II魂2019 RECITAL
すいませんこちら↓でお願いします… http://mmorita.hatenablog.com/entry/2019/02/17/222117
これは 沼 Advent Calendar 2018 の 16 日目の記事です。
こんにちは!!最近、ゲーム音楽が流行ってますね!!!ね!!!???
私はファミコン世代ど真ん中で、いわゆるピコピコ音からのゲーム音楽を、その変遷とともに今日まで聴き続けてきました。自分としては、沼にハマっているという感覚はなく、例えるならば、露天風呂に入りながら自然の音を聴いている、という感じです。
どうでもいい前置きはさておき、この記事では、ゲーム音楽について、私自身の楽しみ方をつらつらと列挙します。
SNS の発展により、ゲーム音楽の作曲者本人に直接リプライを送ったり、リアルイベントで直接会える機会が増えています。有名なゲームの作曲者は、フリー活動をされる人が多く、メーカーのしがらみがなくなると、露出が多くなる傾向が見受けられます。
言わずと知れたゲーム音楽作曲界のイケメン。自ら生演奏するライブに登場したり、DJ で「ベア・ナックル」や「湾岸ミッドナイト」をかけたり、「ALL ABOUT マイコン BASIC マガジン」など、おっさんばっかり集まるイベントに出没したりと、イベントへの参加機会が多く、直接お姿を拝見したりサインを貰ったりするのには、一番困らない作曲家さんではないでしょうか。Twitter 上での情報発信も盛んなので、情報を追うには、御本人の Twitter アカウントをフォローするのが良いでしょう。
https://twitter.com/yuzokoshiro
自ら指揮棒を振る「ドラクエコンサート」では、直接お姿を拝見できるだけでなく、終了後に握手会を開催するのが恒例行事でした。が、風の噂では、いまは握手会はやっていないようです。それ以外では、プロ団体が演奏するドラクエ演奏会で、話し手として登場されることがあるようです。
ドッグイヤー・レコーズ代表。スクエニ公式の FF コンサートなどにはほぼ確実に登場します。ここ数年開催されている「BRA BRA FINAL FANTASY」では、全国を回るので、地方のファンにとってはありがたいのではないでしょうか。また、公式ファンクラブである「中くらいのおっさん」では、ファンクラブ会員だけが参加できるイベントが年に数回開催されいます。ここではかなり近い距離でお話を聞けます。なお、このイベントは抽選かつ都内限定です。現在体調を崩されているので心配ですが、ゆっくりと療養して欲しいと思います。
主催しているロック(プログレ?)バンド「Earthbound Papas」は、自分たちではライブを開催したりはせず、呼ばれれば行く、というスタンスで、海外イベントには呼ばれるけど、国内イベントにはさっぱり呼ばれない、という旨の発言をしていましたので、もし国内で開催されたら積極的に行くと吉です。
https://twitter.com/uematsunobuo
プロキオン・スタジオ代表。クロノトリガーシリーズのコンサートによく招待されていましたが、近年はゲーム以外のお仕事も多いです。自ら企画する「クロノトリガー」や「ゼノギアス」のコンサートなどで全力を出し切って燃え尽きるパターンが多いように見えるため、ちょっと心配になるお方です。相変わらずイケメンです。
https://twitter.com/YasunoriMitsuda
過去はロマサガ関連の演奏会に呼ばれたり主催したりということが多かったのですが、最近はフリーの活動が多く、ゲーム音楽以外のお仕事も手がけられています。なぜか黒い服を着ていることが多い印象があります。
https://twitter.com/itoken0705
今をときめくスクエニのコンポーザーと言えばこの方。FF14の音楽は、植松さんリスペクトが強いものもありますが、もちろん祖堅さん独自の音楽も多く、過去のFFとはまた違う多彩っぷりで、新たなFF音楽ファンを増やしていると感じています。Blu-rayのゲーム音楽サントラを何枚も出しているお化けゲームですが、この方の体力と気合があってこそ成り立っていると思います。
https://twitter.com/sokensquareenix
昔のメーカーにしては珍しくバンドという括りがなかったので、各個人がバラバラに活動するというイメージがあります。近年は、慶野由利子さん、小沢純子さん、川元義徳さん、中潟憲雄さん、大久保博さん、三宅優さんなどが、イベントの露出が多いように見えます。中潟さんは自ら率いるプログレバンド「AQUA POLIS」で、ライブイベントに登場することもありますね。
別枠というわけではないですが、細江慎治さん、佐宗綾子さん、佐野電磁さんといった初代リッジレーサー組(命名はてきとうです)は、スィープレコード関連のイベントでまとめて見られる機会が多かった印象があります。
https://twitter.com/shinji_hosoe
https://twitter.com/ayako_saso
https://twitter.com/AYA_TK3005
各所のコンサートやイベントには精力的に参加されているので、見かける機会も多いです。また、同人活動としてオリジナルCD「FEED BACK」シリーズを販売されてたりもします。今年からワイルドアームズ20周年を記念した『Score Re;fire WILD ARMS』というプロジェクトが開始され、ファンが泣いて喜んでいます。
今のように、ゲーム音楽が、フルオーケストラのような大規模な形態で演奏される以前は、クラブイベントでポツポツと演奏されていたりしていました(本当にポツポツ、という規模ですが…)ので、ゲーム音楽ブームを支えてきた存在の一つだと思います。現在は、あちこちで頻繁に開催されているようなので、正直全部を追うのはとても無理かなと思います。好きな DJ さんやゲームをキーワードにして探してみて下さい。
なお、規模にもよりますが、クラブイベントは数時間に渡ることがほとんどなので、私のようなおっさん達には辛く、立ちっぱなしで聴き続けるのも無理になっているので、興味のあるところをつまみ食いしていくのが良いと思います。また、クラブと聞くと「踊らなきゃならないの?」と思ってしまうかもしれませんが、音楽に合わせて適当に体を揺らすだけでも十分に楽しめますし、それを咎めるような人たちもいない、優しい世界です。なお、大音量が苦手な方は、必ず耳栓を用意してください。ということで、私が過去に参加したことのあるものを少し紹介します。
ペルソナライブでお馴染みの DJ WAKA さん。単体の DJ イベントが開催されたこともありますね。
https://twitter.com/djwaka2018
