オードリー・若林が語る「若手芸人のヒドイ扱い」
2011.07.24 (Sun)
2011年07月23日放送の「オードリーのオールナイトニッポン(ANN)」にて、舞台・芸人交換日記の主演をつとめる若林正恭が、若手芸人時代のヒドイ話を明らかにしていた。
若林「私、舞台初めてですから、ほぼ。アレ以来ですから、『ヤマザキ』って舞台以来。3ヶ月稽古して、ノーギャラだった」
春日「何だったんだ、アレ。幻みたいな3ヶ月でしたけど」
若林「アレに関しては、俺も春日も同じ温度で怒るんですよね」
春日「年に何回か思いだすんですよね。『アレは一体、何だったんだ』って」
若林「アレ、何だったんだろうな?」
春日「アレ、結局、どっかのディレクターの趣味でしょ?」
若林「そうそう」
春日「3ヶ月、ガッチリ練習して。一応、ギャラは出るからって言われて」
若林「バイト代を訊かれたから」
春日「ちゃんと、その話しました?」
若林「ちゃんとはしなかったかもしれないけど、バイト代くらいは出るって言われて」
春日「ねぇ。バイト代くらいはって言われて」
若林「『月8万円くらいです』って言ったら、『3ヶ月で24万円か…OK』みたいな話はあったんだよね(笑)」
春日「あったんだよ」
若林「毎日稽古してたから、バイト入れないからね」
春日「そうね」
若林「収入0円なんですよね」
春日「バイト辞めさせられる寸前のリスクを背負って。必死にやって。それで、ふたを開けてみればノーギャラっていう」
若林「俺は座敷童の役で。絵コンテで着物みたいなのと半ズボンで、『こんな感じなんだぁ』って思ってたら、2週間後に『黒いTシャツと黒いハーフパンツで来てくれ』って言われて」
春日「あぁ、そうだよ」
若林「お前は赤いTシャツとハーフパンツで来てくれって言われて。それで、赤いハーフパンツなんかないから、自腹で買ってたもんな」
春日「買った」
若林「俺も黒いハーフパンツ借りて、Tシャツはユニクロで買って」
春日「うん」
若林「アレ、何だったんだろうな?お金が無くなったのかな」
春日「座敷童って言ってるのに、妖怪っぽくなくて、普通にハーフパンツとTシャツだったっていう(笑)」
若林「もう26~27歳で、オッサンなのに『僕、須藤!遊んでいるのだ』とかって言って(笑)座敷童とかっていって。アレ、不思議だったなぁ」
春日「不思議(笑)」
さらに、以下のように語っていた。
若林「芸人にはノーギャラだったけど、女優には支払われて(笑)」
春日「わっはっは(笑)あれは衝撃的だったね」
若林「『入ってましたよ』って言われて」
春日「女優さんに、『ノーギャラできついですね』って言おうと話しかけたら」
若林「でもさぁ、鈴木おさむさんはスゴイ芸人愛があるから、芸人交換日記でも、そういうところがガッツリ描かれてて。要するに、若手芸人って、力のない若者じゃん。売れてない、若手芸人って」
春日「うん」
若林「だから、色んな目に遭うワケよ。それを『将来、トークで1,000回笑いにするしかない』ってことを考えてるのよ」
春日「なるほどね、逆にオイシイと思わないと」
若林「だから、『ヤマザキ、ノーギャラ』で笑いを1,000回とらないとな。腹の虫が治まらないんだよな」
春日「なるほどね。難しいなぁ(笑)」
若林「色んなことをやらされたり、言われたりするの。ADさんとかにも、『あのさぁ…』みたいな」
春日「うん」
若林「気をつけて喋るけど…スタッフさんで、10人くらい若手を引き連れて、限界まで飲ませるような人っていたじゃん」
春日「あぁ…(笑)」
若林「この感覚分かるでしょ、お前は。仕事が欲しくて必死だから、蜘蛛の糸を辿るように、スタッフさんに接待っていうか…するのよ」
春日「うん」
若林「それで、引き連れて、『これ全部飲めるか?』とかってやるの。でも、今は見ないよね、あんまりそういう人」
春日「そうね」
若林「あの人、どこに行っちゃったのかなって思って」
