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ナイナイ・岡村「M-1終了後に思うこと」

2010.12.31 (Fri)
2010年12月30日放送の「ナイナイのANN」にて、2010年度でM-1が終了したことについて語られていた。

岡村「M-1も笑い飯が優勝して、思ってたとおり、綺麗に終わりましたけど」

矢部「収まりよかったね」

岡村「収まりよかったですね。ケータイのワンセグで観てたんですけど、途中で充電切れて観れなくなってしまったんですけどね。出川さんとか東野さんとご飯食べながら観てたんですけども。だから、どんな感じになっていったのか、お笑い芸人でありながらまだ分かってないんですけど」

矢部「空気としては、スリムクラブになってたようにも思いますけどね」

岡村「うん。そうですね。これで、M-1終わるでしょ。そうなると、紳助さんはまた違う形でやらないかん、みたいなことを言ってるじゃないですか」

矢部「うん」

岡村「怖いですよ。今までは10年まで、コンビ結成10年までってのがあったじゃないですか。それが全部取り払われて…」

矢部「怖いですね。ぞっとしますよ」

岡村「漫才で勝負しようやってことになったら…」

矢部「止めよう、って言いますよ」

岡村「僕も言いますよ。でもみんなが、たとえば雨上がり決死隊が出る、とかになったら。先輩方が次々に出るってことになったら…」

矢部「先輩方がね」

岡村「それで『なんで、ナイナイ出ぇへんの?』みたいになったら、世間の風当たりが強くなって、『あいつら逃げてる』みたいな風潮になったら、怖いですよコレ」

矢部「怖いね」

岡村「でも、十分に考えられるもん」

矢部「コンテストやもんな」

岡村「俺らもABC新人漫才コンクールとか獲ってるからな」

矢部「獲ってるけど、またそれでハードル上がって…イヤやな」

岡村「だから、俺は何回も言っているけど、5年くらいかかるで。コンテストに出る、とか」

矢部「はははは(笑)」

岡村「ブランクあるから、ちゃんとネタをやる、2本やるってことになったら、ネタを作らなダメだから」

矢部「ええ」

岡村「でも、2本作ったところで完璧やないから、2本以上作らなければダメだから。倍以上、6本以上作らなければ。それで、ルミネとかに立って、感覚を取り戻さないと。だって、言える?『君、何言うてんねん』とか」

矢部「『君』とか言うてなかったけどね」

岡村「言うてへんかったけどな」

さらに、以下のように語っていた。

矢部「漫才やな、それが自然にできるかどうか」

岡村「俺らが『はい、ど~も~』って出て行くことが、不自然に感じられると思うねん。自然な感じで入っていけるようにするには、ごくごく自然に、テレビで会話しているように出て行かなアカンのよ」

矢部「そうや。そうやねん。昔の形やったら、ちょっと出来ないですよね」

岡村「出来へん。誤魔化してやるしかないな。テンポで誤魔化していくしかないな。パパパパン!って感じで」

矢部「うん」

岡村「テンポ良くやって、上手かったな、テンポあったなって感じで誤魔化すしかないよ」

矢部「あと、もの凄い練習せな…」

岡村「練習するのもうイヤやろ?恥ずかしいし」

矢部「練習好きなお笑い、居ないでしょ」

岡村「でも、よっぽど練習せな、恥かくだけですからね。でも、どんなに頑張ったところで、負けるわ」

矢部「ふふふふ(笑)」

岡村「漫才で勝負しても…ホンマに正直にいって、負けます。だから出ません」

矢部「その日に収録入れてもらいましょうよ。生放送でしょ?その日、やるとしたら」

岡村「せやな…怖いな。みんなが出始めたら」

矢部「うん」

岡村「M-1やけど、漫才もコントも一緒くたになって、お笑いの…」

矢部「誰が一番オモロイか決めよう、みたいな…誰がそんなこと言い出すの?」

岡村「それはもう、一発ギャグもあるし、モノマネもあるし、何でもアリのお笑いの闘いになるよ」

矢部「怖いな」

岡村「それはもう、10人組も5人組もおるやろうし。そういう闘いになっていくねん。世界からもくるだろうし。お隣、韓国からもくるやろうし」

矢部「K-POPみたいな」

岡村「KARAのマネみたいなのも出てくるし。中国からもくるし。雑伎団みたいなの。面白いのか面白くないのかもう分からなくなってくるけど。『うわぁ~体軟らかい!』みたいな。韓国の軟体オジサン、みたいなのも出てくるよ」

矢部「うん」

岡村「そうなってきたら大変よ。怖いな」

矢部「そうなったら、賞金も上がるやろうしな」

岡村「そら上がるよ。サムスンとかもスポンサーに付くし。サムスンやらロッテホテルとか」

矢部「ふはははは(笑)すごいスポンサーが」

岡村「中国野菜のスポンサーも付くし(笑)賞金も凄くなるやろうし。そこからアメリカとかにも行くやろうし。イギリスとかにも。そうしたらMr.ビーンみたいなのも出てくるやろうし」

矢部「出てくるな。ビーンも」

岡村「ビーンと志村けんさんの変なオジサンの闘いよ。『なんだチミは』つって」

矢部「それは客として観てたいな。参加したくはないな」

岡村「そんなの絶対イヤやわ。欽ちゃんも出てくるし。さんまさんとか、たけしさんとかも出てくるかも知れへんで」

矢部「怖いな」

岡村「止めよう、そんな闘い止めよう。そんなの主治医から止められてるから絶対にアカンわ」

矢部「はっはっは(笑)」

岡村「そういう競い合うのとか、闘うのとか、そういうのは主治医に止められてるから。そういう気持ちを無くしてるから」

矢部「なるほど、なるほど」

岡村「今までだったら、誰かが笑いをとったら『うわぁ笑いとられた、くそぉ~。これをカブせな』って思ってたけど、今はそういうの考えてないから」

矢部「うん」

岡村「面白いこと言われたら、普通に笑えるようになってるから。だから、争い事とか無理」

矢部「ふっふっふ(笑)それは、アンタの妄想でしょ」

岡村「今はな。だけど、そうなるんちゃうかなって。ゆくゆくは」

矢部「そうかなぁ」

岡村「だって、吉本興業は海外のハリウッドとかの会社とも提携してんねやで。だから、ゆくゆくはアポロシアターみたいなところで、全世界からオモシロイヤツ集まれ、みたいなことに…そうなったら怖い」

矢部「怖いな」

岡村「そんなことになったら、俺、また『パッカーン』ってなるわ」

矢部「考えるの止めたら良いじゃないですか。決まってもないし」と語っていた。

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