スーパースィープさんはたま~に開催したりします。「リッジレーサーナイト」はオールドファンには滾るものがありました。またやってくれないかな〜。
川崎で年に数回開催されている「エリアピコピコ88」というイベント。有名な作曲者の方が訪れて、DJ やらをやってたりしています。詳しくは公式ページを。DJ イベントは立ちっぱなしが多いですが、適宜休めたりするので、年齢が高い人たちに優しい仕様となっております
https://twitter.com/picopico88
新宿二丁目で不定期開催されている「新宿VGM倶楽部」というイベントも有るようです。いつか行ってみたいです。
関西方面では大阪で定期的(?)に行われている「VGM-FUN」というイベントがよく私のTLに流れてきます(いつかは行ってみたいものです…)。なお VJ というのは「Visual Jockey」の略で、DJ の演奏に合わせて映像を流す人のことです。裏方的な存在ですが、音楽に映像を合わせるというのはけっこう大変な作業だと思われ、いつも感謝感謝です。
https://twitter.com/hashtag/vgmfun
DJ イベントと同じく、規模の小さいものは、恐らく全国で数え切れないほど行われていると思います。なぜか規模が小さくても演奏が上手い人が多い傾向がある気がしています。なぜなんでしょうね。
メーカー公式系は、そのゲームの情報を追っていれば、自然と情報が入ってくるのですが、アマチュア主催系は、友人・知人の口コミもあるかと思いますが、基本的にはあまり情報が入ってこないので、能動的に収集していく必要があります。なお、私はいわゆる音ゲーやアイドル系のゲームはほぼ嗜んでおりませんので、そのあたりは割愛しております。
その名の通り、ファルコムの音楽をアレンジして演奏します。ファルコム公式のアレンジバンドは、実は長い歴史があるのですが、メンバー構成もまちまちで、途中で名前が変わったりもしてます。なので、「JDK」から連想するゲームで年齢判定ができます。最新(?)の構成では、「空の軌跡」シリーズからの曲が多い印象ですが、オールドファン向けに「イース」の曲を演奏したりもしてくれます。全体的にファルコムはファン層の年齢シフトを若い方にうまくやったなと思います。
https://twitter.com/nihonfalcom
メンバーや弁財天さまモチーフのロゴの変遷はあれど、現存するメーカー公式のサウンドユニットチームとしては最古参ではないでしょうか。現リーダーの石川勝久さんを中心に、イベントやライブなど、精力的に活動されています。Twitter上での情報発信も活発で、活動を追おうと思ったら、いくらでも追えてしまうでしょう。
元メンバーとしては、小倉久佳さんは「小倉久佳音画制作所」名義になってから、イベントで見ることが多くなりました。TAMAYOさんは「BETTA FLASH」の活動を見かける事が多いです。他にも、とにかく関連メンバー数が多いのですが、石川さんの情報発信を追いかければなんとかなる感じです。
https://twitter.com/taito_zuntata
https://twitter.com/Tamayo_Kawamoto
「Blinc Spot」とは別の流れで、Hiro 師匠によって「H.」というバンドが結成されました。光吉猛修さんと一緒に色々なイベントに登場し、アルバムなども発売されましたが、最近音沙汰がなく、寂しく思っています。なお、Hiro 師匠は色々なイベントでお見かけします。軽妙なトークもとても面白いです。
https://twitter.com/hiro_h10th
知名度のわりにメンバーの露出が少なく、オールドファン泣かせだったのですが、最近になって、古川もとあきさんを中心に「HEARTY MUSIC CLUB BAND(ほぼ矩形波倶楽部)」というバンドが結成され、「矩形波倶楽部」時代の曲をライブ演奏したりしています。こちらは東京・大阪で開催されました。ゲストに國府田マリ子さんが来たりもしました。今後の動向が注目されます。
https://twitter.com/MOTOAKIFURUKAWA
https://twitter.com/tenkiamemiya
過去の「S.S.T.BAND」はすでに解散していますが、近年、リーダーの並木晃一さんを中心に「ほぼ S.S.T.BAND」こと「Blind Spot」が結成され、年に数回、昔の曲を中心にライブ演奏をしています。途中でメンバーの脱退などもありましたが、今も都内を中心に活動されています。復活後、アルバムもすでに2枚出ています。
https://www.facebook.com/BlindSpot.Nearly.SSTBand/
https://twitter.com/k_namickey
長らく活動してませんでしたが、数年前に復活しました。復活後は各所のライブイベントで見かけることが多いです。オールドファンで復活を知らない方はぜひ追ってみてください。
「ソニックアドベンチャー」などの楽曲を超絶演奏と超絶ボーカルで演奏。露出機会はあまり多くないのですが、とにかく圧倒的にパワフルなパフォーマンスで観客を盛り上げるのがとても上手いバンドです。ファンも熱狂的な方が多い印象があります。
この界隈はアマチュア主導で盛り上がってきた印象があり、ひとことで演奏会と行っても、形式は多種多様で、フルオーケストラ、吹奏楽、弦楽、コーラス、寸劇、お琴など、多種多様となっております。雰囲気としてはお硬いものが多いので、じっくりと静かに音楽鑑賞したい方におすすめです。
メーカー公式系も増えており、FFシリーズを筆頭に、ロマサガ、ゼル伝、艦これ、グラブル、テイルズ、アトリエ、ネオロマンス、逆裁、モンハン、などなど、多数開催されています。メーカーがお金をかけてくれるので、凄く質の低い演奏会に当たる可能性は低いため、シリーズを追っている方で演奏会未体験の方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。ゲーム内の音と、目の前の演奏の違いに驚くこと請け合いです。
いったいこういう情報はどうやって集めるの?と迷った方は、とにかく「2083WEB」をオススメします。公式系を始めとして、アマチュア系の一部を含んだ演奏会情報が網羅されてるほか、作曲者のインタビューやグッズ販売、メルマガの発行もしており、文字通りのポータルサイトとなっていますので、まずは巡回をしてみてください。これに加えて、ゲーム音楽の情報につよい Twitter アカウントを片っ端からフォローすれば、ほぼ必要な情報は集められるはずです。沼にハマりたい方は、こちらを軸に、興味の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
