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ユニボールファントムの復活温度: きたきつねの文房具日記

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2010年4月26日 (月)

ユニボールファントムの復活温度

Fanthom_comp_3

3月に発売された三菱鉛筆の新製品消せるボールペン「uni-ball FANTHOM」のインクについて、パイロット万年筆の「FRIXION」インクの特許を利用したものかと思っていたが、調査の結果三菱鉛筆のオリジナルということらしい。

キャップの摩擦で消える温度は両社ほぼ同じ60度ということで、気になっていたのが、摩擦で消えた文字が何度で復活するかということだ。情報によると0度前後ということなので、調べてみることにした。

パイロット万年筆の「FRIXION」の時は、マイナス20度ということで、冷凍庫でテストしたけれど、0度前後の温度の出る場所はと考えてみたら、冷蔵庫のチルド室があった。

Fanthom_comp_1

まず、比較の意味も含めて「uni-ball FANTHOM」と「FRIXION」で、白い厚紙に文字を書いた。きたきつねは、ドジなので、ファントムを間違ってしまったけれど、面倒なのでそのままにした。

Fanthom_comp_2

それぞれの専用の字消し方法で、文字を消した。

厚紙をチルド室にデジタル温度計のセンサーと一緒に30分間静置。30分間というのは、厚紙がチルド室の温度と同じになるのに十分と考えられるだろう。

Fanthom_comp_4

厚紙を取りだして見ると、「uni-ball FANTHOM」の文字は復活していた。その時の温度はマイナス1.6度だった。「FRIXION」も戻っているように見えるけれど、目視では復活していない。

今回のテストではマイナス1.6度だったけれど、この程度の温度は北海道や東北では冬の常温だし、関東でも真冬には起こるだろう。ということは、「uni-ball FANTHOM」は春から秋までの専用ということになるのだろう。

三菱鉛筆は筆記具の有名メーカーとして、「uni-ball FANTHOM」を意地で出したのだろうけれど、ユーザーにとっては不幸なことではないか。冬までに、改良版がでてくることを期待したい。

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コメント

からすさん

私もよく判りません。メーカーの意地といったところではないでしょうか。

簡単に試すことができるので、一度冷蔵庫のチルド室で試してみてはいかがでしょうか。

投稿: きたきつね | 2010年5月 5日 (水) 22時04分

-1.6℃で消した文字が復活するのなら怖くてとても使用できないですね・・・。
『春から秋までの専用』とありますが、後で読み直す物だと、春から秋に書いて書き直した所が冬に復活していたって事も十分に考えられますからね・・・。
仮に冬までに改良品が出ても、これまでに売った物が冬にクレーム品として文具店に殺到するのは避けられないかも?
何故こんな中途半端な状態で市場に出したのかホント疑問です。

投稿: からす | 2010年5月 5日 (水) 01時50分

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