから、ああなる』っていうのでやっただけのネタだったのね」
若林「うん、うん」
塙「だけどね、1本目のネタの方が好きなのよ、自分の中で」
若林「はい、はい」
塙「あれが今までの中で一番ネタだと思ってるの」
若林「はい」
塙「どきどきキャンプ・佐藤満春は『一本目のアレはすごかったね』って。ちょっと俺はわかってるぞ、みたいな感じでメールがきて」
若林「イヤらしいな(笑)」
塙「『俺はわかってるぞ』っていう感じで、早めにきたんだけど」
さらに、以下のように語っていた。
若林「他の人は、2本目のネタの勇気とか(注:酒井法子ネタ)」
塙「だってね、あのネタなんか寄席で1000回くらいやってるんだから」
若林「はいはいはい」
塙「だって、あれネタとして面白いでしょ?」
若林「正直、次の日は、『ナイツ、根性ある』っていうので持ちきりでしたよ。でも、どきどきキャンプ佐藤は違った、と(笑)」
塙「1本目のネタは、すごかった、と」
ナイツ・土屋「塙さんと若林さんってね、夜中に電話とかして、いつもこういう熱い話をしてるんだよね。好きそうだもんね」
塙「ただ、正直、若林くんの時間の感覚が…正直、僕はもう結婚してるんで」
若林「はっはっは(笑)」
塙「前もラジオで話しましたけど、3時くらいに電話掛かってきて。完璧に寝てるんだよ。奥さんも『誰?』みたいになってて」
若林「うん(笑)」
塙「『この前の、アレなんだけどさ』って」
土屋「そこは温度差があるね」
塙「温度差が凄いね」
若林「怖くなって、電話できなくなっちゃう(笑)」
塙「時間を考えてくれ、と。結婚してるわけだから」
若林「分かるよ(笑)この間、分かったから(笑)」
塙「奥さん、早く寝るから」
若林「凄いと思ったけどな、あの時。ナイツのスタイルあるじゃん?それがハンパねぇなって思ったのが1つね。もう1つは、前日に塙くんと話をしたの。『明日のTHE MANZAI決勝はどう?』って訊いたら、塙くんは第一声、『千鳥さん、怖いよ』って言ってたの」
塙「これね、ラジオで言うとアレだけど、ブロックを選ぶときに、ABCDだったワケ。それで、今だからいうけど、僕らはB、Cは、大人の事情で出れなかったの」
若林「なるほど」
塙「裏被りがあって。」
若林「はいはい」
塙「AかDを選ぶ必要があったんだけど、Dは千鳥がいたの」
若林「はいはい」
塙「Aには磁石がいたの。磁石は、予選2位なの。千鳥は、予選でもっと下なの。だから、番組的には『Dでしょ?』って感じだったんだけど、そこはボケ一切なしで、『Aで』って選んだの」
若林「はっはっは(笑)やっぱり、そこは思ってたのね?」
塙「千鳥、怖い」
若林「あぁ~」
塙「磁石怖くない」
春日「いや、そういうと語弊あるから(笑)」
土屋「一言多いよ(笑)」
塙「千鳥、怖い。磁石怖くない~」
土屋「言い方でオチャラケても(笑)もっと強調されるから」
若林「でも、言ってたのよ」
塙「千鳥は、そろそろ『面白いって評価される』って思ってたから」
若林「あぁ」
土屋「M-1で不発に終わっただけでね」
塙「だって、面白いんだもん」
若林「そうね。それで、ナイツが初見だったら…鮮度ってあるでしょ?見た人のビックリが。でも、そのスタイルを知られて、あのウケ方っていうのは、ハンパじゃないことだよ」
塙「それはね、オードリーがM-1の2009に出ない理由としては、『球が150 Km/hrに見えなくなるだろう』ってことで出なかったんだよね」
若林「あの漫才を越せないから。…それなのに、ナイツはさらにレベルアップさせて、全く新しく見えちゃうっていうのは凄いよね」
塙「それはね、違うの。あれは、THE MANZAIって大会だからだよ。M-1の2011だったら、そうなってない。1回、リセットされてるから。違う大会に」
若林「違うのか」
塙「違う大会だから、定番ネタをやらなきゃダメなの。トリッキーなネタをやってる奴らっていうのは、みんな予選で失敗してるから」
若林「落ちてた?」
塙「ハライチの手紙ネタなんか、最悪でしたよ。予選でやった手紙ネタ」
春日「なんで名前を出すかな(笑)」
土屋「熱くなると、人を傷つけちゃうから」
塙「俺はね、そうやって『人を傷つける』とか言うやつが、俺を悪くすると思う。俺は、単に意見として言ってるだけだから」
若林「はっはっは(笑)」
土屋「もう、ウチらの漫才で笑えないよ(笑)」
若林「はっはっは(笑)」
塙「ちょっと、この番組でやってくれないかな?お笑い論」
若林「面白いんだよね。話は尽きないね」と語っていた。
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塙「真面目な話をするけどね、M-1も3回決勝にいってんだよね。それで、俺はやっぱり失敗だな、と思ったのは、優勝したいというより、ウケを狙いたいって気持ちが上回らないと、結局、格闘技みたいになっちゃうのよ」
若林「メッチャ真面目だね(笑)」
塙「ミスができない、ってなっちゃうわけ。だから、優勝したいっていうより、ウケたいって気持ちが強くないと、芸人としてダメだと」
若林「欲が出ちゃうからね」