以降は私が過去に足を運んだ演奏会について、プロ・アマチュア問わず、つらつらと列挙します。
BGM という名の通り、プロの奏者が中心になってゲーム音楽を演奏する団体を運営しているという、一風変わった団体です。オールドファン向けの選曲が多いです。演奏会では、トークが長めで演奏曲数がやや少ないかな?という印象がありますが、演奏、編曲ともに、クオリティはとにかく高いです。
なお、この団体は、団体名に「新」がつかない時代が昔ありまして、紆余曲折の上、今の形態になっています。多大な苦労があったかと思いますが、理念を貫き通す姿勢には頭が下がります。
アイムビレッジ社が主催するゲーム音楽コンサートシリーズの名称。サントリーホールや東京芸術劇場といった豪華なホールが使われることが多い印象です。指揮者の志村さんは、ゲーム、アニメの色々なコンサートに登場することが多く、ファン心理をガッツリ掴んでくるので、観客側は安心して聴くことができます。セガ、SIE といったゲームメーカーとタッグを組んだ演奏曲構成をすることもあるので、好きなゲームの演奏会がこの団体で主催されることがあれば、迷わず足を運ぶことをオススメします。
NHKの「シンフォニックゲーマーズ」に登場したこともあり、ゲーム音楽ファンの間では、恐らく一番名の通っているゲーム音楽演奏団体だと思われます。クロノやMOTHERシリーズといったメジャーどころを中心とした構成が多い印象です。メディアへの露出機会が多く、パトロネージュ制度を導入してたりするので、ゲーム音楽団体としては先鋭的な印象があります。ちなみに NJBP の前身団体 JBP から派生(?)した団体でもあります。詳しくは両者のホームページを確認してみて下さい。
私は一回目の演奏会にいらっしゃったコンサートクイーン(?)の存在が忘れられません。。
FF シリーズの曲をブラスバンド(吹奏楽)形式で演奏、しかも全国ツアーを毎年やっている、スクエニ主催の豪華なシリーズです。演奏は「シエナ・ウィンド・オーケストラ」という、超有名なプロ団体がするため、品質はとても高いです。ブラスバンドでこんな音が出るんだ!?という驚きがあります。指揮者の栗田さんは見た目はゴツいですが結構お茶目なところもあります。なお、先に書いたとおり、植松さんが体調不良のために休養中なので、来年開催されるかは不明です。
http://www.square-enix.co.jp/music/sem/page/brabraff/portal/
オールドファン向けの演奏におけるアマチュア団体の老舗で、とにかくその筋の人たちに人気があります。週刊ファミ通のみずしな先生のマンガにも載ったことがあるので、認知度は高いと思われます(ちなみに私も先生のマンガで初めて知りました)。高い演奏技術と高い寸劇技術と客側のマニアックさが相まって、毎回カオスな演奏会になります。他のアマチュア団体も、いろいろと寸劇をすることがありますが、この団体の寸劇は、シュールさと本気度で他の追随を許さないレベルになっています。なぜここまでするのでしょうかね?なお、演奏会のボリュームが凄くて時間がかなり長いので、演奏会に行くときは、座布団を持っていくと吉です。
アマチュアの老舗の団体の一つであり、人気が高いです。GSJ の志村さんが指揮をされています。ドラクエ、FF などのスクエニを中心とした重厚な演奏会が多い印象があります(過去の演奏会ではオムニバス形式の時もありました)。
敢えてここに書きますが、みなとみらいホールのパイプオルガンを使った「妖星乱舞」はとても迫力ありましたので再演希望です。
意外と歴史の長いアマチュア演奏団体の一つ。寸劇を積極的に採り入れてますが、なぜそこまでやる?と思うレベルで観客を盛り上げます。演奏者以外に寸劇する人が多いのが FCB さんとは一味違う印象です。
歴史の長いアマチュア演奏団体の一つ。第一回目の演奏会からかなり気合の入った宣伝とプログラム構成で、アマチュア団体と言えど、なんかところどころにプロっぽさを感じる雰囲気がありました。アマチュアとしては豪華な構成と特徴的な MC で演奏会を盛り上げます。
ちなみに先出の「2083」代表の齋藤(だよたん)さんは、こちらの団体の出身?です。
団体としての歴史は浅いのですが、「エストポリス伝記II」「幻想水滸伝」「UNDERTALE」といったコアなゲームを中心に、高い演奏レベルでファン層を一気に拡大している印象があります。今後要注目です。
なお、主宰の河合さんと Melodies of Crystal を企画されている大澤さんは、かつて「Ensemble Game Classica」というアマチュア団体で、マニアックなゲームの音楽の演奏をされていたこともあり、私的には歴史を感じるお二方です。
ファミコンの音楽を、ファミコンの実機でする、という、字面では何言ってんだ的な印象を与えますが、実際やってることはそのままで、要するにファミコンの4ch音源を、それぞれ一人ずつが担当して、ファミコンの実機で演奏してくれます。あまりにも無謀な人力シーケンサーが織りなすファミコン音源のハーモニーには、必ず感動を覚えるはずです。ぜひ生演奏?を体験してみてほしいです。
なお次は SNES(スーパーファミコン) をやるそうです。
エレクトーンの達人たちがゲーム音楽を演奏するという、他とは一線を画す、唯一無二の団体です。演奏会の規模は大きくありませんが、目の前で超絶技工を見せてくれます。エレクトーンで一人でこんなに音が出せるんだと感動します。ちなみに歴史は意外と長いです。
ゲーム音楽演奏団体のブルーオーシャン、あるいは特異点、あるいはラグランジュポイントを我が物顔でひた走るアマチュア団体です。演奏会のプログラムを見ればわかりますが、なぜこんなマイナーな曲を演奏するの??という曲ばかり演奏されます。演奏したいから演奏したいんだ!!という気合をひしひしと感じます(ちなみに演奏会自体は終始和やかです)。普通の演奏会が物足りない体になったら、こちらをオススメします。
メーカー公式のゲーム音楽イベント、というものはほぼ無いので、やはりこのへんは同人系になってしまいます。
同人音楽イベントの一つ。ゲーム音楽に特化したものではないですが、ゲーム音楽の頒布物が多い印象です。私は残念ながら行ったことがないのですが、一度行ってみたいですね。。
ゲーム音楽の作曲者さんが多数集うという、唯一無二のイベント。本当に作曲者が目の前に現れ、サインやら対話やらを楽しめるという、ファンにとっては涙モノの体験ができます。名物の入場セルフモギリを始めとして、まったりとした雰囲気の中で、トークイベントやミニライブなども楽しめます。過去には題字を手がけた方によるお習字ブースもあったりしました。ゲーム音楽ファンでこのイベントに行かないのは実にもったいないと思います。なお来年も開催予定で、現在チケット発売中です。
