派遣の子から彼女へ

週末派遣の子を食事に誘った、そのお店は二人で初めて食事したお店だった。というのも自分なりにちょっと演出したつもりだったが、そのことについて直接言うことはできなかった。これでは演出もなにも意味が無い、でも言うタイミングを逃してしまった。前回よりも更に気まずい雰囲気だった、派遣の子は気を使ってくれていたがそれに対し自分は早く答えを伝えなくてはいけないと内心焦っていた。なのに結局伝えられず店を出た、全くどうしようもないやつだと自分が情けなかった。でもどうにか伝えないといけないと思って、自分の車に乗ってもらい派遣の子の自宅へ向かいながら話すことにした。運転していると不思議と流暢に話ができた、そのせいか派遣の子もいつも通りの雰囲気に戻っていった。

そして・・少し詰まりながらも、自分の想いを伝えた。すると派遣の子もこの一週間不安だったことや、このまま友達でもいいかなと諦めようと思ったことなど全部を話してくれた。そして「こんな私だけど、よろしくお願いします。」と改めて言ってくれた、それに「こちらこそよろしくお願いします。」と返した。これからはもう、派遣の子ではなく彼女として一緒に良い付き合いをしていきたいと思う。ちなみにその子は派遣会社ランキングとかよく見てるんだとか。