近藤建設について その3
今回は、近藤建設の色んな部分のスタンスについて マシュー家が見た部分に限り、
お伝えしていきたいと思います。なので、これがすべてではありませんよー。
最新技術に関する捉え方
・基本的には仕様や部材については、バランス重視の考え方であり、その中でもその技術の実績を重視している印象を感じました。そのため、最新技術に関しては、あまり積極的にトライしようとする姿勢が見えません。その理由については、担当設計士の方から、過去に「屋根材 ニチハ パミール」で色々と痛い目にあったことが要因だと聞きました。この話は、アスベスト含有の屋根材が利用できなくなった直後にできた屋根材の耐久性が無かったという話ですね(詳しくは検索してみてください)。住宅については、30年以上住む物ですから、ある程度実績がある技術を使うという考え方は合理的と考えます。
・最近は、CLT工法というのを売りに出していますね。
メリットは、設計の自由度を上げつつ、耐震性も確保できるということですね。私も2020年にモデルハウス「ライフフィットスタジオ浦和」にお邪魔したのですが、これだけ木材が高騰している中ではどうなんでしょうか・・確かに素敵でしたけど。お邪魔した際には、もともと通常の木造住宅よりも「割高」だとマシュー家担当の営業さんも言っていました。そっちの方向できたか・・まぁかっこよい家が好みの人には良いのではないでしょうか。
近藤建設は、住宅以外の建設も請け負っているので、そちらの技術を住宅用に転用するという考え方なのかもしれません。
高気密高断熱を極めたい人や最新技術での維持・管理を求める人には向かないです
・近藤建設の建物は、質実剛健で私のような性能を求める人間以外の方は全く問題なく暮らせます。3年経過しましたが、家の設備に問題が発生したのは、壁紙の割れくらいです(ある程度起こるものです)。一方で、仕様上高気密・高断熱をコスパ良くある程度まで(HeatG2、6地域 断熱等級6)までは高めることはできますが、狙ってやっているというよりも、結果的にある程度高くなっているということを理解しないといけないです。
なので、ほとんど断熱・気密の部分をフォームライトSL等の発泡ウレタンのみで確保していることから、大地震後が発生した場合等に断熱材の剥離や割れ等で機能が損なわれやすいリスクが大きいです。
後、樹脂窓導入についても担当設計士の方からは「マシューさんが初めてだと思います」と驚かれました。その理由は、2019年当時でもLIXILは「樹脂窓は太陽光で劣化してボロボロになる」と設計士さんはLIXILの担当から言われていたそうです。北海道や東北では樹脂窓ガンガン売っているクセに、LIXILさん矛盾だらけなんだよなー。
個人的には、全面樹脂窓にし、引き違い窓は2つだけにすれば良かったと、今でも本当に後悔しています。
・また、近藤建設の修理・保守会社の近藤リフレは通常の修理・保守作業については問題なくやってくれます。ただ、ほとんど断熱・気密、その他最新技術動向については理解が無いので、個人的には保証期間終了後(10年)は修理を頼むことについては、要検討かなと考えています。
施主の希望を柔軟に取り入れようとしてくれます。
・近藤建設は地域の中堅ビルダーです。それなりの棟数の戸建てを建設しており、各個の工程管理は本当に大変だと思いますが、その中でも施主の希望を柔軟に取り入れようとしてくれます。
例えば、マシュー家ではシロアリ・劣化対策に「ボロンdeガード」というホウ酸処理を導入しました。近藤建設では、導入実績がありませんでした。それでも工期を調整してくれて、導入をOKしてくれました。マシュー家の営業担当さんは当時2年目の頑張り屋さんな方でしたが、話を本当に真摯に聞いてくださいました。担当の設計士さんはベテランで、何をやるにしても目的や効果、メリットデメリットをきちんと話してくださり、その時々で、適切に判断を重ねることができたと思います。
今日はここまでです。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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