塙「優勝って欲が強くなっちゃうと、『こんなこと言っちゃダメだ』とか、『勝ちにいきたい』とか思っちゃうでしょ。そんなんじゃダメで。本来なら、面白いって思われたいって欲求が強くなくてはいけないでしょ」
若林「うん」
塙「結果的に、そうなれば良いかなって思って」
若林「これはね、塙さん、弟子志願者が増えるよ(笑)メチャクチャ格好良い。それに、そう見えたもん。ナイツの2人は」
塙「俺は、嬉しかったメールがいっぱいあったのよ。『面白かったよ』とか」
若林「うん」
塙「俺らはね、THE MANZAIで2本漫才やったでしょ?」
若林「うん」
塙「2本目のネタが、『生放送だから、ああなる』っていうのでやっただけのネタだったのね」
若林「うん、うん」
塙「だけどね、1本目のネタの方が好きなのよ、自分の中で」
若林「はい、はい」
塙「あれが今までの中で一番ネタだと思ってるの」
若林「はい」
塙「どきどきキャンプ・佐藤満春は『一本目のアレはすごかったね』って。ちょっと俺はわかってるぞ、みたいな感じでメールがきて」
若林「イヤらしいな(笑)」
塙「『俺はわかってるぞ』っていう感じで、早めにきたんだけど」
さらに、以下のように語っていた。
若林「他の人は、2本目のネタの勇気とか(注:酒井法子ネタ)」
塙「だってね、あのネタなんか寄席で1000回くらいやってるんだから」
若林「はいはいはい」
塙「だって、あれネタとして面白いでしょ?」
若林「正直、次の日は、『ナイツ、根性ある』っていうので持ちきりでしたよ。でも、どきどきキャンプ佐藤は違った、と(笑)」
塙「1本目のネタは、すごかった、と」
ナイツ・土屋「塙さんと若林さんってね、夜中に電話とかして、いつもこういう熱い話をしてるんだよね。好きそうだもんね」
塙「ただ、正直、若林くんの時間の感覚が…正直、僕はもう結婚してるんで」
若林「はっはっは(笑)」
塙「前もラジオで話しましたけど、3時くらいに電話掛かってきて。完璧に寝てるんだよ。奥さんも『誰?』みたいになってて」
若林「うん(笑)」
塙「『この前の、アレなんだけどさ』って」
土屋「そこは温度差があるね」
塙「温度差が凄いね」
若林「怖くなって、電話できなくなっちゃう(笑)」
塙「時間を考えてくれ、と。結婚してるわけだから」
若林「分かるよ(笑)この間、分かったから(笑)」
塙「奥さん、早く寝るから」
若林「凄いと思ったけどな、あの時。ナイツのスタイルあるじゃん?それがハンパねぇなって思ったのが1つね。もう1つは、前日に塙くんと話をしたの。『明日のTHE MANZAI決勝はどう?』って訊いたら、塙くんは第一声、『千鳥さん、怖いよ』って言ってたの」
塙「これね、ラジオで言うとアレだけど、ブロックを選ぶときに、ABCDだったワケ。それで、今だからいうけど、僕らはB、Cは、大人の事情で出れなかったの」
若林「なるほど」
塙「裏被りがあって。」
若林「はいはい」
塙「AかDを選ぶ必要があったんだけど、Dは千鳥がいたの」
若林「はいはい」
塙「Aには磁石がいたの。磁石は、予選2位なの。千鳥は、予選でもっと下なの。だから、番組的には『Dでしょ?』って感じだったんだけど、そこはボケ一切なしで、『Aで』って選んだの」
若林「はっはっは(笑)やっぱり、そこは思ってたのね?」
塙「千鳥、怖い」
若林「あぁ~」
塙「磁石怖くない」
春日「いや、そういうと語弊あるから(笑)」
土屋「一言多いよ(笑)」
塙「千鳥、怖い。磁石怖くない~」
土屋「言い方でオチャラケても(笑)もっと強調されるから」
若林「でも、言ってたのよ」
塙「千鳥は、そろそろ『面白いって評価される』って思ってたから」
若林「あぁ」
土屋「M-1で不発に終わっただけでね」
塙「だって、面白いんだもん」
若林「そうね。それで、ナイツが初見だったら…鮮度ってあるでしょ?見た人のビックリが。でも、そのスタイルを知られて、あのウケ方っていうのは、ハンパじゃないことだよ」
塙「それはね、オードリーがM-1の2009に出ない理由としては、『球が150 Km/hrに見えなくなるだろう』ってことで出なかったんだよね」
若林「あの漫才を越せないから。…それなのに、ナイツはさらにレベルアップさせて、全く新しく見えちゃうっていうのは凄いよね」
塙「それはね、違うの。あれは、THE MANZAIって大会だからだよ。M-1の2011だったら、そうなってない。1回、リセットされてるから。違う大会に」
若林「違うのか」
塙「違う大会だから、定番ネタをやらなきゃダメなの。トリッキーなネタをやってる奴らっていうのは、みんな予選で失敗してるから」
若林「落ちてた?」
塙「ハライチの手紙ネタなんか、最悪でしたよ。予選でやった手紙ネタ」
春日「なんで名前を出すかな(笑)」
土屋「熱くなると、人を傷つけちゃうから」
塙「俺はね、そうやって『人を傷つける』とか言うやつが、俺を悪くすると思う。俺は、単に意見として言ってるだけだから」
若林「はっはっは(笑)」
土屋「もう、ウチらの漫才で笑えないよ(笑)」
若林「はっはっは(笑)」
塙「ちょっと、この番組でやってくれないかな?お笑い論」
若林「面白いんだよね。話は尽きないね」と語っていた。
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