日本マクドナルド/12月決算大幅下方修正 利益減少拡大 社長交代効果まだ見えず
勝ち続ける経営の原田社長が経営している日本マクドナルド、原田氏は経営体制を全面的に見直し、多くの直営店舗を既存FC店などへ譲渡、もしくは閉鎖してきた。そのため、売上高は大きく落ち込んでも、FC店からの収入が拡大して利益を拡大させてきた。
と ころが、トータルでのマクドナルド経営については、うまくいかず、不況の中、既存店店舗の売上高の減少、客数減少、客単価減少に見舞われている。また、同 社の食品コストとなる小麦粉や肉類は、国の円安政策により原価コストが上昇、利益をさらに圧迫する経営構造となってしまった。
店舗を統括する傘下の日本マクドナルドの経営から原田氏は8月退き、カナダ法人のサラ・カサノバ氏が就任した。今では外人さんが店舗の陣頭指揮を執っているが、まだ、顧客数の回復にはつながっていない、また、原価コストアップにも打つ手なしの様相である。
日本マクドナルドは、郊外型、都心型どちらに注力していくのかが見えない面がある。海外でもそうであるように、店舗コストは上がろうが、人がいっぱいいる場所で、ファストフードの力を発揮すべきだと思うが・・・。ドライブスルーを擁する大きな郊外型の店舗がいつもガラガラなのは見ていても寂しい。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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13年12月期前回予想
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265,000
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20,000
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19,500
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11,700
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13年12月期今回予想
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260,000
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11,500
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10,000
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5,000
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今回予想/前回予想
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98.1%
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57.5%
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51.3%
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42.7%
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12年12月期実績
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294,710
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24,780
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23,770
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12,870
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13年予想/12年実績比
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88.2%
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46.4%
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42.1%
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38.9%
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11年12月期実績
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302,339
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28,182
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27,612
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13,298
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10年12月期実績
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323,799
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28,135
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27,161
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7,864
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09年12月期実績
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362,312
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24,230
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23,252
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12,809
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前回掲載記事
[ 2013年12月20日 ]
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