自己流「読書メモ」(書評・読書感想文・読書ノート) の書き方

Posted by localpocky on 24.2011 本/図書館   1 comments   0 trackback
Tag :ブログを書く

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書き溜めてきた「読書メモ」が 200 冊になりました。
(ブログに移行していない分も含めて)

「書評」と呼べるようなしっかりした内容ではないし、「読書感想文」と呼べるほどのボリュームもないので、自分では「読書メモ」と呼んでいます。

読んだすべての本について書いているかと言えば、そこまではできていません。
読書メモを残しているのは、だいたい3分の2ぐらいでしょうか。
実は、読書メモを書くのはなかなか億劫な作業だったりもするのですが、それでも6年ぐらい続いています。

なぜ、読書メモを書くのか?
率直に言ってしまえば、「自己満足のため」という感じです。
書くときには、将来の自分が後からこのメモを見たときに、読んだ本の内容をおぼろげにでも思い出せることを目指して書いています。

詳しい内容が知りたければ、本の実物を見ればよいと割り切って、あまり詳しくは書いていません。
それでも、図書館で本を借りるようになってからは、本が手元に残らないので、読書メモの文章量がだんだん長くなってきました。
持ち前の「貧乏性」を発揮していますね。(^^;


何冊も読書メモを書いているうちに、何となく自分のスタイルというものができあがってきたような気がします。
この機会に、自分が読書メモを書くときにどんなことを意識して書いているのかを、備忘録的にまとめてみます。

出版年月を書く


まず、出だしに、「2011年5月 刊」のように、その本の出版年月を書きます。
一見無意味なこの情報を書くのには、実は訳があるのです。
自分が「本の新しさ」というものを意識しているということも理由の1つなのですが、1行目にこれを書くだけで、2行目以降がすごく書き出しやすくなるんです。
文章の出だしって、なかなか書き始めるのが難しかったりしますよね。
でも、1行目には決まってこれを書くようにしてしまえば、もう書き出しで悩む必要はありません。

この本を読んだきっかけを書く


たくさんの本の中から、この本を選んで読んだのには、何らかの動機があったはずです。
その動機を、一言でもいいので書き留めておきます。
「好きな作家だから」「本屋の新刊コーナーで偶然見かけた」「表紙に惹かれて」「話題の本だから」「仕事の悩みを解決してくれそう」など、何でもいいんです。
動機を書き留めておくことで、本を手に取ったときのピュアな気持ちを思い出しやすくなります。
…「ピュアな気持ち」ってフレーズ、なんだかとても恥ずかしいですね…。

この本がどんな本なのかを、一言で書く


他の人にこの本のことを伝えるとき、一言で言えばどんな本か。
「この本の特徴」とも言ってもいいかもしれません。
自分は、ジャンルだけではなくて、もう一言添えるようにしています。
「もう10年続いている、新聞の連載エッセイ」
「CoCo壱番屋の創業者が書いた、ココイチ創業期」
「火村シリーズ、短編5編の本格ミステリ」
という感じです。
自分で読書メモを振り返るときにも、「ああ、あの本ね」とすぐに分かって、便利です。

あらすじは書かない


ほんの一言二言で、あらすじのようなものを書くこともありますが、ほとんど書きません。
あらすじは、Amazon や出版社の Web ページを見れば、だいたい分かるので。
あらすじをまとめるには、それなりの時間がかかる、というのもあります。
本当は、あらすじを自分なりにまとめ直すことで、本の理解がより深まるのでしょうが、そこまで真面目ではないので、あきらめました。
一時期は、自己啓発本などは、あらすじ代わりに目次をスキャンしたりもしましたが、今ではやめてしまいました。

「事実」と「意見」を分けて書く


本に書かれていること(=誰が読んでも同じ内容)と、
本を読んで感じたこと(=人によって異なる内容)が、
区別できるようにします。
これ、自分もちゃんと書き分けられていないような気がします。反省…。
「○○だそうです」「○○とのこと」「○○と著者は言っています」などを後ろに付ければ、本に書かれている内容なんだな、と分かりますね。

どんな人が読むとよい本かを書く


前にも書きましたが、自分の読書メモは基本的に「自分のため」に書いています。
でも、ブログに載せている以上、誰かに見られることを想定して書いてもいます。
他の人が読書メモを読んでくれたときに、少しでも役立つ情報でありたいという思いから、「この本は、こんな人に向いていると思う」という意見を添えるようにしました。
「○○の人におすすめです」
「○○が好きな方は、読んでみてはいかがでしょう?」という感じで。

印象に残ったフレーズを引用する


引用は、本の内容やテイストを思い起こすのに、不可欠な要素だと思っています。
引用元が後から探し出せるように、ページ番号も一緒にメモしておきます。
自己啓発本などでは、小見出し (章の名前) も一緒に書いておくと、効果的です。
自分の場合は、特に図書館で借りた本では、結構多めに引用を書き留めるのですが、ブログにはそのうちの主なものだけを載せるようにしています。

最後に、読み終わった日付を書く


いつ頃読んだのかを書いておくことで、読んだときの状況を思い出しやすくなります。
例えば、仕事がきつかったときに読んだ本だとか、正月休みに読んだ本だとか、旅行先で読んだ本だとか。
蛇足ですが、旅先で本を読むと、本を読んだ場所(宿泊先など)の映像と、読んだ本の内容の記憶が結びついて、なかなかいい思い出になりますよ。
ただ、せっかく旅先で読むなら、自己啓発本とかではなくて、気軽に読める小説などのほうがいいかもしれません。


以上、自分が読書メモを書くときに意識していることを書き出してみました。
1つや2つでも、何かのお役に立てればうれしいです。

関連する本


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とても魅力的な記事でした!!
また遊びにきます。
ありがとうございます!!
2011.10.01 11:27 | URL | 履歴書の書き方 #- [edit]

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電車好きを返上して、にわかに興味が出てきたのが野鳥。姿を見たり鳴き声を聞くと和みます。好きな鳥はハクセキレイ。カワセミを一度この目で見てみたいです。
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