http://www.88nite.com/tgms2019/
いわゆるコレクターと呼ばれる方々は、世界中どこにでも存在しますが、ゲーム音楽とて例外ではありません。「まんだらけ」のショーケースに入れられた「がんばれゴエモン」シリーズのCDの値段を見て驚愕した方もいらっしゃるのではないでしょうか。その収集にあたっては、かつて「BOOK OFF」「ヤフオク」などで、壮絶な戦いが繰り返されてきました。現在では「メルカリ」に移行したのでしょうか。。私はすでに退役したので、多くは語りませんが、将来も戦いが途絶えることはないでしょう。
過去はさておき、現在、いわゆるゲーム音楽CDは、配信全盛の世の中にあっても、根強く発売され続けています。好きな音楽を形として手元に残しておきたい、というのは、コレクター素養のある人には避けられない心理であり、ゲーム音楽系のCDは、気づくとすぐに廃盤になってしまうので、好きなゲーム音楽のCDが発売されたら迷わず確保しましょう。
メーカー公式系では、自社でのショッピングサイトにCDを置いているところが多数で、特にスクエニが強い印象があります(個人的には任天堂がないのが寂しいところです)。スクエニは、FF14のサントラから、媒体として Blu-ray を積極的に採用しており、音楽と映像が一体化した、新しいサントラの形を作り上げつつあります。Blu-ray から楽曲の mp3 をダウンロードできるというのも革新的です。
https://store.jp.square-enix.com/
https://www.e-capcom.com/shop/default.aspx
スーパースィープ社によるレーベル。オールドファン向けの作品が多いです。公式ページでだいたい事は足りるのですが、各イベント会場で販売していることも多いです。CDを購入するとたいてい佐宗さんの猫のポストカードがもらえます。
数年前に誕生した、かなりコアなオールドファン向けのレーベル。ケムコ、サン電子、NMKなど、渋いところをついてくるラインナップがたまりません。
https://claricedisc.shop-pro.jp/
EGG というレトロゲーム配信サイト内のレーベルで、コアなレトロゲームファンに特化したラインナップです。どれもわりと生産数が少ない印象があります。
http://ac-mall.jp/genre-cd_emusic
一昔前は音楽ファイルのダウンロード販売しかなかったのですが、近年、定額配信が広まり、ずーっと聴き続けることもできる時代になりました。現状では、ゲーム音楽の扱いは限定的なので、とにかくこのゲームの音楽を全部聞きたい!という人にはおすすめしづらいです。各サイトで扱われる楽曲の選定基準は不明ですが、SCE、ファルコム、タイトー、セガ、ガストといったところが定番のようです。
https://www.apple.com/jp/apple-music/
https://www.spotify.com/jp/
https://music.amazon.co.jp
ここに最近は、ゲーム音楽の歴史や楽曲について研究する流れも出てきています。自分はあまり得意ではないのですが、識者の皆様の解説は素晴らしいものがあります。
海外発祥の、日本のゲーム音楽を研究する記事です。映像には、露出機会が少ない日本のゲーム音楽作曲者が多数出ており、なぜこれが海外発祥なのか?という疑問が残るレベルです。
http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/diggin-in-the-carts-trailer-release
日本と海外のゲーム音楽史を研究されている方。日本のみならず、海外のゲーム音楽史も研究しているのは、この方くらいではないでしょうか?その深い知識を自らの著書内などで余すところなく披露しつつ、自らも音源を駆使した演奏を行うという、実にアカデミック&マニアックな方です。あとイケメンです。
ゲーム音楽のインタラクティブ性という点に着目して、実に深い記事を書かれる方です。一度記事を読めば、ゲーム音楽の奥の深さと、新しい可能性を感じることができるでしょう。
「ゲーム音楽を研究する」という目的そのままズバリのゼミが存在します。メンバーの研究成果を定期的に発表する場があるようです。ゲスト見学を募集していることがありますので、気軽に参加できそうな点もポイントが高いですね。
ニコ動を発祥とした「演奏してみた系」は、SNS 時代にあっても TL などでで頻繁に見かけることが多く、「ゲーム音楽を演奏したい」という素直な動機から発する流れは、どの時代になっても変わらないものだと思います。
正式名称は「ゲーム音楽を愛するあまり演奏しちゃったりする部族」だそうです。活動内容は、伝聞帳でしか存じませんが、主にオールドゲームをみんなで演奏しまくるという、実に欲望に忠実な素晴らしいものになっています。関東だけでなく、関西、札幌、新潟と行った場所にも部が存在しているようです。見学・入部なども気軽にできるみたいです。
https://sites.google.com/site/geonbu/home
具体的には書きませんが、例の「みんなで決める」系は、自分の知らない音楽を知るという意味では、興味深い結果が出ていることが多いです。オールドゲーマーが選んできたと思われる超有名曲が、ランキングからだんだん減ってきているのが印象的です。なお、集計動画などは、権利的にはほぼアウトと思われるので、取扱には十分注意しましょう。
ということで、今回の記事は以上となります。ゲーム音楽に少しでも興味があれば、この中からご自分にあった沼を探し初めていただけたりしたら幸いです。
https://www.famitsu.com/sp/fami_concert/
「PRESS START」を生んだファミ通の企画ということで、大型企画なのかな?と思いきや、事前情報もあまりなく、チケットもそこまで売れてないっぽく、かなり迷いましたが、「風雲カブキ伝」のためだ!ということで行ってきました。
結果としては期待を大きく裏切られることになりましたので急遽ブログに記すものです。良い感想を期待している方は見ないほうがいいです。
まず良かった点。「風雲カブキ伝」のロンドン!!ロンドン編に入ったときの高揚感を思い出しましたよ(日本編はもう少し勢い勇敢な感じが欲しかった)。「天外魔境」も坂本龍一さんの曲を演奏するとは思ってなかったもので、その心意気に感謝します。「シャイニング・アンド・ザ・ダクネス」やファンタシースターII」といった、セガ作品だった故に普段は日の目を見ない名作にスポットを当てたのも良かったです。メガテンの超熱いバトルとかも!!
