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伊集院光、『アイマス ミリオンライブ!』突然の終了発表に言及「突然結婚するアイドルみたいな感じになるの?」
2017.10.31 (Tue)
2017年10月30日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、GREEが運営する『アイドルマスター ミリオンライブ!』の突然の終了発表に「突然結婚するアイドルみたいな感じになるの?」などと語っていた。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1

伊集院光:チラッとネットのニュースで見たんだけど。『アイドルマスター』ってゲームあんじゃん。あれのスマホのやつ、グリーかなんかのスマホでやる、『アイドルマスター ミリオンライブ』みたいなそのゲームが、終わります、と。
5年くらいずっと運営してたやつが、「終わりますよ」っていうニュースが出てたんだけど。俺、前からずっと思うんだけど、ネットゲームとか、ソーシャルゲームとか終わるじゃん。ネットワークRPGなんか分かりやすいんだけど、急にそれはある程度の時期がきたら、「終わりますよ」ってことになるじゃんか。
そういう時って、ずっとやってる人って自分の中でどういう決着をつけるんだろう。それが続編に引き継がれるとか、その辺の細かい事情は全然分からないんだけど、『アイドルマスター』でタレントを5年育てるわけじゃん。アイドルちゃんをプロデューサーとして育てるんでしょ。
育てんじゃんか。それが「明日、終わります!」ってなった途端に、どういうふうになるの?
なんかたとえば、惑星でやるネットワークRPGで、「俺はこの惑星で暮らします」みたいなやつで言うと、「その惑星が消滅するんならしょうがねぇな」って感じになるじゃんか。
「最後の最後に、惑星に隕石が落ちてきてもう終わるんです」ってなって、「その1年後にどうやら隕石で滅ぶらしい、この1年間をどう過ごそう?」みたいなのも含めてゲームなのかなって俺は想像するんだけど。
その『アイドルマスター』みたいなゲームが突然終わるって時に、やってる人って…死ぬの?急に。急に、「え~?!」みたいな。たまにさ、アイドルの子で急に結婚するって子いるじゃん。あの感じになるの?
「え~?!」って感じになんの?それがさ…責任って俺、あると思うの。そういうのわかった上で今のゲームファンはやってるかどうか分からないんだけど。
俺、たとえばね、RPG、スタンドアローンで自分で1人でやる対応のRPGあんじゃん。それをやってる時に、自分で始めたはいいけど、途中まで育てて飽きちゃってやってないやつってあるじゃん。
そいつ、セーブしたまま終わるじゃん。それに対して、なんかすげぇ変な感じがするのね、いつもね。「アイツ、俺に呼ばれるの待ってんだ」って感じがするわけ。それで、俺はいつもRPGをやる時に「クソダマ」って勇者の名前をするんだけど、色んなゲームのクソダマが…俺は堪え性がないから、途中で飽きてやめてるわけ。
そうするとさ、「バッテリーバックアップ機能」みたいなので、一応、クソダマはいるわけじゃん。俺の中では、どっかの「ここの敵、強すぎるから無理」って、すげぇ敵に囲まれたまま「セーブ」ってしちゃうじゃん。
で、一生やんねぇから。そうすると、大勢の敵に囲まれたまま、白目でぼんやり立ってる奴がいるわけじゃん(笑)時間も止まってんのか、「白目でぼんやり立ってるアイツ」みたいなことをたまに考えるわけ。
それはあまりに色んなゲームで放っぱらかしをやってきたから、段々、気にはならなくなってくる。どっかで割り切りとして「あれはデータだから」みたいな、「しょうがないよね、面白くなくなっちゃったから」って。俺の中では「めでたし、めでたし」なわけ。「敵に囲まれましたとさ、おしまい」なんつって(笑)「○○先生の次回作に乞うご期待」みたいな終わり方だと思ってるんだけど。
それが、ネットワークRPGになってくると、生活みたいなもんがあるじゃん、あの中に。あの中に、生活みたいなのがあるから、より罪悪感みたいなものが激しくなってくるわけ。
俺だって多分、ファンタシースターオンラインだっけ、PSOだっけ。そういうのとかで、初代くらいのゲームから、置きっぱになってる人、いっぱいいるよ。なんどかああいうゲームやってるから。ああいう人たちに対する後ろめたさ、みたいな。すげぇ俺の中ではちょっとあるわけ、ネットワークゲームだと。
