東京第5検察審査会の起訴議決は無効だ!調査報告続編発表
検察審査会法改正案(私案)骨子を党法務部会WTで説明
本日14:30から約一時間、参議院法制局と2月から協議して取りまとめた検察審査会法の改正案(私案)骨子を、民主党法務部会の「第3回刑事司法と国民参加のあり方検討WT(ワーキングチーム)」で説明し、あわせて検審調査報告の続編を発表した。
審査員の出席簿によって、議決は無効であることが証明できた。
法案骨子の説明に先立ち、去る2月9日に憲政記念館で報告した「検察審査会の謎を解明せよ」の続編を発表した。検察審査会についての調査報告は、震災発生により発表を先送りにしていたが、新たに発表すべき内容は既に完成していたのである。
東京地裁に情報公開請求を行って入手した「検察審査員、補充員、審査補助員の旅費等支払い調書」や、市民オンブズマンなどが同じく情報公開によって得た資料を提供してくれたことで、黒塗りで中身がわからなかった検察審査員、補充員の出席簿(審査員の臨時選定録)を完成することができた。
<前提>●正規の審査員・審査補充員各11名のうち各2名は宣誓書未提出
→実際には、審査員 9名(2群5名、3群4名)、審査補充員(2群5名、3群4名)
→毎回最低2名の臨時の審査員がくじ引きで選定された
●審査員にはコード№がある(便宜上、下4桁のみ記載)
9月14日 起訴議決日
補充員№0346と№3566を臨時の審査員に選定
審査員№0320は早退 → 補充員№0371を追加で臨時の審査員に選定
審査員8名と臨時の審査員3名の計11名で起訴議決
議決書が未作成のため署名せずに散会
10月4日 議決書作成日
審査員、補充員18名は全員出席→臨時の審査員は2名のはず
臨時選定録には9月14日と同じ臨時の審査員3名を選出した記録
最高裁の報告によれば、議決した11名と議決書に署名した11名は同一である
臨時の審査員を選出するのは、正規の審査員が欠席した場合に限る
検察審査会法第二十五条 検察審査会は、検察審査員全員の出席がなければ、会議を開き議決することができない。
○2 検察審査員が会議期日に出頭しないとき、又は第三十四条の規定により除斥の議決があつたときは、検察審査会長は、補充員の中からくじで臨時に検察審査員の職務を行う者を選定しなければならない。
●何故、審査員が出席しているのに臨時の審査員を選定しなければならなかったのか
→議決をしたメンバーと同じメンバーが署名しなければ、議決書は無効。
●正規の審査員が出席しているのに、臨時の審査員を選出することは検察審査会法第25条に違反する。
●8枚目の臨時選定録は、本当に、10月4日当日のくじ引きによって作成されたのか。
→9名の補充員から同じ3名の「臨時の審査員」が選定される確率は?
●検察審査員経験者の話によれば、議決をする時には予め議決書が準備できているのが普通である。検察審査会法は議決書を後日作成することを想定していない。「検察審査会ハンドブック」によれば、「検察審査員が病気にかかったりして、ある期日に開かれる審査会議に出席できない場合に、当日出席している補充員の中からくじで「臨時の検察審査員」を選び、その日に限り検察審査員の仕事をしていただきます。」と説明がある。つまり、9月14日に選定された「臨時の審査員」№0371、№0346、№3566を、自動的に10月4日に審査員に選定することはできない。仮にくじを引くとしても、偶然に、10月4日に再び検察審査員№0326が欠席したり、早退した場合だけである。全く同じ審査員が1人欠席し、同時に全く同じ臨時の審査員が3名選出される確率はどうだろうか。
