さあ天皇賞
今日はもう1回更新。
★新刊の「種牡馬戦略SUPERハンドブック」、おかげさまでとても好調とのこと。この場で恐縮ながら、お礼を申し上げます。
いろいろな事情があって、写真もあまり使えず、またこの手の本に必須項目だった血統表も敢えて排して、その分使えるデータを多く盛り込む事に殉じたので、従来のスタイルの種牡馬本に慣れていた方は違和感を感じておられるかもしれませんが、ひとまず安心した次第です。
亀谷氏からも、「これだけ文章を増やした苦行のような本をよく書いた」と褒められており、密かに嬉しく思っています。
★オルフェーヴルが大外枠とは、JRAも味なことをしてくるものだ。この枠順についていろいろ下衆のかんぐりはできるけれど、そんな邪推を巡らすのもまた競馬の(ダークサイドとはいえ)楽しみの1つだ。
★そのオルフェーヴルについて、先週日曜に競馬場で、本を買って下さった方から声をかけられた時に「オルフェーヴル嫌いなんですか?」と訊かれて少し面喰らってしまった。
私は去年サラブレに書いたダービー観戦記で、この規格外のスターホースの誕生(なにせ新馬戦を目の前で見た馬がダービーを勝ったことは初めて、それも新潟の新馬戦ですから)を祝福する文章を書いたくらいで、オルフェーヴルを好きか嫌いかと言われればもちろん好きな部類。ただ、圧倒的な人気馬というのは、私のような斜め目線の立場で予想するのを売りとしている人間にとっては、馬券を買う上ではそれだけでもう敵視するところから始めないと成立しないのだ。
それから以前も書いたように、ダービーをピークに、走りが少しずつ下がっている(特に有馬記念、阪神大賞典のパフォーマンスの落ち方は気になる)という判断をしていて、決して他の馬にチャンスがないわけではないとは本気で考えている。
どうやら、某氏の「強いと思ったことがない」と発言を以前ここで取り上げた時に、それが私のコメントだと勘違いなさったようなのだが、私は「とても強いと思ったことはあるけれど、今は負ける可能性だって普通にあると見ている」・・・というのが正直なところだ。
★阪神が曲がりなりにも首位争いできているのは、安藤投手の復活ももちろんだが、12球団最高の二遊間コンビのおかげである。今の野球では本当に守りの比重が大きくなっている。
確かに飛ばないボールによりゲームの興奮度は下がっていて、いくらなんでももう少し反発力を戻した方がいいのは間違いない。ただ、一番問題はそれよりも、統一球採用と、ストライクゾーンの左右拡大(試合時間短縮による節電が狙いというのだが)を同時に行ってしまったことだったと思う。せめてストライクゾーンは投手に厳しくしないと、打者にとっては辛すぎる。
これまでのようなジャストミートを狙うのではなく、いかに詰まった打球を打つか、なぜならその方がヒットが多い・・・・という状況は、野球の質を大きく変えている。
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