「海外からの人材受け入れ」と「移民受け入れ」は近似的に等しい
年の瀬に背筋が冷たくなるような騒動が起きた。
亀田製菓の会長CEOを務めている、インド出身のジュネジャ・レカ・ラジュ氏が、メディアのインタビューで「日本はさらなる移民受け入れを」と発言をしたとして炎上した。
(中略)
CEO発言は
「日本にとっては柔軟性を持って海外から人材を受け入れることが極めて重要になるでしょう」
この発言と「移民受け入れ」がまったく異なることは言うまでもない。
(上の記事より抜粋)
ダイヤモンド・オンラインは「海外からの人材受け入れ」と「移民受け入れ」は全く別物でありAFP通信の誤訳と断じています。
またこのフランスにある世界最古の通信会社(=オールドメディア)が「悪意なく・しかし意図的に」事実を捻じ曲げたと言い切っています。
そして「(日本人は)ピュアな国民ゆえ、簡単に操られてしまう」と小馬鹿にしています。
しかし、そうでしょうか?
今やネット上の文言は、言葉狩りターミネーター=AIチェッカーにより24時間逐一チェックされています。
故に、ひとこと「馬鹿医者」©高須克弥 で済むものを、AIからの警告を避けようとして、例えばこんな迂遠な書き方をする人が増えています。
「このお医者様は、少々お考えの傾向が浅薄に偏りがちに感じられるというか、感情が理性に勝られる方でいらっしゃるのだろうかと多くの人に思わせる恐れのある特性をお持ちかもしれない可能性が否定できず、その社会的地位を鑑みるに非常に賢くない、多くの人の神経を逆撫でするような発言をされた残念なお医者様であると、普段ひとさまのことをそういうふうに形容することは決してない、公正な人間であるこのわたくしにまでそういうふうに言わしめてしまうような人物であると言わざるを得ないこともやぶさかではない」
遠回りし過ぎて、もはや道を見失ってるような気がしてなりません。
要約すれば太字部分だけで済みます。
つまり「この医者は賢くない」。
おしまい。
「海外からの人材受け入れ」と「移民受け入れ」は、=(イコール/全く同じ)ではないけれど≒(ニアリーイコール/かなり同じ)だ、というのはどの国の現状を見ても事実です。
画像はTRANCE biz.よりお借りしました。
就労ビザの期限が切れれば未練も見せずにサッサと素直に祖国に引き上げてくれる人ばかりではありません。
就労ビザが有効なうちに祖国から家族を呼び寄せ、その後ビザが更新されず在留資格を失っても
「何年も日本で暮らした、私に今さら帰れとはあまりにも非人道的」
「子どもは日本で生まれて日本語しか喋れないから、もう日本でしか暮らせない」
等々、感情に訴える主張をして、無資格のまま在留を続けている人が少なくないのが現状です。
心構えをしたうえで取り組む必要があります。
「全く異なることは言うまでもない」などと甘く構えていると、後から必ず「こんなはずじゃなかった」になるからです。
「ピュア(世間知らず)な国民だから、簡単に操ってやれ」と思ってるのはどちらかな?と懐疑しますね、私は。
また、亀田製菓は新潟に本社を置く米菓シェア日本一の会社です。
地方に拠点を置く大企業に期待されるのは、何よりもまず「その地域の労働力を使う」ということ。
新潟県は日本海に面した県では唯一政令指定都市(新潟市)を擁し、関東甲信越(広域関東圏)と呼ばれる県です。
それでも東京大阪名古屋よりも就業先が多い…ということはないでしょうから、やはり
「いかに新潟県民に就業機会を与えることができるか」
が期待されていると思います。
なのでもし例え本音で「外国人ウェルカム」と思っていたとしても、CEOが大っぴらに
「海外から人材を受け入れることが重要」
と言えば「え??」となりますよ。
この記事は「アメリカは~」と言ってますが、アメリカだって同じです。
亀田の米菓の画像亀田製菓公式よりお借りしました。
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