一昨年に社内で行ったAbout Face 3輪講の資料を公開します。実は今までずっと公開されていたのですが、存在を知られていなかったので、改めて周知します。
About Face 3はUI/UX設計の教科書で、ユーザーストーリーやペルソナなど、基本的な内容が押さえられています。ディレクター、デザイナー、エンジニア、サポート等、プロダクト制作に関わる全員の共通知識として使える内容だと思います。
- About Face 3輪講概要
- 1. ゴールダイレクテッドデザイン
- 2. 実装モデルと脳内モデル
- 3. 初心者、上級者、中級者
- 5. ユーザーのモデリング : ペルソナとゴール
- 6. デザインの基礎 : シナリオと要求
- 8. 優れたデザインの総合 : 原則とパターン
- 10. オーケストレーションとフロー
- 11. 間接的な操作を取り除く
- 12. 良き振る舞いのデザイン
- 13. メタファ、イディオム、アフォーダンス
社内の輪講では、
- 担当者が対象の章の内容をまとめて発表
- その後事例を交えたディスカッション
- 基本的に隔週開催
という感じで進めていました。章を読んでから、そういえばあのサービスに当てはまるとか、このサービスではこういう設計にした、みたいな話をするととても面白く、毎回盛り上がりました。
参加者は様々なチームの有志だったのですが、ディレクター、デザイナー、エンジニア、サポートがプロダクトの設計と体験について、対等に議論をする場を持てたことも意義があったと思っています。*1
26章から成る本なので、全部やると飽きるだろうと言うことでピックアップした10章分だけ実施しました。資料は輪講に参加した有志の手によるものです。3. 初心者、上級者、中級者あたりはちょっと読むだけでも面白い内容なので、おすすめです。

- 作者: Alan Cooper,Robert Reimann,David Cronin,長尾高弘
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/07/22
- メディア: 大型本
- 購入: 9人 クリック: 208回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
*1:2年経って社内に新しいメンバーも増えたので、そろそろもう一回やってみてもいいかもなと思っています。