9月14日に早退し、議決に参加しなかった審査員が10月4日にきちんと出席している以上、3人目の臨時の審査員を選定することはできない。
署名した3人の臨時の審査員の選定は無効であり、従って起訴議決そのものが無効である。
震災前に開催された2回のWTでは、法改正の検討委員を務められた高井康之弁護士などから、改正検察審査会法の問題点などをヒアリングしていた。震災によりWTの開催は中断していたが、この間、改正への議論を加速させるために独自に論点整理を行い、法制局と議論を重ねて改正案骨子(私案)が出来た。「起訴議決権限を所轄がない(誰も責任を負わない)行政機関である検察審査会に付与したことによって、国民の人権を著しく損ねることになり、これは憲法違反ではないのか」と最大の論点ついては今後の議論の対象として論点整理にとどめ、今回の私案では、検察審査会の独立と会議の議論の中身そのものについては「非公開の原則」を維持するものの、①「幽霊審査会」などという疑念を国民から抱かれないように、会議の開催状況についての情報開示を法律に明記すること、②逐語的な議事録の作成を明文化すること、③審査補助員を複数にすることによって、恣意的な誘導が行われないようにすること、という検察審査会議の運用上の問題点を改善することに絞り込んだ。今後、この私案をもとに活発な議論が展開され、改正が早期に実施されるようにこれからも全力を尽くしたい。
※本日の資料は森ゆうこ資料サイトでご覧になれます。
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恐らく補助委員の方々は、無作為に選ばれた普通の一般庶民ではなく、それに慣れた、通暁した方々なんでしょうね。そう感が得ざるを得ませんね。日本はもっと民主的で、開かれた、先進的な国だと思っていた爺さんが馬鹿でした。これからは、ものを言う爺様になりますぞ。森先生、徹底的に応援します。川口先生、松木先生に絶大なるエールをお送りいたします。
投稿: 塩土老翁 | 2011年6月30日 (木) 20時53分
訂正 川口先生ではなく鹿児島の川内先生です。
投稿: 塩土老翁 | 2011年6月30日 (木) 21時02分
検察審査会の議決が無効で、悪意の運用の在り方は、刑事事件にしてもいいのでは!?
報道も民間企業のリコール並に、(海外勤務になった人がいるので一年間は)謝罪訂正報告を各社社長を国会召致して証言させるか、電波利用停止するべきでは・・・?事実確認をしない社会攪乱の事件か?
投稿: 寺澤謙一 | 2011年6月30日 (木) 23時41分
ご苦労様でした
何となく不可思議だったものが、明らかに違法と言えますね
こんな恐ろしい権力の乱用は、今度こそ潰しましょう
反対に、このような仕組みを悪用した人間を明らかにし罰を与えねばなりません。
投稿: 北島 慎一 | 2011年7月 1日 (金) 00時06分
陸山会公判 調書の半分不採用
検察審査会の起訴議決もそうなのですが、やはりムリ筋を恣意的に起訴したことが立証されようとしているようですね。
検察の暴走だけではなくて、検察情報を連日垂れ流していた大手メディアや国策捜査などと噂されていましたが、時の政権や政府高官の関与など闇は深そうですね。
放射能汚染から国民の命と健康を守るための孤軍奮闘ともいえる議員活動とともに社会正義を実現するための活動などなど、森議員の働きに敬意を表します。
それにしても暑いですねぇ
節電モードとはいえ、森議員もムリだけはしないでくださいね。
健康が一番ってことを忘れちゃうと
日本の再建だとか、脱原発だとか、何のためなのかわかんなくなっちゃいます。
『程よい踏ん張り』や『持続できる努力』を結集すれば
きっと明るい未来がやってくるハズ!
