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日本の評判

世界は日本をどう見ているか。 英語と中国語のメディアから日本に関する記事をとりあげ、考えます。

NYタイムズのコメント欄から-尖閣衝突事件

尖閣海域での衝突事件について、ニューヨークタイムズのコメント欄からです。


「中国のジェット戦闘機がアメリカのP3調査機に衝突し たときのことを思い出す。中国人はゆっくり飛んでいるP3 がジェット機に衝突したと非難した。実際はその正反対 なのに。」

「日本政府はもっと早くビデオを公開すべきだった。そして 船長を起訴すべきだった。中国は、日本、ベトナム、台湾、インドなどほとんどの隣国に対して非常に侵略的な意図を持ち、隣国の領土の一部を自国領だと主張する。そしてお決まりのプロパガンダで,中国人は平和主義だという。本来の中国のほとんど3分の1の面積があるチベットを征服しておきながら。いまこそ、世界、特に隣国が中国の侵略に対して立ち上 がり、自らの非を認めるべきだということをはっきりとわからせるときだ。」

「何百年も漁をしてきた海域で、いまはそれを妨害され る。漁民がなぜ怒っているかよくわかるだろう。」

「かなり意図的に見える。なぜ“漁船の船長”は意図的に 日本の海上保安庁の船にぶつけたのだろう。もし彼が単 なる“漁船の船長”なら。」

「ワオ、こいつは絶対に釈放するべきじゃなかった。そもそ も、巡視船に発砲されなかっただけでもラッキーだよ!」

「日本船が漁船の前にでてスピードを落とした,それが衝突の原因になった。“ぶち当てた”だって? 政府がビデオを公開したくなかったのも道理だ。」
この人は住所が中国で、名前も中国人です。

「この対立は,とほうもなく増大する力と威信を誇示したくてたまらない中国によって仕組まれたものだ。きわめて単純なことで、アメリカは東アジアで半世紀のあいだ現状を維持してきたが、それが終わったことがはっきりしということだ。この地域のほかの国々は、この新しい、大国としての中国を必要とし、また恐れてもいる。そして、中国への対抗勢力であろうとするアメリカの意思と能力が急速に疑わしくなっていることを悟って愕然としている。中国は、小さな危機を繰り返し起こして、アメリカとその最重要の同盟国が紛争に対して臆病になっていることがあらわになることにより、この疑いが大きくなっていくのをよしとしている。
政治の‐経済だけではなく‐重心が少しずつ北京のほうに移って行き、この地域のほかの国はそれを受け入れるしかなくなるだろう。
アメリカは今、世界の超大国であった地位から急速に後退し始めているという事実について内省‐もっと正確に言えばほとんどパニック‐する時期に入った。
しかし、恐れることはない、共和党がいる。共和党はアメリカの衰退を食い止める歴史的使命をおっている。」
最後の結論がいただけませんなあ。以前からの趨勢ではあるものの、共和党って衰退を加速させた張本人じゃ?

「中国が、船長は何も悪いことをしていないと正当化をするのにどんな説明をするか見てみたい。筋が通っているかどうかは疑わしいが。中国が彼らなりの説明をするのは当前だが、それは中国以外の世界から見ればまったく受け入れられない。」

「何百年も漁をしてきた海域で、いまはそれを妨害され る。漁民がなぜ怒っているかよくわかるだろう。」と書いたJayに対して
「これは漁業の話じゃないんだよJay,意図的な挑発なんだ。」

「誰が悪いかはっきりしている。中国漁船だ!」

「誰がこのビデオをユーチューブで公開したんだ? もちろ ん日本政府だ。」

「中華人民共和国は1949年に成立した。1949年から1999年の間、中国は近辺の数千の島に対して領有、または支配の主張をしたことがなかった。‐主な理由としては海軍を持っていなかったからだ。だから中台間に緊張が生じるたびにアメリカは第七艦隊を派遣し、それで問題は終わった。
最近の欧米のメディアが、いつも『中国語で釣魚、日本語で尖閣と呼ばれる諸島』と中国語を先に持ってくるのはおかしい。
しかし厄介なのは、今中国が海軍を建設して周囲に覇権を及ぼそうと本気で意図していることだ。
いつも言われているように、『両国がともに領有権を主張しているが、日本が実効支配している。』この言葉には特別な理由がある。つまり、『日本が実効支配している』のはこの尖閣という島が日本領土だからだ。中国は欲しいものは何でも自分のものだと主張できるし、現にそうしている。しかし実のところ、中国がそう主張する理由は次の一点につきる。これらの島周辺の天然資源が欲しいということだ。
最近の騒動が緊迫していると思うなら、ベトナム、フィリピン、台湾、中国、マレーシア、ブルネイが領有権を主張しているスプラトリー諸島を見てみよう。(この諸島は1945年までは日本帝国領だったが、日本は賢明にも領土主張をしていない。)遅かれ早かれここには線引きがなされ資源が開発されるだろう。中国がこの地域のどこよりも腕力(それと金)があるからといって、その主張に正統性と正当性があるということにはならない」

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テーマ:尖閣諸島問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2010/11/08(月) 17:13:58|
  2. アメリカ
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