で、本題の不満点。大きく2つあります。
・企画について
「音楽で巡る”ドット絵RPG”の遺伝子」と銘打ってますが、遺伝子とは何だったのかという説明がなく、なんでこのラインナップに至ったのか?という点に疑問が残りました。遺伝子というからには、どういう作品が後世にどういう影響を残したのか?を嘘でもいいので(嘘は良くないですが)なんか言って欲しかったところです。おまえ遺伝子いいたいだけちゃうんか?と。。また、パンフには、今回のコンサートについて、それとなく解説はありますが、パンフ以外には曲順を含めて説明がなく、第二部まで一切MCがなかったので、パンフを買ってない人には辛い展開だったのではないかと思います。「PRESS START」を踏まえたあとの企画としては、なんか昔のRPGの曲を集めただけ、という印象しかないです。
多少無茶を言いますが、JRPGであれば、ドラクエが演奏されない不自然さについて、何らかの解説も期待したいところです。それができるのはファミ通くらいでは?と思うので。
・アレンジ
多くは語りませんが、とにかくズンドコズンドコするんです。自分は同じようなアレンジを「大神」のときにもやられてゲーム内の思い出が台無しにされたもので、もう同じようなアレンジに耐えられないことを本日悟りました。あとやたらジャズ調を採り入れる。なんでもジャズ調にすればオシャレになるってもんじゃないです。照明の演出もちょっと安っぽすぎる気がしました。
その他細かい点としては、元がドット絵とはいえ、なぜ「ファンタジーライフ」?他にもいろいろあるのにこれ?とか、初代FF1のOPにストリングスを入れるのは原理主義者的には許せねえ!とか、スクリーンに映すゲーム画像なんなのこれ?とか、もう人間として小さすぎるのでこのへんでやめときます。
総括としては、もう似たようなアレンジを聞いてがっかりするのは避けたいので、次回があったとしてもアレンジャーが変わらない限り行かない、ということで。
2016(リサイクル2)
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
行ってきましたよ多摩市民館!登戸の滝がない登戸駅から約10分ほど歩きます。
第0部
UNDERTALE第1部
Winterbells
Miitopia
リズム天国 ザ・ベスト+ 「リズムお習字」第2部
刀剣乱舞「一期一振」
艦隊これくしょん−艦これ−
アズールレーン メドレー
グリムノーツ「忘れ時の言の葉」
Fate/Grand Order「雷光〜丑御前戦〜」
UNDERTALE第3部
朧村正(Wii)「鏡花水月〜暮色蒼然・阿〜暮色蒼然・吽〜雪月風花・阿〜雪月風花・吽」
朧村正 元禄怪奇譚(PSVita)「落花繽紛」
レイディアントシルバーガン「STAGE2:REMINISCENCE - 回想録 - 〜 RUIN - 破滅 -」
オプーナ「夕暮れ都市」
ブービーキッズ「江戸」
エスケープキッズ「ジャンキー・カウボーイ」
エメラルドドラゴン(SFC) そんなことがあってたまるかメドレー
30周年メドレークリア後
偽りの輪舞曲
悪魔城伝説
・初っ端は「UNDERTALE」。前回の演奏会は行けなかったのですが、恐らく前回はNルートの途中までやって、今回は最後までやりきったっていう感じでしょう。
・「Winterbells」、意表を突かれましたがけっこうハマる曲。帰宅後にちょっとプレイしましたが、トラックボールマウスだと難しいですな。。
・「Miitopia」、会場内でプレイしたことがある人は一人だけ。神木くんが発売前にいっぱいPRしてたけど売れなかったんかなあ。曲は任天堂っぽくソツがないです。
・「リズム天国」、演奏しながら生習字をしていくという、サービス精神旺盛な演出。II魂さんも結成10年経つと、色々と変わっていくのだなあと思いました。
ということで、見事な読点の色紙をいただきました(私は最初からこれを狙ってました)。大変ありがとうございました。
・「刀剣乱舞」、一期一振のコスプレの方が毎回カンペキだなとか思ってたら今回はメイン演奏でした。半年で引退したので近侍システムを知らなかったので、各刀に曲がつくなんて、今のとうらぶは豪華だなあと思いました。
・「艦これ」、俺提督としてはすでに引退したあとの曲なのでまったくわからんかったけど、全般的にアツイ曲多いですよね。
・「アズールレーン」、あれ、夕立って悪者なんすか?そこに行き着くまでに引退したので。。
・「グリムノーツ」、深夜アニメのCMでよく聞く曲ですね。II魂さんらしからぬ癒やし曲にて癒やされました。「題名のない音楽会」でも演奏されたらしい。
・「FGO」、こんな和の曲があるなんて知らなかったっす。ちょっとだけ興味が出てきました。うーんでもプレイするかは微妙ッスすいません。
・2回目の「UNDERTALE」、Pルートの後半をやりきる感じで。ピアノのアクセントが効いてるなあと。
・「朧村正」、久々に聞いたけど、うーむやはり良曲が揃っている。料理が美味しそうなゲームは良ゲー。
・「朧村正 元禄怪奇譚」、サントラで聴いていたはずだが、こんな派手な曲だったかな?あとで聞き直そう。
・「レイディアントシルバーガン」、崎元節が美しい。これもある意味癒やし曲です。しかしプレイ画面を見るとあの悪夢のような難易度を思い出して胃が痛くなります。
・「オプーナ」、ベイシスケイプではあるが崎元曲ではないという意外なところ。オサレすぎて溶けました。
・「ブービーキッズ」「ニンジャキッズ」「エスケープキッズ」、すいませんどれもまったく分からず。。「エスケープキッズ」はかなり楽しそうだなと思いました。
・「エメラルドドラゴン」、意味がまったくわからない衝撃の演出にくぎ付けでした。低年齢層向けにイベントを改変しようとしたけど途中で諦めたってことかな?
さて30周年メドレーは解答の紙をいただきましたので心してタイピングさせていただきます。
【No.01】 リサの妖精伝説(ファミコンディスクシステム)
【No.02】 えりかとさとるの夢冒険(ファミコン)
【No.03】 三国志 中原の覇者(ファミコン)
【No.04】 貝獣物語(ファミコン)
【No.05】 アイスホッケー(ファミコンディスクシステム)
【No.06】 ニュージーランドストーリー(アーケード)
【No.07】 プロ野球ワールドスタジアム(PCエンジン)
【No.08】 水戸黄門II 世界漫遊記(ファミコン)
【No.09】 戦車戦略 砂漠の狐(ファミコン)
【No.10】 超惑星戦記 メタファイト(ファミコン)
【No.11】 独眼竜政宗(ファミコン)
【No.12】 グラディウスII(ファミコン)
【No.13】 ファイナルファンタジーII(ファミコン)
【No.14】 キングオブキングス(ファミコン)
【No.15】 殺意の階層 ソフトハウス連続殺人事件(ファミコン)
【No.16】 アルカノイドII(ファミコン)
【No.17】 コスモポリス ギャリバン(ファミコン)
【No.18】 ガイアの紋章(PCエンジン)
【No.19】 VS.エキサイトバイク(ファミコンディスクシステム)
【No.20】 バイオミラクルぼくってウパ(ファミコンディスクシステム)
【No.21】 ゲバラ(ファミコン)
【No.22】 不動明王伝(ファミコン)
【No.23】 らじかるぼんばー!!地雷くん(ファミコンディスクシステム)
【No.24】 オーダイン(アーケード)
【No.25】 妖怪道中記(PCエンジン)
【No.26】 TATSUJIN(アーケード)
【No.27】 たけしの戦国風雲児(ファミコン)
【No.28】 サラダの国のトマト姫(ファミコン)
【No.29】 霊幻道士(ファミコン)
【No.30】 ジャイラス(ファミコンディスクシステム)
【No.31】 チェルノブ(アーケード)
【No.32】 獣王記(アーケード)
【No.33】 突然!マッチョマン(ファミコン)
【No.34】 熱血高校ドッジボール部(ファミコン)
【No.35】 スーパーマリオブラザーズ3(ファミコン)
【No.36】 忍者龍剣伝(ファミコン)
【No.37】 Chase H.Q.(アーケード)
【No.38】 F1スピリット 3Dスペシャル(MSX2+)
【No.39】 OutRun(MSX)
【No.40】 パリ・ダカール・ラリー・スペシャル(ファミコン)
【No.41】 謎のマガジンディスク ナゾラーランド第3号(ファミコンディスクシステム)
【No.42】 リップルアイランド(ファミコン)
【No.43】 メルヘンメイズ(アーケード)
全部わかるひとは異常ではないかな??ということでわかったところだけピックアップで。
・初っ端は1988年だからドラクエ3かー!と思わせといて「リサの妖精伝説」ですからブレがありません。
・「アイスホッケー」、こんなオサレな曲だったっけ?とあとで調べたら岡素世さんが作曲されたとのこと。なるほどなー!