健康第一で、これからもおおいにご活躍されることを祈念します。
投稿: 唯我独尊 | 2011年7月 1日 (金) 07時28分
猛暑の中 がんばっておられますね。
政府のどたばた劇に関しては いいたいことはありますが
横に起きます。
是非 ◎◎暫定基準値見直し◎◎ を 要望いたします。
決して風評被害 ではありません。
野菜に関しては2000ベクレル チェリノブイリの場合は1キロあたり370ベクレルでした。ウクライナの8倍です。
ご存知だと思いますが
(沈黙の春 )の著者 レイチェルカーソンが ついに警告していますが 今 死にもの狂いで 政府が 放射能に対して
戦わないと 日本も 子供達も 駄目になってしまうと 正直 思います。
見えない敵が 猛威をふるっている時に 節電をたてに
原子力を推進する 馬鹿がいます。
暫定規定が WHO の値になるまで 子供達を 疎開させ
守ってやらないと。
食べ物も 飲み水も 見直しをしないと
大変は ことになります。
先生 頑張ってください。
これは 戦争です。 放射能と正面きって 戦うときなのです。
投稿: 大阪のまさ | 2011年7月 1日 (金) 09時33分
森ゆう子さん有難う。いつも小沢さん無実の為に、奔走していただき、小沢さん応援している者にとり、心強い限りです。今日は石川議員裁判調書の半分が却下のニュース。一日も早く、小沢一郎さんが総理になり、官僚たちを蹴散らして、日本国民を国難の今こそ、救って欲しいと願っています。
投稿: 田中敏子 | 2011年7月 1日 (金) 12時57分
四国からですが、応援しています。
ただ、このブログの背景のイラストと、
テキストがカブってしまって、
ちょっと読みにくいのが残念です。
歳とともに目が弱っていくのが悲しいのですが、
できれば、フォントをもっと目立つようにしていただくか、
背景イラストをテキスト以外のところに配置していただけないでしょうか。
内容と関係ないコメントでごめんなさい。
投稿: 米おやじ | 2011年7月 1日 (金) 21時32分
大変細かい、面倒なお仕事を本当にお疲れ様です。政治は、時にこうした、目立たないけど絶対に必要な作業をらなければなりません。どこいらかのパフォーマンス好きで、目立つコトしか考えていない政治家とはエライ違いで、森さんの爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいです。まあ、手遅れでどうにもならないでしょうが。
投稿: celiwengler | 2011年7月 2日 (土) 08時35分
ご活躍、うれしく思います。
東京第5検察審査会の起訴議決についての検証を国会の委員会の中で行うことはできないのでしょうか。
その際、最高裁判所の関係者を参考人として出頭願い、森議員がここで検証されていることを、この参考人の口から言わせる(言っていただく)ことで、メディアも動かすことができるように思うのですが。
投稿: 飯田 | 2011年7月 2日 (土) 16時38分
菅が解散する前になんとしても、検察審査会の議決を無効
にして下さい。もう時間がありません。
小沢さんの裁判が控えている状況で解散されたら小沢グループも
ダメージを受けます。
投稿: ろうし | 2011年7月 2日 (土) 17時38分
森さんの、お働きなければ、検察のことなど、ここまでよく運んだでしょうか。感謝あるのみ、小沢さんほか皆さんに明るい陽がさしてきますように。きっとそうなります。
7月20日前、空は薔薇色のはず。嫌なこと消えて行き皆さんが動けるようになると念じています。
投稿: 三田 | 2011年7月 3日 (日) 14時28分
[審査員の出席簿によって、議決は無効であることが証明できた]
森さんのご活躍は、うれしいのですが、この資料は民主党の中で今後、どう生かされるのでしょうか?
また、森さんの提出された資料が、民主党の中で、どう評価されているのですか?。
投稿: おたふく | 2011年7月 3日 (日) 17時09分
年齢の訂正を繰り返し、おかしいと思っていましたが、明らかにしてくれてありがとうございました。
私のブログでも書くようにします。
猛暑のおりお体にはお気をつけください。
投稿: sakuradorf | 2011年7月 4日 (月) 22時31分
検察審査会のメンバーは、海外に本部のある特定の宗教団体と深い関係のある者達です!既にご存知のことかと推察いたしますが、陰謀ですね!小沢一郎の存在が、邪魔になる国際組織が小沢一郎の失脚を計画して、仕組んだんです!
