練馬駅北口の複合施設「Coconeri(ココネリ)」(練馬区練馬1)内の区民・産業プラザ「Coconeriホール」で4月20日、大泉のご当地アニメ「ロボットガールズZ」のイベント「ロボットガールズZ上映会・声優トークライブ ご当地!練馬大決戦!!」が開催され、抽選で選ばれたファン200人が集まった。
同作は永井豪原作「マジンガー」シリーズを美少女キャラ化したもので、大泉学園を舞台としたアニメ。作中で登場する光子力研究所は、東映アニメーションのある場所という設定で、周辺の街並みや実際にある店舗なども登場する。今年1月より東映チャンネルで放送している。
今回、ジャパンアニメーション発祥の地である練馬区とコラボレーションし、同施設のこけら落としイベントとして開催。同作も舞台となった同区でイベントを行うのは初。
会場には総勢8人の声優陣が登場。チームZの本多真梨子さん(Zちゃん役)、水瀬いのりさん(グレちゃん役)、荒浪和沙さん(グレンダさん役)と機械獣ガールズの東山奈央さん(ダブラスM2役)、森下由樹子さん(ガラダK7役)のほか、「ロボットガールズZを応援し隊」として松井桃子さん(ガイアQ5役)、畑中彩希さん(バランガM2役)、谷口夢奈さん(グロマゼンR9役)が参加。
イベントでは、劇場上映記念として実施する「今だ!行くんだ!練馬キャンペーン」の詳細を発表。スマートフォンと無料アプリを使ったAR展開で、同作ゆかりの地を表示し誘導する企画のほか、特別展示展、作中に登場するケーキ「学園ロール」の販売、5月18日開催予定の「アニメプロジェクト in 大泉」への参加が発表された。
練馬区公式キャラクター「ねり丸」も駆け付け、「ねり丸」からチームZの3人に練馬の街から悪を追い出すために「練馬区特別パトロール隊」の辞令が交付された。司会から「どちらかというと街を破壊してない?」と突っ込まれる場面もあったが、「私たちの格好はパトロール隊っぽいし、壊れた街も一晩寝たら直っちゃうし問題ない」と言い、本多さんが代表して辞令を受け取った。
声優陣によるトークでは、「作中に壊されるマンションがあるが、実は友達が住んでいるマンションだった」(荒浪さん)というエピソードが披露されたほか、今月28日配信予定のウェブラジオ「ロボガラジオ 聞かなきゃ全員フルボッコだゼット」の公開録音、Zチーム3人によるライブでは自分たちで振り付けを考えたというエンディングテーマ「チーム Z のチカラ!」の初お披露目など盛りだくさんの内容で会場も熱気に包まれた。
「ライブではみんなが一緒に歌ってくれてうれしかった。5月18日のイベントもみんなで集まれるといいなと思っている」(水瀬さん)、「気が付いたらもう終わっていて寂しさもあるが、みんながパワーをくれたので、むしろ私たちが元気になれてうれしいイベントだった」(本多さん)と、それぞれ感想を語った。
最後は同18日に誕生日を迎えた荒浪さんにバースデーサプライズ。イベント終了後、アンコールで再登場した際、キャストらから荒浪さんに、グレンダさんのイラストが描かれたケーキがプレゼントされた。このサプライズに「(感動で)けっこうじんわり来てる。すさんだ心だったのにうれしい」と言い、「人を大事にします」と抱負を語った。