・「水戸黄門II」、すげえ音声合成技術だなオイ!!と思ったら団員さんの生ボイスでした。
・「グラディウスII」、ファミコンのオリジナル曲やね。何面だったかは忘れた。ファミコン版はいい曲多かったな。
・「ファイナルファンタジーII」、他にもたくさん曲があるのに、まさか「魔導師の塔」をチョイスするとは。。ここってミンウがあぼーんしたところだっけ?
・「オーダイン」、ルーレットのところね。目押しなら任せろ!!
・「ジャイラス」、なぜそこで切る!!!
・「Chase H.Q.」、生声による例のアレの再現に会場は最高に湧いた。
・「F1スピリット」「OutRun」「パリ・ダカール・ラリー・スペシャル」という、やや悪意のあるマジカルサウンド的な流れ。まあ「OutRun」が良すぎたから仕方ないよね。。
・「偽りの輪舞曲」から2曲、FEを1/3に薄めて何もしなかったSRPGらしいです。俄然興味を持ちました。
・「悪魔城伝説」のエンドロール、うーんやはり素晴らしい。スライドの演出も凝ってて素晴らしかったです。
さて結成10周年ということで、このたびはおめでとうございます。観客を突き放すどころか包み込むようになった感じがします。今後ともヨロシクお願いいたします。
みなさん、FGOやってますか!僕はやってませんのでドラクエの新作をガッツリやってました。クリアしましたので新鮮な感想を記しておきます。あ、スプラ2も買いましたが後回しにしてます。
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自分のドラクエ経験は、10はベータ版をプレイしただけ、他は全部クリアしたということで、それなりにあると自負しております。ドラクエXIは、たしか、発表時に「30周年記念作品になる」的なことを聞いていたのと、OPのファンファーレがロト三部作を彷彿とさせていたので、オールドファン向けかなあと漠然と思っていた(後で調べたら、原点回帰もひとつのテーマだったようだ)。
機種は店頭デモなどを見た後に迷わずPS4版を選択。この選択は、ゲーム機の技術的な進化を感じられたので、間違っていなかったと確信している。せっかくの据え置き機のドラクエなんだしね。例によって前情報は一切参照せずにプレイを開始した。
自分にとっての、今作のポイントは、エンディングまで「果たしてロト3部作と関連があるのか?」という一点に尽きた。あからさまなOP曲、「ロトゼタシア」なる世界の名前、デモで出てくる「ロトのつるぎ」そっくりな剣、懐かしい敵キャラ達、ドラクエIIIにそっくりなローシャ御一行様、そして「過ぎ去りし時を求めて」という副題。これらが最終的にどうケリがつくのか?というモチベだけでエンディングまでひた走るほどのパワーを秘めていた。恐るべしスクエニと堀井雄二様。
システム的には、PS4版は、ぴょんぴょんハネたり錬金したりダメージ表示だったりシンボルエンカウントだったりなので、ドラクエXの流用が多数あるんじゃないかなー。3DS版とPS4版を作るのはさぞかし大変だったであろうので、極力ドラクエXのシステムやデータを使いまわそうとした結果なのではないかな?この辺はドラクエXプレイヤーの率直な意見が待たれるところ。それ以外は、世界中を歩いている時の各種の影の処理やら、水の動きやらは、ドラクエVIIIからの進化をひしひしと感じられて、最新のシステムだなあと感心することしきりだった。最新の据え置き機種の最新技術でプレイするドラクエって初めてなんじゃないかなあ。スクエニの本気を感じました。
で、現時点の自分は、真ボスも倒してなく、考察サイトもまったく読んでませんが、自分なりの結論は「特にIIIが好きなオールドファン向けの集大成版ドラクエ」だったなと。ローシャの話が単なる過去の勇者伝説で終わらず、ニズゼルファ絡みの壮大な悲劇になっていた点が最大の驚きであるとともに、なんでこれをED後まで引きずる必要があるのか?という疑問はちょっと残った。本編で完結してもいいよねこれ?んー、まあ、とにかく製作者がユーザーを驚かせたかったんだと思うことにします。なんだかんだいって今までのドラクエ人気を支えてきた人たちへのロト三部作オマージュ+新規ユーザーやドラクエXプレイヤー対策って感じっすかね。音楽もその辺を意識していたのか、メロディー重視の素直なものが多かったと思います。すぎやま先生最高!!200歳まで生きて下さい!!
あんまり頭が回ってないのでこのへんで失礼致します。
「NPO法人ゲーム保存協会」という団体が主宰の題名のイベントに行ってきて、ファルコム世代としては憧れの木屋さんと山根さんがたっぷりとお話してくれたことにとても感動したので個人メモを残します。なお、現場での一発耳コピメモであり、内容やニュアンスなどは正確でないところが多々あると思いますので、この記事を元にして、関係者の方々に問い合わせしたりは絶対にしないでください。
https://www.gamepres.org/2017/06/15/event-2/
基本的に自分用の殴り書きです。後日公式からアーカイブが公開されるかもしれません。即時性を期待される方はMUCOM™様がまとめられたtogetterをご覧ください。
https://togetter.com/li/1132548
以下メモ:
●オープニング(?)
ちゃっくんぽっぷの基板は超レア
NPOにむけて現在170人
(余談、自分は後方の座席に居たのだが、このときはスピーカーの音がとても小さくてとても聞きづらかった。トークショーに入ったら改善された)
●木屋さん
ゲーセンでバイトしてた
「アセンブラは一番簡単なプログラミング言語」
コンピュータランド立川
ドラスレは自宅で作った↑の店員も手伝った
新作はボーナスに合わせて作った
ファルコム時代は激務だった
ファルコムショップの店長さん
ソーサリアンシステムの確立(DOS相当)
→楽をしたかっただけ
→キャラクターもやる予定だった
→自分の中でやりたいことを徐々に具現化していっただけ
ファミコンは最初からずっと遊んでいた
テーブルトークとかボドゲとかは全然やってなかった
ハイドライド1,2はやった
イースはまったくやってない
森田さんのプログラミングは参考にしたが逆アセンブルはしていない
森田さんのプログラミング PUSHを使いまくっているのだろうと考えて自分で試したら上手くいった
開発が辛かったゲームはない
開発に一番気合が入ったのは「風の伝説ザナドゥ」
X68kが最初にソフトをバンドルをしてきてハードメーカーがこれをやりだしたのを見てシャープの人と「シャープと戦うつもりはない」と話した記憶がある
一番性能が低い機種に合わせてつくる
雑誌の好き嫌いは偉い人(顔の大きい人?社長?)が決めていた
雑誌の売り上げランキングは気にならなかった。気にしていたのは加藤さんでは?