国際組織は、小沢一郎を無罪にすることにしましたので安心してください。
投稿: 高山清洲 | 2011年7月 4日 (月) 23時06分
[松本龍復興相の発言に関して」
文字ではなく、インターネットの映像からの言葉使いからなのですが、もし自分が目の前で聞いていたら、「お前、何言ってんだ。もう一度行ってみろ。お前が国会議員をしているのは、国民が票を入れてやったからだ。税金を払っているのも、政治家をやらせてやっているのも、俺達なんだよ!」という言い方をしたでしょう。彼の言葉使いと傲慢な態度には、そういう言葉になるのが当然でしょう。民主党議員の間では、どのような人物と思われているのか解りませんが、あの言葉使いが、日常的な政治家の言葉なのでしょうか?私にはヤクザのように映ります。
民主党の政策には、多々不満な点が有りますし、議員は人間として世界を知らず、未熟といった印象を持ちます。全く大きな子供を見ているようです。これでは到底、国際的な交渉事ができる筈がない議員の質です。人間として弱いと言えます。本を読んで勉強ができるだけの子の域を出ていません。両院議員総会では何も発言しないまま終わった様子は、「民主党は終わった」という気持ちに支持者をさせたと言えるでしょう。どこにも活発な議論というものは有りません。「民主党がまとまって行かなくては」と金切り声を上げた女性議員が、民主党の実態なのでしょう。ただ何も出ずに、学校に通って授業だけを受けている学生のような印象です。
細野議員が原発担当大臣になった事情は、少し予想が付きます。次の内閣においても、仕事を担当する事になるでしょう。次の内閣に求められるのは、民主党の立て直しです。震災復興などは、まっとうに国会運営を行えば、協力を得られるはずの事と言えます。子ども手当など民主党が選挙で公約した事ですから、譲るような問題ではない筈です。選挙でした約束を180度日繰り返してさえ、まともに何ひとつやれない状態です。役職という肩書で人を動かせると思っている「バカ」と言う事ができます。それが岡田幹事長や、松本復興相の姿勢によく出ていたでしょう。完全に、国民の意識とはズレています。
自民党時代の状態に戻れば、どんどん格差は広がります。日本を支えているのは、上にいる人間などではなく、下にいる人間の方です。増税は下から取って、上の人間を肥やしているだけの話です。公平な負担などでは有りません。働く方が低収入で、働かない人間が高収入という矛盾ができた社会が、後どの位持ちますか?という話です。数字をごまかしてやって来たのが自民党政治です。民主党議員には個別の事柄しか解らない人がどうやら多いようです。現実の問題を解決する為の現場の知識や知恵がない人達ばかりのようです。それは自民党も同じですが、民主党議員はあまりに、ひ弱です。
居座りを続け8月、10月などと言っています。10月になれば、また1年という話になるのは確実です。民主党内には、ただ議員にしがみ付くだけしかなくなり、シラケた状態で残りの時間を過ごすだけになるでしょう。その後、民主党は当然、なくなり社会党と同じく消えて行く筈です。結果的に自民公明の支持者だけが得をする政治状況となり、30年先には日本が亡んでいるだろうと推測します。日本の所有がアメリカや中国やロシアになっているのかも知れません。常識的にはあり得ない筈の事が、日本のおかしな政治によって実現するという見本を菅政権は示しています。この状態を見て、日本が亡ぶと思う人はいる筈です。企業は残るでしょうが、日本国の所有は外国人になるという事です。一刻も早く、現執行部を排除して「民主党の原点に戻ってやり直す」事以外に分裂した民主党支持者をまとめる事は不可能です。今、民主党内はどうなっているんでしょう?
投稿: 阿部雅彦 | 2011年7月 5日 (火) 00時51分
現在の小沢一郎氏の不本意のお立場を思うにつけ、今の地検特捜部と検察審査会の一連の動きに、国民の立場では理解し難い疑問を抱いてるなか、森ゆうこ議員の調査収集活動から整理された真実の情報提供を下さり、偏向報道の毒されず、問題や課題の本質を理解することができております。
特に、検察審査会は地検特捜部を第三者的に独立し監視する機関と理解しておりましたが、起訴権を有するよう法改正が為されたことにより、法律に疎いながらも、屋上屋を重ねるどころか運用面で混乱をさせはしないだろうか?と素人ながら思案しておりました。
そんな折りに、小沢一郎氏の強制起訴の訴因の根拠になる証拠資料が、現在進行中の元秘書三人が関わる裁判長が、証拠資料の三分の一余りの中にある検事調書を証拠採用しない決定を為されたとの報道があり、小沢一郎氏は当初から潔白を主張されてきましたから無罪を信じておりますが、然し、このことは小沢一郎氏の公判の前提に関わることになるのではとの見解もあり、何よりも先行きは冷静に見守りたいと思っております。
