ケネディクス/12月決算 受託資産残高1兆2千億円
同社は12月決算について、次のとおり説明している。
1、アセットマネジメント事業(投資不動産の代理管理業)は、アセットマネジメントフィーが安定して推移したものの、積極的に自己勘定保有物件の売却を進めた結果、各ファンドで発生する運用報酬等のグループ間の内部取引が減少したため、営業収益が前年同期と比較して13百万円減少した。
結果、営業収益は72億33百万円(前年同期比▲0.2%減)、営業利益は39億00百万円(同▲6.8%減)となった。
2、不動産投資事業は、棚卸資産に計上していた自己勘定保有物件の売却益や商業用不動産担保証券(Commercial Mortgage Backed Securities)の償還益等により、営業収益は93億93百万円(前年同期比65.3%増)、営業利益は20億85百万円(前年同期は782百万円の損失)となった。
3、不動産賃貸事業は、当第4四半期より(株)スペースデザインが連結子会社として加わり、マスターリース賃料等新たな収益を計上したが、自己勘定保有物件の売却を引き続き積極的に進めたため、前年同期と比較して賃貸収入は減少した。
結果、営業収益は64億76百万円(前年同期比▲27.1%減)、営業利益は18億29百万円(同▲42.0%減)となった。
4、今後は、受託資産残高(AUM) (2013期末1兆2,063億円) の目標1.4兆円の早期達成による安定収益であるアセットマネジメント関連フィーの成長や、積極的な共同投資等の実行による中期経営計画の早期達成を目指すとしている。
首都圏の不動産は、アベノミクスの資金タレ流し効果もあり2020東京5輪まで不動産投資が拡大し続ける可能性がある。すでにオフィスの空き室率は8%を割り込んでいる。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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10年12月期
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38,589
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7,331
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2,202
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-2,542
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11年12月期
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19,486
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6,931
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2,464
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1,313
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12年12月期
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20,957
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5,837
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2,328
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-10,128
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13年12月期
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22,456
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6,914
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4,878
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1,985
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13年期/12年比
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107.2%
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118.5%
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209.5%
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14年12月期予想
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21,000
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5,200
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4,100
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3,000
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14期予想/13期比
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93.5%
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75.2%
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84.1%
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151.1%
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