ハイドライドの内藤さんは木屋さんを尊敬していた
●山根さん
岩崎さんの本(イース・ハドソン本と思われる)は嘘だらけですから!
会社によく泊まった
遅刻がひどいので貯金箱を言い争いの末自分で作って10分につき千円の罰金を課したらあっと言う間にたまった
ベーマガの山下さんとはあんまりあってない
ゲームフリークで田尻さん二木さんと会う。会報のイラストも一部描いていた
ログインのビデオゲーム通信はゲームフリークに任されていた
ログインの1コーナーのギャラは5000円とかだった
家を追い出されたのでゲーセンに住んだ
スクウェアは時給が1000円で高かったので行きたかった
ファルコムは転職雑誌に時給が書いてなかった
イースは作りやすかった(開発者がこちらの言うことを聞いてくれた)
→逆に木屋さんは作られたツールを押し付けられたので交渉の余地がなかった
スタートレーダー(富さん)とは苦労しなかった
→SFになった理由は…ファンタジー路線一辺倒な流れを変えたかったのでは?
下絵は殆ど描かない、いきなりドットを打つことが多い
橋本さんは面白かったが決断が遅い
木屋さんとはピリピリしやすかった(殴られ事件もあった)
●新井さん
ログイン五代目編集長
浜名湖でうなぎ&金沢でカニ→各社のプログラマを集めた
ランキングは操作されている(木屋さん)
→本数には係数を均等にかけているだけで操作は一切なかった
●質問コーナー
PC6001は解像度が足りないのでゲームはつくらなかった
X1は開発の人たちと直接やった
PC8801SRは逆にメーカー側から頼まれたくらい
初期のゲームの縦横比がちがって辛かった、コンシューマーは天国だった
ソフトのバージョン違いは色々ある、あまり直さないが大きなバグは直したりした
「ぱのらま島」は酷評が多かった、消したりたい過去
移植作品、エポック社にはソースを渡していない
ザナドゥは売れたが月給は上がらず、、ボーナスは割とよかった(山根さんのボーナスはあんまり上がらなかった)
ウルティマIIIのマニュアルからザナドゥのグラフィックを一部パクってバレてお金を払った
ロマンシアはソーサリアンの実験作、オンメモリの限界に挑戦した。山根さんは大変だった。
「太陽の神殿」の隠しグラフィック?女の子は橋本さんの娘さんがモデル
古代さんにはオープニングのファンファーレを頼んだが、いざ上がってみたら「ファンファーレじゃないねこれ」という評価
「ロマンシア」のアレはあくまでもランダム、解析しでバラしたやつのせいで「理不尽」呼ばわりされた
木屋さんは「イース」のことは全然気にならなかった、ゲームの「やさしさ」については「イース」を見てちょっと反省した
ファミコンの解析環境は手作り。発売前にナムコ(任天堂?)から「ファミコンでやってはいけないべからず集」が渡されて大変だった(特定の色を出してはいけない、など)、ナムコは個人名を出さないのでエンディングの名前が本名ではなくなった
ファミコンは解析するほど中身がなかった
88VA版ソーサリアンはNECがマシンをくれたので恩返しに作った
ソーサリアンシステムのシナリオはアセンブラ、マクロのアドレスを叩くためにアセンブラを買わせるわけにはいかないので販売は断念した
「スタートレーダー」はシステムではなく世界観ありきだったが、ゲーム中では上手く説明しきれなかった、山根さんがトンズラしたせいでした。すいません!!
山根さん:会社からの評価に疑問を感じていたので辞めてやった、イース1・2は、社長から話を聞いて「ふーんじゃー俺が作ったる」って感じでつくった
ドラスレ英雄伝説を作った理由:コマンドRPGを作りたかっただけ
「ロードモナーク」、当時、他人が何を考えているかに興味が出たからつくってみた、めっちゃ気に入ったのでアドバンスドも作った
「風の伝説ザナドゥ」は、最初は「ロードモナーク」を移植しようとしたけど、性能的に動かすのが大変で、いつの間にかRPGになった、ザナドゥのタイトルは超後付け
木屋さん:「DOS/VとWindowsがやりたい」っていったら社長から「会社潰す覚悟があるなら」と拒否されたので先がないなあとおもって辞めた
木屋さん:ゲーム製作は「趣味」
山根さん:楽しいものを作れたら嬉しいしユーザーが楽しんでくれたら嬉しい
いろいろとあってようやっとFF15をプレイし、先日クリアしたので感想を記すものです。ネタバレあります。
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数年前にFF13の外伝扱いからFF15に昇格したときに発表された映像は、アクション重視っぽくて、すんごく面白そうだと思った。で、現在、世間的な評価は一切見ないで結論を書きますが「ゼルダの伝説BotW」は偉大なゲームだったなあとつくづく思わされる内容でした。直前にやってたオープンワールドゲームだからどうしても比較視点になってしまう。
ゲームシステム。FF12(正確にはFF11)からのオープンワールドをベースとしたRPGで、ノクト様御一行がダラダラとした感じで世界を行脚する冒険浪漫もの(うそ)。最初は結構心地よくてTwitterでも絶賛しまくってたんだけど、後半の展開がどうしてもアレなせいで、相対的に評価が落ちていってしまった。もう少しこの広い大地を上手く活用できなかったんかなーと。
戦闘は旧来のFFをアクション寄りにしてテンポを早くした感じ。成長システムなんかは新しいところはほとんどなくて、剣を飛ばしてワープするアイデアが先行したアクションゲーと思えばいいかなと。釣りはちょっとハマりました。細かいところでは、事あるごとに「しばらく戻ってこれません」「最後の戦いになります」みたいなテロップが出るのは萎える。オープンワールドなんだからもう少し自由にやらせて欲しかった。
キャラクター。妻はウェーイ系がお嫌いの様子で、俺がノクト様の真似すると凄く嫌がるので、その様子を見たくてよく真似をしてました。酷い。いや、自分はノクト様御一行が全然きらいじゃないので、下手に王の決意だの威信だのと言わず、最後までこの調子でやってくれればよかったと思いますが、おそらく少数意見だと思われるので割愛。ノクト様は髭が生えるとお父さんそっくりになるのが良かったですね。しかし、後半のとある場面でイグニスが「何か邪魔をしたか?」って言うんだけど、それを聞かされたときは、「お前…お前は…邪魔なわけねーだろ!!!そんなこというなよ!!!!」とリアルに泣けてきた。JRPGで仲間キャラの台詞で泣けてくるなんて初めての経験だったので、イグニスのキャラ作りは俺向けには大成功だったと思います。まあ何の救いにもならんけど。最後の写真はイグニスのサボテンダー走りを選んだので、あの写真を見てノクト様とルーナ様が笑ってくれたのであれば恐悦至極にございます。アーデントマトちゃんは、過去のことをもう少し詳しく語ってくれたら良かったですね。