翻って、ここ数年来菅家さんから始まった冤罪が数々散見されており、四方や、小沢一郎氏の件が冤罪だったらということが頭をかすめるのです。
凡そ二年に及ぶ今日まで、小沢一郎氏をはじめ元秘書と民主党が強いては国民が被った被害が計り知れないだけに、無用な心配で馬鹿か阿呆かと言われそうですが、冤罪を前提に今日までの実態を省みると、権力を持つ機関の行動には背筋が震えるのです。
そういう意味から、森ゆうこ議員のご活動は、制度から運用に至る問題点を鋭く炙り出し改善策を提起して下さり、力の弱い国民には殊更に大いなる助けとなります。
本日は、貴重なスペースを妄想に近い個人的見解を述べさせていただき大変失礼致しました。
終わりに、今の民主党の歩みに更なる思いを抱き、国民のため尽きることのない政治課題に立ち向かう森ゆうこ議員の雄姿を感じつつ失礼致します。
投稿: 田村佳三 | 2011年7月 5日 (火) 14時27分
「沈黙は金」ではなく「沈黙は罪」である。
多くの刑法学者が検察審査会の議決は実効性がないから拘束力を持たせるべきと主張していた。私が大学で学んだ教授は教科書にはっきり書いていた。だから議決に拘束力を持たせた法改正の時学者は憲法違反のけの字も口にしなかった。小沢氏が起訴されても検察審査会について何も言わない。日本の学者は肝心なことは何も言わず沈黙する。
私は何度でも書く。
陸山会事件は最初から違法捜査であり、違法起訴である。政治資金規正法の虚偽記載は第25条で「5年以下の禁錮又は百万以下の罰金」とある。しかも処罰されるのは記入した者である。法律上小沢氏は対象にならない。
また刑事訴訟法第250条6項で公訴時効の期間は「長期5年未満の懲役若しくは禁錮又は罰金に当たる罪については3年」としている。従って収支報告書の虚偽記載なるものは公訴時効3年となる。小沢氏の場合は
04年分(05年提出→08年時効成立)。
05年分(06年提出→09年時効成立)。
である。
昨年(10年)の段階で既に公訴時効は完成しているのだ。勿論起訴議決は無効(違法)だがその前に起訴できない。尚且森さんが再三指摘したように立て替え金は記載義務はない。仮に借り入れ金としても時期がズレていただけで記載してある。更に言えば小沢氏は石川議員ら秘書の共犯として起訴された。がこれは完全なこじつけである。共犯つまり共同正犯の要件は、
「主観的に共同実行の意思」。「客観的に共同実行の事実」。である。
小沢氏に犯罪共同実行の意思はないし事実もない。まして秘書との共謀は一切ない。石川議員が後で「小沢先生に報告した」という供述もこれだけで共犯と断定することはできない。検察審査会はこれで小沢氏を起訴したが…。
そもそも共同して犯罪行為を行わないと共犯にならない。もっと言えば命令も指示もしていないから主謀者ではないし教唆犯や幇助犯にもならない。
小沢氏が言うように故意に期ズレを行っても何もメリットはない。政治的にも法律的にも…。
もう一つ検察がこじつけた水谷建設からの1億円献金だが裁判で石川議員に渡したと言った元社長だが反対尋問では具体的なことは何も言えない。更に会長は献金を否定している。
もう検察のストーリーは破綻している。
マスコミは未だに検察に都合のいい情報(虚偽)を流している。一体この責任はどうとるのだろうか?。マスコミが犯罪者でない人を犯罪者にした罪は大きい。
謝罪ぐらいでは済まない。社長が辞めても収まらない。テレビ局を廃止した方がいいと思う。それぐらいの責任がある。単に節電の一環ではなく小沢氏の一連の報道に対する責任をとらせる意味もある。
間違いなく民主党政権を骨抜きにしたのは小沢冤罪問題にある。ここまで日本を混乱に陥れたのは検察とマスコミである。原発問題や復興がもたつくのも根っこにはこの問題がある。
だからこそ解明しなければならない。森さんの執念には頭が下がります。これからも頑張ってほしい。
検察やマスコミや学者が小沢問題で全く信用できないことがはっきりしただけでも大きな意味があると思う。
大変長くなって申し訳ありません。
投稿: 真実を求める者 | 2011年7月 6日 (水) 02時44分
腐った検察と腐りきったマスコミが冤罪を作り日本で一番の大政治家小沢一郎を罪に落とし入れた。今は小沢グループから総理大臣を出して、森ゆうこを法務大臣にする以外に無い。全てが解決し全うな日本が見えてくる。検察とマスコミを改革すれば日本は良くなること間違いない。
投稿: 浅田保博 | 2011年7月 6日 (水) 20時15分
故郷のの母が急病で帰省し二カ月近く埼玉の田舎を留守にしていました
いただいたメール等 全く開封していません申し訳ない
先ほど帰宅して阿修羅で「東京第5検察審査会」調査の進展を知りました
快哉のエールを送らせていただきます
