日新シール工業株式会社
代表取締役専務 CFO 堀川 孟さん
https://nissinseal.co.jp/index.html
日新シール工業株式会社
代表取締役専務 CFO 堀川 孟さん
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株式会社データグリッド
代表取締役CEO岡田 侑貴さん
https://datagrid.co.jp
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!
今週のゲストは、日新シール工業株式会社の代表取締役専務 CFO 堀川 孟さんです。
■日新シール工業株式会社 どんなものを製造しているの?
「当社はフィルムのパッケージを製造している会社です。
主にペットボトル飲料のラベル、お菓子の袋、日用品の詰め替え容器、ペットフードの容器も製造しています。
製品に記してある『ラミネート』はフィルムとフィルムを貼り合わせてできる袋のこと。
『シュリンク』は"縮む"という意味です。
ペットボトルのラベルなんかは熱をかけると縮みますので。
シュリンク製品は基本的にペットボトルのラベルにメインで使われています。
月の単位で云いますと大体1300万m、年間で地球4周分ぐらい印刷の加工をしております」。
どんな風に製造されているのでしょう?
「まず透明のフィルムから柄をつけていく印刷の工程ですね。
そこから袋であればフィルムとフィルムを張り合わせていく工程。
袋によって一見1枚のフィルムに見えるのですが、実は2枚のフィルムが重なっていたり。
多いもので4枚のフィルムが重なっていますのでそれを張り合わせる工程があります。
最後、袋の工程にするところがあります。
袋の工程も色んな袋のサイズ、形態、キャップがついているものなどもあります。
シャンプー、リンスだと詰め替えしやすい仕様になっていたり。
食品から日用品まで様々ですね」。
■パッケージを生み出す会社 万博での展示とは?
「『モノマテリアルパッケージ』です。
現状では異なる材質のフィルムを貼り合わせて外からの光や酸素、水分で水蒸気のバリア性を担保しています。
実はそれだとリサイクルができないんです。
これが1つの材質であればリサイクルしやすい。
ここに注目しまして同じ材質でフィルムを作って、なおかつバリア性を担保しました。
同じ材質のものですと加工適性が悪かったり、印刷しにくかったりしますが
そのハードルも超えて、今、店頭に並んでるようなものと遜色ないものを作っていくのが『モノマテリアルパッケージ』です。
リサイクルをどれだけ進められるかというところですね」。
パッケージする中のものは限られるのでしょうか?
「今はまだ限られていますが、コート剤などより良くバリア性が付与されるものであれば、 現在、店頭に並んでいるようなものと遜色ないものができると思います。
まだやっぱり研究開発の段階ですね」。
さらにもう1つ。
「『回収型変形式シュリンク容器』です。
シュリンクラベルは基本的に2次包装です。
ボトルがあってシュリンクラベルがある。
昨今、ラベルの幅が小さくなってきたり、ネット販売でラベルレスが進んできています。
業界的にはそれを打破しようとシュリンクを一次容器として使えないかと考えています。
その骨組みを自分たちで作りまして、その上にシュリンクを被せて熱をかぶせかけると容器になる。
これを流通で使っていただいて、使用後、ラベルは単一素材なので、リサイクルもしくは生分解性のフィルムを使えば土や水、水蒸気に戻ります。
この骨組みに関してはまたリサイクルで回収をして再利用していただく。
もしくは、今この骨組み自体も生分解性プラスチックを使っていますので土に還る。
研究段階ですが今回展示させていただこうと思っております。
プラスチックはどうしても環境に悪影響のイメージが高いのでそれを打破したい。
環境にも良いことをアピールしたいです。
災害用やアウトドアなどでも使うことができると良いですね」。
■パッケージから見える未来社会
「まず印刷する段階で、有機ガス、有機溶剤を使っていますので、その排出したガスをタービンで都市ガスと一緒に燃やして発電。
それを自社に循環させています。
蒸気も一緒に生まれますので、その出た蒸気をまた工場内の蒸気として使用する取り組みをしております。
我々の業界でも15年ほど前からいち早く導入しまして表彰もいただいております。
今、有機ガスを燃やして発電していますが、それも再利用しようと自社で使った有機溶剤を回収して再利用する、そういうことを今検討しております。
来年くらいには導入できるかなという段階です。
我々の会社だけでなくサプライチェーンの中でCO2削減などを1年後に向けて、設備投資含めて考えている最中です。
我々の業界はイメージ的にSDGsと相反するところにあります。
やっぱり皆さんの目によく触れる商品だからこそ、気持ちよく使っていただきたいなっていう思いもあります」。
今回の展示をどのような方々にご覧いただきたいですか?
「我々のパッケージは消費者の皆様が日頃、手にとって触れて見ていただけるもの。
でもなかなか表に出ない業界でもあります。
こういうパッケージを作っている会社が色々と考えてやっているんだというところを消費者の方々にご覧いただきたいです。
プラスチックフィルムっていうのは 使われてしまうと最後ゴミになってしまうものです。
環境問題と対比して捉えられがちなんですけれども、そういった中でも製造工程や製品で環境に良い取り組みをしているものですので、ぜひ我々のブースに来ていただいて、未来のパッケージの可能性を感じていていただきたいと思っております。
万博に出た企業ということで採用に繋げていきたいなっていうところもありますね」。
5月27日〜6月2日に大阪ヘルスケアパビリオンのリボーンチャレンジ内での出展となります。
真摯に環境問題に取り組んでおられます。
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
今年もこの季節がやってきました!
ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
池田泉州銀行 2014年度 ニュービジネス助成金/イノベーション研究開発助成金
募集期間:2024年8月1日(木)〜10月21日(月)
募集部門:5分野 ①ものづくり ②ヘルスケア ③ICT ④環境・エネルギー
⑤地域ソリューション
大賞:300万円(他、優秀賞・奨励賞、オープンイノベーション賞も)
過去応募総数3,900件、受賞総数500件、助成総額は7億円超!
この機会にぜひご応募ください!
詳しくは池田泉州銀行のホームページまで。
応募の締め切りは10月21日(月)まで!