ストーリーは、王道といえば王道だけど、やはりリヴァイアサン戦の犠牲の唐突感がどうしても拭えず。そこまで大事になるような説明も事前にあまりなく戦闘に突入し、ノクト様の力の及ばないところで色々と犠牲が出てたという唐突な説明。加えて、ここまで犠牲を出して置きながら、なぜかいつでも過去に戻れる救済措置システムが導入される。ノクト様たちの記憶と経験がそのままで過去に戻れるんなら、リヴァイアサン戦をやり直させろっちゅーの。のんきな過去とシリアスな未来がごっちゃになってゲームが進んでいく不自然さ、これはもう悪手を超えて禁じ手と言えるのではなかろうか。
BGMは、キャラクターたちの台詞重視のためか、音量が低くて終始あまり聞こえず。ところどころでカッコイイ曲は聞こえたので、サントラで補完かな。
あまり意味をなさないが「ゼルダの伝説BotW」との比較。いつでもどこにでも行ける上、素材集め、クエスト、移動手段など、「ユーザーに何を楽しんでほしいのか?」という視点で徹底的に作られているBotWと、過去作品を踏襲しつつデコレーション部分で楽しませようとしたFF15。ここまで違うものが出来るんだなあと感心した。その他、世界の終末感と、ストーリーやキャラの過去現在問題を、100年という時間差で見事に解決したBotWのスマートさに、改めて任天堂の底力を感じる結果となった。
本作はいくつか派生物があるため、どういう順番で体験するのがベストかは分からんけど、自分は以下の順番になった。
体験版
本編1章
キングスグレイブ
ブラザーフッド
本編2章以降
とりあえずキングスグレイブは見ておいたほうがいいですね。
FF15、素材は大変良いものが揃っていたのに、まとまりが悪くて、なんか勿体無いなあと思う結果となりました。それではよきゲームライフを!!
皆さんこんにちは。ゲーム音楽演奏団体のブルーオーシャンをひたすら泳ぎ続けている「II魂」さんウォッチャーの端くれの者です。先日、とあるご縁で、団長さんご夫妻(すずきちさん&まぎさん)と食事をする、ある意味激レアな機会があっため、これはチャンスとばかりに、私の妻と一緒に普段から疑問に思っていたことを質問してみました。そのご回答をここに記載します。なお、いずれも「II魂」さんという「団体」としての公式回答ではございませんので、予めご了承下さい(する人がいるとは思えませんが個別に問い合わせたりはしないでくださいね!)
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II魂さんへ12個くらいの質問(「蒼き狼と白き牝鹿」オフ(ジンギスカンを喰らう会)より抜粋)
※(妻)以外は夫が考えました
・「II魂」という団体名を思いついてから正式決定までの秒数は?
→意外と難航した。居酒屋でみんなで団体名を考えていたら「親にアダプタ隠された」「ラジカセでゲーム音楽を録音中にオカンが掃除機をかけ始めた」など、長い団体名ばっかり提案されてイライラしたのであえて短い団体名にした。
・「I魂(ワンコン)」の存在はいつ消されたのか?
→他団体との掛け持ちの人が多いので、メインのI魂ではなく、II魂とした。
・FF15の面白いところを教えて下さい
→未プレイ。
FF7まではプレイした(まぎさん)
FF12まではプレイした(すずきちさん)
・「II魂」さんは個性的なメンバーが多いですがどうやってスカウトを?
→スカウトはほとんどしてない。なんか勝手に集まってくる。先日はくにおくんの曲を演奏したいという若い女性のフルート奏者がきた。理由を聞いたら、くにおくんの曲をやる団体は熱血さんかここだけで、熱血さんがフルートの募集をしてなかったため。
・女性団員のコスプレ、テーマや規約などはある?
→特にない。服装自由、ってしたら勝手にああなった。チャイナ服は楽天で買えます。
・ソシャゲ課金額が一番多い団員は?
→メイジソさんかふちょうさんでは?
・「囚われのパルマ」とは何だったのか?
→乙女ゲーはこれと「はーとふる彼氏」しかやったことがない。後者はミステリー要素もあり面白かった。
→アトラクションでは?(後日のまぎさんTwitterより)
・演奏する曲はみんな必ずプレイしているのか?その場合はエミュ? (妻)
→そんなわけがない。
・忙しそうなのにいつゲームをプレイしてるのか?(趣味両立問題) (妻)
→忙しいのでゲームはあんまりプレイできていない。
→「Nintendo Switch」、NintendoみまもりSwitchを入れたら「最近Switchで遊んでないけど大丈夫?」と聞かれました。そっち方面にもみまもってくれるのでオススメです(まぎさん)
・ゲーム遍歴について (妻)
→いろいろあったけど割愛。我々二人(特にまぎ)はオンラインゲームだけは禁止としている(まぎさん)
・「ゲームが好き」と「ゲーム音楽が好き」について (妻)
→ゲームはゲームありきなのでゲームとは切り出せない。ゲーム音楽はゲームと切り出せるという点が違う。
・その他
→崎元さんのオーケストレーションは生演奏ではありえない楽器の組み合わせをしてきやがるので辛い。
→FF6の例の兄弟は「若花田」「貴花田」って名前にしてた。召喚獣は「もみじおろし」。
→下丸子の会場は最近抽選倍率が上がってきたのでなかなか取れない(定年後の人たちがいろいろと会場を抑えに来るため)。なので次回も多摩。
→「けいさんゲーム」のBGMはとてもJuzzyでオーバースペックだと思う。
→MSX版「火の鳥」の作曲者はだれなのか?「沙羅曼蛇」も知りたい。
→アンケートに「団員に一言」って書くとみんな好き勝手にやって欲しい曲を書くけどほぼやらない。やってほしければ譜面をもってこいというスタンス。
→アンケートには「やって欲しい曲」という項目は設定しない。書かれるとやらなきゃいけない気分になるため。
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これ以外にも色々と興味深い話を聞くことができました。ゲームとゲーム音楽を愛する団体だなあとつくづく思います。これからもよろしくお願いいたします。
「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をクリアしたので、熱い思いをぶつけるべく散文を書いておく。以下はネタバレ全開なので、まだクリアしてない人は引き返してください。