日本の民主主義 国民主権にとって一番の巨悪は司法および警察であると私も思っています その次はマスコミ
信長が比叡山を攻め立てた時 徳の高い僧の助命を求める諸将に
そいつらが隠れ蓑になって延暦寺が悪行を重ねたとして認めなかったと誰かが書いていました
司法界やジャーナリストのみなさん 国民が信長のような主張をしないで済むように自浄機能を発揮しましょう
森さん
敵は巨大でまだ出城の一角に踏み込んだところと思い
今後もがんばってください お願いします
森さんの周りの方
先生の生命身体の安全には最高の留意をお願いします
日本のジャンヌダルクが火刑に合わないように
投稿: 森さん応援団員 | 2011年7月 7日 (木) 01時28分
巨悪をのさばらせてはいけないと思います。
今後のご活躍をお祈りいたします。
投稿: 杢兵衛 | 2011年7月 7日 (木) 07時26分
検察審査会法
第三十九条の五
検察審査会は、検察官の公訴を提起しない処分の当否に関し、次の各号に掲げる場合には、当該各号に定める議決をするものとする。
一 起訴を相当と認めるとき 起訴を相当とする議決
二 前号に掲げる場合を除き、公訴を提起しない処分を不当と認めるとき 公訴を提起しない処分を不当とする議決
三 公訴を提起しない処分を相当と認めるとき 公訴を提起しない処分を相当とする議決
○2 前項第一号の議決をするには、第二十七条の規定にかかわらず、検察審査員八人以上の多数によらなければならない。
__________________________
判断基準について、上記条文は不明確であり、改正すべきものと考えます。
以下、提案する条文
第三十九条の五
検察審査会は、不起訴裁定に関し、次の各号に掲げる場合には、当該各号に定める議決をするものとする。
一
不起訴裁定の主文を導き出すための事件事務規程(法務省訓令)第七十二条2項に掲げる区分による理由の全部があり、且つ、相当であると認めるとき、不起訴裁定の主文を相当とする議決
二
前号に掲げる場合に該当せず、被疑事実が犯罪構成要件に該当すると認めるとき、起訴を相当とする議決
三
不起訴裁定の主文を導き出すための事件事務規程(法務省訓令)第七十二条2項に掲げる区分による理由の全部又は一部が欠けているとき、理由不備とする議決
理由の全部又は一部が不当であると認めるとき、不起訴裁定の主文を不当とする議決
2項については廃止。
投稿: T_Ohtaguro | 2011年7月 7日 (木) 10時13分
「森さんの行動を応援しています」
民主党のみなさんが、検察やマスコミとまともに対決しなかったことが今日の民主党の凋落を招いてしまいました。森さんがTVで西松事件は訴因変更されなきものになっていますとたぶんメディアで初めて訴えられました。検察とマスコミによるえん罪は、総理になるべき小沢さんを失脚させる国家的な謀略、政治テロだったわけです。
結局、多くの民主党議員はマスコミと検察の顔色を見て、国民の代表である小沢氏が失脚されるのを黙って見ていました。それがほんとうに悔しいのです。なぜ、森さんと同じように戦わなかったのか。
彼らは正義が実行される世の中を作る気概がないのか、ないのであればさっさと政治家を辞めていただきたいと思います。本当に森さんの実行力と勇気に感服いたします。また、これからが官僚国家から国民による民主国家に変われるかどうかの山場であると思います。どうか、森さんには多くの民主党員を巻き込んで、今回の検察審査会の陰謀を公に出していただきたいと思います。
投稿: 信貴明 | 2011年7月 7日 (木) 11時00分
初コメ失礼いたします。
日本の政治形態が良く分かる内容のブログでしたので貼らせて頂きました。
小沢派が叩かれる根本理由はこれですね。
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/b7e1576c07c64a8e89e8ce31775e07ba
国民と国益の為に仕事をする人を応援しましょう。
漁業権の民間企業参入断固反対。TTPの漁業版ですよ。
投稿: おおいりくん | 2011年7月 8日 (金) 01時00分
ごくろうさまです。
ベタ塗りが剥がれるように、闇に光がさしてきます。
今回の報告が正しいと、例の年齢の算出はまたまた怪しくなりますね。
今後のご活躍を期待しております。
投稿: yukoファン | 2011年7月 8日 (金) 08時27分
小沢一郎氏ほか3名の元秘書さんらが無罪を勝ち取ったとしても
この怒りを誰にぶつけて良いのか判りません。
たぶん責任は検察トップが辞任と言う事で済まそうとするでしょうが、佐久間検事とか実際指揮をとっていた検事らはのうのうと知らん顔でちょっと地方へ飛ばせられて、忘れた頃を見はかれて戻ってくるのでしょう。
こう言う実行犯を処分する方法は無いのでしょうか??