で、ことさらさ、「アイドル育てよう」みたいなゲームだとかさ、SFじゃないじゃん。そうすると、「終わりです」ってなった時に、どうするんだろうね。運営が責任とる?「ペストが流行りました!」っつって(笑)
「このアイドルマスターの世界で?あのヨーロッパの人口の2/3が死んだという?」っていう。「黒死病と書いて、ペストが?」みたいなやつをやらないと(笑)…ん?(笑)
ペストが流行ってる世の中でも、歌を歌う。体中に異変が起きているのに関わらず、歌を歌い続ける自分のこととかが。『恋のペスカトーレ』って歌を出す。で、わりと「こんなみんながペストの時に、笑えねぇよ」って炎上したりする中で、プロデューサーであるあなたが守ってあげる、みたいなイベントがあった上で、「自分も含めてその世界の中で死んでいく」があれば、恐らく、それはなんとなく終わっていくじゃん。きちんと終わっていくんだけど。
ちょっと知りたいんだよね。ネットワークRPGや、ソーシャルゲームみたいなものが、「終わりで~す!」って。三四郎ばりに「終わりで~す!」って急に言われた時に、どんな気持ちになって。どういう…それはいつかくるもんだって思って、みんな割り切ってやってんのかね?あんまやってない分、知らないから。
絶対、「す~ん…」ってしてるよね。『アイドルマスター』みたいなのをやってる人。あとは、どんなケアがあるかだけどね。それが、データとして自分の手元には置けます、みたいな。そういうことが、今、どういうふうにケアされているのかって。
俺はやっぱりちょっと古めのオジさんだから、デジタルがあんまり割り切れてないかもしれないっていうのがあって。
俺はね、AIBOが生産中止になった時に、「それはなくない?」って思ったの。企業のやってることだから、永久に採算度外視で続けるってことがないのは、半分では分かるけど。「ロボット犬」みたいなものを作って、それが癒やしになるんだって宣伝を散々してたソニーが、「終わりで~す」はねぇだろって思うの。
急に「これは生命ではありませんから。電化製品ですから、生産中止から何年間の部品の保管期間が終わったら、終わりで~す」みたいなの、ズルくない?その手前の段階では、「新しい形の友達みたいな売り方したよね?」みたいなのがちょっとあって。
そこが少しだけ引っかかってたりするから。なんかね。
伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1

『アイマス ミリオンライブ』終了にプレイヤーはどう決着つける?
伊集院光:チラッとネットのニュースで見たんだけど。『アイドルマスター』ってゲームあんじゃん。あれのスマホのやつ、グリーかなんかのスマホでやる、『アイドルマスター ミリオンライブ』みたいなそのゲームが、終わります、と。
5年くらいずっと運営してたやつが、「終わりますよ」っていうニュースが出てたんだけど。俺、前からずっと思うんだけど、ネットゲームとか、ソーシャルゲームとか終わるじゃん。ネットワークRPGなんか分かりやすいんだけど、急にそれはある程度の時期がきたら、「終わりますよ」ってことになるじゃんか。
そういう時って、ずっとやってる人って自分の中でどういう決着をつけるんだろう。それが続編に引き継がれるとか、その辺の細かい事情は全然分からないんだけど、『アイドルマスター』でタレントを5年育てるわけじゃん。アイドルちゃんをプロデューサーとして育てるんでしょ。
育てんじゃんか。それが「明日、終わります!」ってなった途端に、どういうふうになるの?
ネットRPGの終了とアイマス終了の違い
なんかたとえば、惑星でやるネットワークRPGで、「俺はこの惑星で暮らします」みたいなやつで言うと、「その惑星が消滅するんならしょうがねぇな」って感じになるじゃんか。
「最後の最後に、惑星に隕石が落ちてきてもう終わるんです」ってなって、「その1年後にどうやら隕石で滅ぶらしい、この1年間をどう過ごそう?」みたいなのも含めてゲームなのかなって俺は想像するんだけど。
その『アイドルマスター』みたいなゲームが突然終わるって時に、やってる人って…死ぬの?急に。急に、「え~?!」みたいな。たまにさ、アイドルの子で急に結婚するって子いるじゃん。あの感じになるの?
