西鉄/第3四半期 増収増益
同社は第3四半期までの業績について次のように説明している。
1、運輸業
バス事業では、路線の効率化等により定期外収入が減少した一方、高速バス、通勤定期及び特定バスでの増収等により、営業収益は637億48百万円(前年同期比 0.1%増)となりました。営業利益は、減価償却費等の費用の減少もあり47億52百万円(前年同期比 7.4%増)となった。なお、旅客人員は鉄道事業で 0.8%増(前年同期比)、バス事業(乗合)で 0.3%増(前年同期比)。
2、不動産業
不動産分譲事業でのシニアマンション「サンカルナ小倉大手町」の開業(平成25年6月)や、不動産賃貸事業におけるオフィスビル「西鉄日本橋ビル」(平成24年6月開業)の充足等により、営業収益は376億96百万円(前年同期比 1.4%増)。営業利益は、分譲マンションの粗利率の低下等により62億94百万円(前年同期比 ▲5.1%減)。なお、分譲販売区画数は 370区画(前年同期比 14区画減)となった。
3、流通業
ストア事業では、店舗の改装や建替による増収があった一方、競合店の影響等による既存店の減収や廃止店の影響等により、営業収益は619億92百万円(前年同期比 0.1%減)となった。営業利益は、粗利率の改善等により5億44百万円(前年同期比 603.6%増)となった。
4、物流業
国際物流事業では、荷主の海上貨物利用へのシフト等もあり航空貨物取扱高が減少した。一方で、海外子会社において為替変動による円換算額の増加等があり、営業収益は548億60百万円(前年同期比 8.5%増)、営業利益は13億73百万円(前年同期比 ▲11.3%減)。
なお、国際貨物取扱高は航空輸出で ▲4.5%減(前年同期比)、航空輸入で ▲4.5%減(前年同期比)、海運輸出で 9.0%増(前年同期比)、海運輸入で 8.1%増(前年同期比)となった。
5、ホテル、レジャー・サービス業
旅行事業においては、海外旅行取扱高が減少した一方、ホテル事業での宿泊稼働率の向上や、娯楽事業での増収等により、営業収益は284億23百万円(前年同期比 3.9%増)、営業利益は16億32百万円(前年同期比 63.9%増)となった。
6、その他
建設関連事業や車両整備関連事業での受注増等により、営業収益は340億50百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は2億83百万円(前年同期は営業損失▲2億27百万円)になったとしている。
同社の流通事業は、マルキョウに出資するなど今後の展開も含め興味深い。しかし、ルミエールに客を奪われ閉店するところもあり残念な面もある。
国際物流事業部門は、田舎で後発ながら、よくぞここまで大きくしたものである。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年3月第3四半期
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248,234
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13,340
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12,176
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7,140
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14年3月第3四半期
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256,005
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14,852
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14,316
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8,712
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14/Q3/13/Q3比
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103.1%
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111.3%
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117.6%
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122.0%
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14年3月期予想
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353,900
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18,200
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17,300
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10,200
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14期予想/13期比
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104.6%
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103.5%
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106.9%
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110.9%
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13年3月期
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338,387
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17,584
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16,189
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9,194
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12年3月期
|
327,509
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14,994
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13,572
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5,396
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11年3月期
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323,891
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10,982
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9,787
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5,782
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[ 2014年2月 7日 ]
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