フジタの礼拝堂。
フランスには日本ほどは、「ご当地名物」というものはない。でもたとえばランスには・・、
こういうお菓子がある。ビスキュイ・ローズ・ド・ランスと言って、バラの色の麩菓子のようなもの。きれいで、繊細な食感だった。「日本人は、あまり好きじゃないかも」と、娘の家庭教師をしてくれて、今は生まれ故郷のこの町に帰ったファニーちゃんは言ってたけど、僕はおいしいと思いました。
こんなふうに、デザートに使ったりもする。それ自体はほんのりした甘さの素朴なお菓子なので、いろいろ応用が効くみたい。
さてランスには、日本人ゆかりの見どころがあって、それがこの藤田嗣治のチャペル。午後しか開いていないので、今まで何度もランスに来ながら、いつも見逃していた。でも今回ようやく、中に入ることができた。
いかにも藤田らしい、淡い色調のフレスコ画(以下、できれば拡大してどうぞ)。
それが正面、左右、背面と、びっしりと描かれている。
これをフジタは、最晩年の80歳の時に描いた。その体力もさることながら、絵のみずみずしさに何より驚かされる。
ステンドグラスも、素晴らしい。必見です。
■藤田のチャペル CHAPELLE FOUJITA
パリで活動した日本人画家・藤田嗣治が、友人でもありカトリックに改宗した際の洗礼親であるルネ・ラルーのためにつくった礼拝堂。壁一面を覆うフレスコ画は、二人の友情の証しとして藤田が80歳のときに制作したもので、暖かな雰囲気の漂うチャペルである。
住所 | 33, rue du Champ de Mars (G.H.マム社シャンパンセラーの敷地内) バスは K線、停留所の名前は Foujita |
TEL | 03 26 40 06 96 |
時間 | 14:00~18:00 (5月2日~10月31日) |
閉館日 | 水曜、11月1日~5月1日、7月14日 |
料金 | 3ユーロ、グループ1.5ユーロ、 子供無料、毎月第1日曜日は無料 |
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コメント
80でもこんなに凄いものを
描けるんですね。
投稿: yuki_kyoto | 2008年10月10日 (金) 23時48分
大聖堂と並んで、必見です。くれぐれも開館時間に、お気をつけ下さい。
投稿: ムッシュ柴田 | 2008年10月11日 (土) 01時18分