Far East Frontier Blog
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えっ、ハイパーダッシュって最強じゃないの?


タイトルまんまの内容ですw

そう、最強じゃないんです。
知ってる人は何を今更って感じだと思いますが。
気づかなかった理由がいくつかあって、

・少年時代のハイパーダッシュ=最強という刷り込み
・ジャパンカップの度に限定版を出すタミヤの特別扱い
・ショップに行っても全種類揃っているわけではなく、在庫切れのことが多い


このへんが気づくのが遅れた理由かなと思います。
特に昔の刷り込みが仇になりましたね。レースに使える最強モーター=ハイパーダッシュというイメージだったので…。
案外僕のように気づいてない(間抜けな)復帰組の人がいるかもと思ったので、あらためて記事にしてみました。


タミヤのカタログを見ると、現在販売しているミニ四駆用のモーターは全部で15種類もあります。
ここではこの内ハイパーダッシュよりスペックが上のモーターで、かつレース使用可能なものをピックアップしてみます。

まず片軸モーターから。
 
モーターで考慮する要素にスピードとトルクがあって、だいたいこの2つは負の相関関係にあります。車や自転車のギヤをイメージすると分かりやすいと思いますが。
このうちスピード重視のものが「スプリントダッシュモーター」、
トルク重視のものが「パワーダッシュモーター」で、それぞれハイパーダッシュモーターより尖っています。ハイパーダッシュはこの中間的位置づけになるようです。
スプリントダッシュは小径タイヤを履いてフラットコース、
パワーダッシュは大径タイヤを履いてテクニカルコースに向くようですね。

次に両軸モーター。

両軸モーターではスピード重視の「マッハダッシュモーター」があって、これが片軸のスプリントダッシュと同じ位置づけです。
ただ両軸では片軸のパワーダッシュに該当するモーターがまだ無いようで、トルクが必要な場合はハイパーダッシュを用いるようです(ただし、メジャーなセッティングではない模様)。


これを考慮して色々合点がいった事があります。
まず、前にレースの感想で「みんな中径タイヤを履いていたが、自分よりスピードが出ていた」と書いていましたが、これはスプリントダッシュorマッハダッシュ+中径タイヤの組み合わせだったと推測できます。
自分の持ち合わせではハイパーダッシュ+大径タイヤがいちばん速かったですが、モーターを替えることでまだ伸び代があることが分かりました。

次に、前にやったMA×VSの比較テストですが、これは実質両軸の2位と片軸の3位のモーターを比較していたことになるので、両者ともまだタイム改善の余地があるということになりますね。
シャーシ毎の対決は自分でやっていても楽しいので、また折々にやっていきたいです。


2年間やっているとだんだん勝手が分かってきて、タイムアタックの表の見方や写真を見るとそれがどういう意図の改造なのかというのが分かるようになってきます。
上の表のように、実は最近の最強はVSではなくMSフレキ+マッハダッシュ+中径(削りタイヤ)の組み合わせだということが分かってきました(MDP=マッハダッシュPROの略)。
どうもジャンプがある性質上、フレキ改造の柔らかいシャーシのほうがコースに入りやすいということらしいのですが。
やっぱりいずれはMSフレキ+ポリカボディフロント提灯のレースでよく見るマシンに手を出すべきなのかもなぁ。

     
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