春日「歳を重ねて、出世してるのかな?その時のメンバーから厳選された2~3人とかになってるんじゃないかな」
若林「なるほどね」
春日「分かんないけど」
若林「誰とは言わないですけど…友達の芸人から聞いた話なんだけどね。女性芸人が居て、カラオケでイジられてたワケ。太ってて。それで、みんなもう酔っぱらってるから、胸とかガーって揉まれてて」
春日「うん、うん」
若林「その人も悶えたりとかで、コントしてたんだけど。『あぁ、あぁ…』とかって言って、みんなでゲラゲラ笑ってたんだって。スタッフさんと芸人で。20人くらいで。それで、トイレに行ったんだって。俺の友達が」
春日「はいはい」
若林「そしたら、そこは男女兼用で、鍵が掛かってなくて。扉を開けたら、洗面所でその胸を揉まれてた子が、号泣してたんだって」
春日「くぅ~!」
若林「切ない話だろ?」
春日「切ないねぇ~」
若林「もう、笑えないじゃん、それって。スゴイ話だよな。こういうことを、稽古してると思いだすね」
春日「芸人だと、誰でも思いだす、みたいな」
若林「芸人あるある、みたいな。どの仕事でも大変だろうけどね。タイプにもよるけど」
春日「ポンって一気に売れる人もいるからね」
若林「ショーパブとかでも、舞台終わりで握手回りとかしてると、急に『俺、歯医者やってんだよ』とかって言い出す人もいるからね。急にそんなこと言い出して」
春日「うん(笑)」
若林「『俺、歯医者やってんだよ。だから、飯で困ってたら言ってくれよ』とかね」
春日「向こうも、酔ってるからね。『俺、知り合いいるんだよ』とかね(笑)」
若林「ダメ出しとかを5~6分聞いてたこともあったな。常連でさ」
春日「うん」
若林「あぁ。『お前ら、絶対に売れねぇぞ』って言われて。二人で立たされて、ずっと説教されて。『アイツ、また居るよ』って言って」
春日「そうね。面倒くさいわ、みたいな」
若林「だから、春日と『すごい親身に聞く』ってコントをしてたからね」
春日「逆に、質問したりとかね」
若林「『じゃあ、こうした方が良いですかね?』とかって言うと、『当たり前だよ』って言われて(笑)」
春日「あったねぇ」と語っていた。
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若林「アレ、何だったんだろうな?」
春日「アレ、結局、どっかのディレクターの趣味でしょ?」
若林「そうそう」
春日「3ヶ月、ガッチリ練習して。一応、ギャラは出るからって言われて」
若林「バイト代を訊かれたから」
春日「ちゃんと、その話しました?」
若林「ちゃんとはしなかったかもしれないけど、バイト代くらいは出るって言われて」
春日「ねぇ。バイト代くらいはって言われて」
若林「『月8万円くらいです』って言ったら、『3ヶ月で24万円か…OK』みたいな話はあったんだよね(笑)」
春日「あったんだよ」
若林「毎日稽古してたから、バイト入れないからね」
春日「そうね」
若林「収入0円なんですよね」
春日「バイト辞めさせられる寸前のリスクを背負って。必死にやって。それで、ふたを開けてみればノーギャラっていう」
若林「俺は座敷童の役で。絵コンテで着物みたいなのと半ズボンで、『こんな感じなんだぁ』って思ってたら、2週間後に『黒いTシャツと黒いハーフパンツで来てくれ』って言われて」
春日「あぁ、そうだよ」
若林「お前は赤いTシャツとハーフパンツで来てくれって言われて。それで、赤いハーフパンツなんかないから、自腹で買ってたもんな」
春日「買った」
若林「俺も黒いハーフパンツ借りて、Tシャツはユニクロで買って」
春日「うん」
若林「アレ、何だったんだろうな?お金が無くなったのかな」
春日「座敷童って言ってるのに、妖怪っぽくなくて、普通にハーフパンツとTシャツだったっていう(笑)」
若林「もう26~27歳で、オッサンなのに『僕、須藤!遊んでいるのだ』とかって言って(笑)座敷童とかっていって。アレ、不思議だったなぁ」
