はてブは個人ニュースサイト2.0なのか
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最近、はてブは個人ニュースサイト2.0だとかそうでないとかの議論が熱い。せっかくなので私も今時点での考えを書いておこうと思った。まず結論から書こう。
はてなブックマークは個人ニュースサイト2.0 だと思う。
しかし、はてなブックマークという個人ニュースサイト2.0の管理人は近藤淳也ただ一人ではないだろうか。
はてブ以外のソーシャルブックマークは良く分からないので、他のSBMサービスについて考慮していないことは申し訳ない。
2.0 という概念の定義はここにある梅田望夫氏の定義を拝借して、はてブが Web 2.0的と判断した。要するに、今までは個人ニュースサイトを読むだけだったものを、はてブならばお気に入りで集めたり、RSSを受信・加工したりすることで、能動的な表現が可能となる。この部分から 2.0 と言っても良いと思った。
では、個々のはてなユーザの http://b.hatena.ne.jp/xxx/ というサイトがそれぞれ個人ニュースサイト2.0になるかと言われると私は首をかしげてしまう。
はてブは自分のサイトになりうるか?で、私ははてブのページを「自分のサイト」と思っている人は少ないのではないかと予想した。この記事に一番多かった反応は「はてブはコンテンツの一つ」というものであった。メインサイトにはなれないのだろう。本人としては「自分がブックマークした記事」であっても、他人のを見るときは「○○さんがブクマした記事」という形で抽出結果のような感じであり、そもそも多くの人がお気に入り機能により複数のユーザのブクマを同じ画面で見ている以上、管理人個人の興味という形で見ることができないのである。
では、誰の興味を発信しているのだろうか。それははてなユーザという集団の興味であり、全体が其れはてなのイメージとなっているように思う。ゆえに、はてなの管理人である近藤淳也氏がはてなブックマークの唯一の管理人であると思う。
はてブというサービスは、個人ニュースサイトとしての機能を一部持っている。しかし、個人ニュースサイトではなくソーシャルブックマークである以上、ニュースを発信することより集合知を蓄えることがメインの使い方だと思う。ゆえに、個人ニュースサイトは管理人の今の興味を示すのに最適なサイトであり、ソーシャルブックマークはある個人が今興味を持ったものに関する情報を探すのに最適なツールだと、私は思う。
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