「え~?!」って感じになんの?それがさ…責任って俺、あると思うの。そういうのわかった上で今のゲームファンはやってるかどうか分からないんだけど。
俺、たとえばね、RPG、スタンドアローンで自分で1人でやる対応のRPGあんじゃん。それをやってる時に、自分で始めたはいいけど、途中まで育てて飽きちゃってやってないやつってあるじゃん。
そいつ、セーブしたまま終わるじゃん。それに対して、なんかすげぇ変な感じがするのね、いつもね。「アイツ、俺に呼ばれるの待ってんだ」って感じがするわけ。それで、俺はいつもRPGをやる時に「クソダマ」って勇者の名前をするんだけど、色んなゲームのクソダマが…俺は堪え性がないから、途中で飽きてやめてるわけ。
そうするとさ、「バッテリーバックアップ機能」みたいなので、一応、クソダマはいるわけじゃん。俺の中では、どっかの「ここの敵、強すぎるから無理」って、すげぇ敵に囲まれたまま「セーブ」ってしちゃうじゃん。
で、一生やんねぇから。そうすると、大勢の敵に囲まれたまま、白目でぼんやり立ってる奴がいるわけじゃん(笑)時間も止まってんのか、「白目でぼんやり立ってるアイツ」みたいなことをたまに考えるわけ。
それはあまりに色んなゲームで放っぱらかしをやってきたから、段々、気にはならなくなってくる。どっかで割り切りとして「あれはデータだから」みたいな、「しょうがないよね、面白くなくなっちゃったから」って。俺の中では「めでたし、めでたし」なわけ。「敵に囲まれましたとさ、おしまい」なんつって(笑)「○○先生の次回作に乞うご期待」みたいな終わり方だと思ってるんだけど。
それが、ネットワークRPGになってくると、生活みたいなもんがあるじゃん、あの中に。あの中に、生活みたいなのがあるから、より罪悪感みたいなものが激しくなってくるわけ。
俺だって多分、ファンタシースターオンラインだっけ、PSOだっけ。そういうのとかで、初代くらいのゲームから、置きっぱになってる人、いっぱいいるよ。なんどかああいうゲームやってるから。ああいう人たちに対する後ろめたさ、みたいな。すげぇ俺の中ではちょっとあるわけ、ネットワークゲームだと。
で、ことさらさ、「アイドル育てよう」みたいなゲームだとかさ、SFじゃないじゃん。そうすると、「終わりです」ってなった時に、どうするんだろうね。運営が責任とる?「ペストが流行りました!」っつって(笑)
「このアイドルマスターの世界で?あのヨーロッパの人口の2/3が死んだという?」っていう。「黒死病と書いて、ペストが?」みたいなやつをやらないと(笑)…ん?(笑)
ペストが流行ってる世の中でも、歌を歌う。体中に異変が起きているのに関わらず、歌を歌い続ける自分のこととかが。『恋のペスカトーレ』って歌を出す。で、わりと「こんなみんながペストの時に、笑えねぇよ」って炎上したりする中で、プロデューサーであるあなたが守ってあげる、みたいなイベントがあった上で、「自分も含めてその世界の中で死んでいく」があれば、恐らく、それはなんとなく終わっていくじゃん。きちんと終わっていくんだけど。
プレイヤーの意気消沈ぶりはいかに?
ちょっと知りたいんだよね。ネットワークRPGや、ソーシャルゲームみたいなものが、「終わりで~す!」って。三四郎ばりに「終わりで~す!」って急に言われた時に、どんな気持ちになって。どういう…それはいつかくるもんだって思って、みんな割り切ってやってんのかね?あんまやってない分、知らないから。
絶対、「す~ん…」ってしてるよね。『アイドルマスター』みたいなのをやってる人。あとは、どんなケアがあるかだけどね。それが、データとして自分の手元には置けます、みたいな。そういうことが、今、どういうふうにケアされているのかって。
AIBO生産・修理対応終了を宣言したSONYへの疑問
俺はやっぱりちょっと古めのオジさんだから、デジタルがあんまり割り切れてないかもしれないっていうのがあって。
俺はね、AIBOが生産中止になった時に、「それはなくない?」って思ったの。企業のやってることだから、永久に採算度外視で続けるってことがないのは、半分では分かるけど。「ロボット犬」みたいなものを作って、それが癒やしになるんだって宣伝を散々してたソニーが、「終わりで~す」はねぇだろって思うの。
急に「これは生命ではありませんから。電化製品ですから、生産中止から何年間の部品の保管期間が終わったら、終わりで~す」みたいなの、ズルくない?その手前の段階では、「新しい形の友達みたいな売り方したよね?」みたいなのがちょっとあって。
そこが少しだけ引っかかってたりするから。なんかね。
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