チェルノブイリに次ぐ深刻な事故~仏機関
福島第一原発の事故について、フランスの政府機関が15日、チェルノブイリ原発事故に次ぐ深刻なレベルに当たるとの見解を示した。
原発事故の深刻さを示す国際的な事故評価尺度では、最も深刻なものがチェルノブイリ原発の「レベル7」で、アメリカ・スリーマイル島の原発事故は「レベル5」に位置づけられている。
日本政府は福島の原発事故を「レベル4」と見ているが、フランス原子力安全規制当局・ラコスト局長はこれを否定。「レベル6なのは明らかだ。スリーマイル島の事故とチェルノブイリの事故の中間だ」と述べた。
また、アメリカの著名なシンクタンク「ISIS」も「レベル6に近づいている」との見解を発表した。
一方、福島の原発事故を受けて、ドイツ・メルケル首相は15日、国内の原子炉17基のうち、古い7基を3か月間停止し、安全性を確認すると発表した。