無料ブログはココログ
2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック

《スタッフ募集》

  • この度

    「スタジオあなろぐ」はメンバーを募集しています。 場所は高円寺駅から徒歩5分ぐらいにあります。 普通の民家なので地図とかは掲載できないのですが、近くにユーフォーテーブルがあります、高円寺駅からユーフォーテーブルに向かう途中にあると考えていただくとわかりやすいかもしれません。 応募はこちら:[email protected] 上記のメールアドレスに 1、お名前 2、ご連絡先(お電話番号、メールアドレス等) 3、ご質問等 をお書きになってご応募ください。 質問のみのメールも歓迎いたします。 我々のスタジオは作画スタジオと分類されますが参加メンバーは作画以外でも全然構いません、 演出、仕上、撮影、制作、はたまた漫画家、イラストレーター、CGデザイナー、CGアニメーターでも構いません。 たった一つの資格といえば、 「毎月家賃16000円を支払える方」 ということだけです。 要するに、スタジオあなろぐのメンバーになるという事は 「月々16000円支払って仕事場所を確保し、仕事先とのやり取りをスムーズにしやすくする。」 という事です。 是非ともオススメしたいのが現在「スタジオ勤務を希望しているのにやむ終えなく自宅作業」されている方です。 スタジオあなろぐ始動当初も募集していましたがその頃なかった机も設備も整いましたので、ご興味おありの方は一度見学なさることをオススメいたします。 集中力を高めたい方用に「個室」もございます、お気軽にご相談下さい。 「スタジオ内写真とかあった方が応募しやすいんでは?」というご意見をいただきましたので、取りあえず室内写真を貼っておきます。 配置等はまだこれから改良しますのでご安心ください

ウェブページ

フォト

« 「アニメーションスタジオ あさどや」について | トップページ | やっぱり本文でお答えします(笑) »

2007年5月15日 (火)

育てる、育たない

各社新人育成にどのように取り組んでいるか調べてみました。主に劇場作品を作っているスタジオ中心になってます。

  • 東映アニメーション : 独自の養成機関「東映アニメーション研究所」を持ちそこら新人を採用すると思われます。10年前に聞いた話ですがアニメーターでもちゃんと社員にしてくれて福利厚生がちゃんとしているようです。その分単価が激安でしたが(笑)
  • サンライズ : スタジオライブに丸投げ(笑)新時代の丸投げの形を垣間見てある意味目からうろこが落ちました。
  • スタジオジブリ : スタジオ内で「社員」として養成していたはず、オフィシャルHPに詳細が見つけられませんでした。
  • マッドハウス : 自分が出入りしている会社なので現場の人間に聞いた話ですが、毎年10人弱入れて2,3年後にはほとんど残らないというのが現状らしいです。これ、実は「業界標準」なのだと感じています。
  • プロダクションIG : 「当社では創業以来、毎年クリエイター10~15人と新たに契約しており、実務経験の中で、段階をおった育成を進めています。」だそうです(笑)
  • シンエイ動画 : 「現在募集は行っておりません」とのこと。
  • スタジオぴえろ : 最近現場にいる人間に聞いたのですが結構ちゃんと育てている・・・と、思っていたら・・・
  • ゴンゾ、東京ムービー : 育成機関に出資しているようですが社内で新人は受け入れていなさそう。

これらの大手の新人はある意味「キャリア」です。その分小数しかとっていないはずです、投資をする覚悟で採算除外で採用しているのだと思います。

ぶっちゃけてしまえ ば業界内外に対する「ポーズ」です。「うちは新人育成にも取り組んでいます」というポーズをとればサンライズ、東京ムービーのように養成機関に出資だけして自分の所では面倒見ない会社より体裁がいいですから。

とにもかくにも大手の採用数が少なすぎます、10人中1人残るか残らないかの業界なのに10人しか取らなかったら採らない方が賢いです、体裁も少しはお金になるのでしょうが(笑)

現状のアニメ会社は大小とわず新人を多く受け入れる体制にありません。会社のスペースも足らなくなるし光熱費も馬鹿にならない上有能なアニメーターを指導員として付けてあげないとしっかり育たないからです。
会社側は有能なアニメーターがいたら実作業をさせたいと思います、新人を指導させたら目に見えた実益にならないからです。

アニメーター養成プロジェクトというものがありますが最近やっと「成果発表」 された所を見るとやはり、キャリア育成機関 ? と思いましたが違うらしいという情報が届きました。

私が理想とする養成機関は「専門学校(研究所)」以上「作画スタジオ」未満です。

アニメーター志望を多数(100人以上)集め学費は取らない代わりに「本番動画」を描いてもらいます。

作業時間は基本九時五時でそれに収まる内容の事しか「させない」、というか「しない」。各会社に「養成機関行き」という単純な動画を専用作業分として作ってもらい仕事を切らさないようにする。

カットの紛失、盗難を避けるために屋外への持ち出し一切禁止、出入りも徹底したID管理。月産500枚を三ヶ月続けられたら即卒業。

しかしこれはかなり「夢物語」です、なぜなら学校サイズの建物が必要な上、多くの指導員(講師)が必要になるからです。予算は軽く億を超えるでしょう。

本気で国がアニメーションを支援しようとしているのならそのぐらいの予算は覚悟して欲しいものです。


« 「アニメーションスタジオ あさどや」について | トップページ | やっぱり本文でお答えします(笑) »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

はじめまして。コメントはしていませんでしたが、いつも記事を拝見しております。
新人を一から教えるとなると、会社ではやっぱり限界があると思います。絵を塊りと捉える目を持っていないと辛いですからね。やはり何処かで一度、絵くらいは勉強が必要だと思います。昔は国際アニメーション研究所という、優秀な専門学校があったんですけどね。実は自分も、そこの出身で、教員として新人を教える側にいました。
本番動画も「養成機関行き」というヌルイ仕事ではなく、「板野サーカス」が動画始めて数ヶ月の人間に回ってくるほど、ハード ( ? ) な研修でした。
そこまで超実戦的なことをしろとは言いませんが、大事にしすぎも問題だとは思います。

>毎年10人弱入れて2,3年後にはほとんど残らない

確かに、昔からそうでしたが、今の人達が自分たちの頃から比べると、考え方が違うというか、人種が違うというか。何処へ行ってもすぐ辞める人が多い。こういう人達を、はたして会社が引っ張って行けるのか、疑問ですね。

国がニート対策に乗り出しましたが、働く気のない人間を、どうやって 「更生」させていくのでしょうか。アニメも然りだと思います。

 初めまして。いつものぞかせていただいています。
 アニメーターになるには年齢制限はありますか? 25歳が限界なのでしょうか。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 育てる、育たない:

« 「アニメーションスタジオ あさどや」について | トップページ | やっぱり本文でお答えします(笑) »