春日「不思議(笑)」
さらに、以下のように語っていた。
若林「芸人にはノーギャラだったけど、女優には支払われて(笑)」
春日「わっはっは(笑)あれは衝撃的だったね」
若林「『入ってましたよ』って言われて」
春日「女優さんに、『ノーギャラできついですね』って言おうと話しかけたら」
若林「でもさぁ、鈴木おさむさんはスゴイ芸人愛があるから、芸人交換日記でも、そういうところがガッツリ描かれてて。要するに、若手芸人って、力のない若者じゃん。売れてない、若手芸人って」
春日「うん」
若林「だから、色んな目に遭うワケよ。それを『将来、トークで1,000回笑いにするしかない』ってことを考えてるのよ」
春日「なるほどね、逆にオイシイと思わないと」
若林「だから、『ヤマザキ、ノーギャラ』で笑いを1,000回とらないとな。腹の虫が治まらないんだよな」
春日「なるほどね。難しいなぁ(笑)」
若林「色んなことをやらされたり、言われたりするの。ADさんとかにも、『あのさぁ…』みたいな」
春日「うん」
若林「気をつけて喋るけど…スタッフさんで、10人くらい若手を引き連れて、限界まで飲ませるような人っていたじゃん」
春日「あぁ…(笑)」
若林「この感覚分かるでしょ、お前は。仕事が欲しくて必死だから、蜘蛛の糸を辿るように、スタッフさんに接待っていうか…するのよ」
春日「うん」
若林「それで、引き連れて、『これ全部飲めるか?』とかってやるの。でも、今は見ないよね、あんまりそういう人」
春日「そうね」
若林「あの人、どこに行っちゃったのかなって思って」
春日「歳を重ねて、出世してるのかな?その時のメンバーから厳選された2~3人とかになってるんじゃないかな」
若林「なるほどね」
春日「分かんないけど」
若林「誰とは言わないですけど…友達の芸人から聞いた話なんだけどね。女性芸人が居て、カラオケでイジられてたワケ。太ってて。それで、みんなもう酔っぱらってるから、胸とかガーって揉まれてて」
春日「うん、うん」
若林「その人も悶えたりとかで、コントしてたんだけど。『あぁ、あぁ…』とかって言って、みんなでゲラゲラ笑ってたんだって。スタッフさんと芸人で。20人くらいで。それで、トイレに行ったんだって。俺の友達が」
春日「はいはい」
若林「そしたら、そこは男女兼用で、鍵が掛かってなくて。扉を開けたら、洗面所でその胸を揉まれてた子が、号泣してたんだって」
春日「くぅ~!」
若林「切ない話だろ?」
春日「切ないねぇ~」
若林「もう、笑えないじゃん、それって。スゴイ話だよな。こういうことを、稽古してると思いだすね」
春日「芸人だと、誰でも思いだす、みたいな」
若林「芸人あるある、みたいな。どの仕事でも大変だろうけどね。タイプにもよるけど」
春日「ポンって一気に売れる人もいるからね」
若林「ショーパブとかでも、舞台終わりで握手回りとかしてると、急に『俺、歯医者やってんだよ』とかって言い出す人もいるからね。急にそんなこと言い出して」
春日「うん(笑)」
若林「『俺、歯医者やってんだよ。だから、飯で困ってたら言ってくれよ』とかね」
春日「向こうも、酔ってるからね。『俺、知り合いいるんだよ』とかね(笑)」
若林「ダメ出しとかを5~6分聞いてたこともあったな。常連でさ」
春日「うん」
若林「あぁ。『お前ら、絶対に売れねぇぞ』って言われて。二人で立たされて、ずっと説教されて。『アイツ、また居るよ』って言って」
春日「そうね。面倒くさいわ、みたいな」
若林「だから、春日と『すごい親身に聞く』ってコントをしてたからね」
春日「逆に、質問したりとかね」
若林「『じゃあ、こうした方が良いですかね?』とかって言うと、『当たり前だよ』って言われて(笑)」
春日「あったねぇ」と語っていた。
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