前田検事みたいに地方大学出身者しか処分できない日本で良いのでしょうか??
大震災は天災ですから、誰にもこの怒りをぶつけようがありません。このもやもや感が小沢冤罪事件にも感じます。
霞ヶ関・マスコミ等が、「みんなで渡れば怖くない」的発想で突っ走った結果が小沢冤罪事件だと思いますが、怒りの矛先を誰に向かって行けば良いのか?本当にわかりません。
小沢冤罪事件の発端はたぶん麻生政権の漆間長官だと思いますが、漆間元長官に怒りの矛先を向けて良いのでしょうか?
投稿: しんちゃん | 2011年7月 8日 (金) 17時46分
森議員の活動に感謝します。
事実と虚構の狭間での探求は忍耐と理性を強くしたと思います。
ご苦労様でした。
特定団体が検審会のメンバーだった時点で真っ黒な印象がありました。
背後に潜む者達が見過ごすとは思えません。
用心と警戒は怠らない様に。
地裁は検察官の証拠採用を見送った。
所謂トカゲの尻尾切り。
手駒を失った報復が予想されます。
支持者や議員周辺は気をつけてください。
微罪での立件。
今回の陸山会の立件の様に、庶民への印象操作で信用失墜を企てる。
何でもアリを実行してきます。
こればかりは議員達だけではありません。
一般人にもこの手のやり方での冤罪が過去から今まで沢山あったのでは無いか?
と疑わしい法曹界です。
人が人を裁く。デリケートな分野が利権やシガラミで裁きに感情があれば、公正さは無くなる。
議員の追求はここにドでかい楔を打ち込んだ!
良くやりました!
拍手喝采です!(新聞テレビが何時まで無視するのかね?(笑))
頑張ってください。
投稿: 爺の爺さん | 2011年7月 9日 (土) 07時06分
本当はこんなことは、野党が与党について調べたり、意見したり
するものですが、同じ与党内で同じ党員の小沢さんを排除するとは
情けない。民主党Bは人間ではない。党員資格停止を確定しやがった。
投稿: ろうし | 2011年7月20日 (水) 22時54分
森先生、いまごろコメントを付けることをお許し下さい。
施行令28条によれば、議決書には、「検察審査会長及び検察審査員がこれに署名押印しなければならない」と定められており、27条には、【検察審査会長】又は【臨時にその職務を行う者】、【検察審査員】、【臨時に検察審査員の職務を行う者】、【会議を傍聴した補充員】、【審査補助員】及び【検察審査会事務官】の職名及び氏名、と議事録に記す出席者の分類が定められています。
この規定からすると、【臨時に検察審査員の職務を行う者】は、【補欠の検察審査員】とは異なり、あくまで補充員が臨時代理しているのに過ぎず、【議決書に署名する権限】がないように読み取れますが如何思われますでしょうか?
もちろん私自身も、先生の記されていることだけで議決が無効であると思っております。
小沢先生の裁判でも、行政訴訟で却下された手続き部分から始まるのかと思っていたら、その部分はもはや問題にはしないようですが、考え続けていると、どうしても検察審査会事務局と最高裁、法務省のやり方が許せません。
森先生は文科省副大臣としてご多忙のことと思いますが、どうしてもお伝えしておきたくて、こんな古いエントリーにコメントさせて戴きました。
投稿: nobuo_ikoma | 2011年11月 2日 (水) 23時13分