今日から今シーズン最後のカード、横浜スタジアムでベイスターズとの3連戦。快晴となったハマスタは、横浜ファンを上回る大勢のカープファンが集まり、熱い応援を繰り広げました。もちろん私も3連勝を願ってハマスタ参戦です。
しかし・・・、大黒柱エースの
ルイス投手を立て必勝を期した広島カープでしたが、横浜打線につかまりまさかの大敗。中日が今日勝ってCS進出を決め、カープは無念にも2試合を残してクライマックス・シリーズへの進出が消滅しました。
皮肉なもので、53年ぶりの14連敗中の横浜が、カープ相手に勝って連敗から脱出した日に、カープのCS進出が断たれました。
横浜打線は18安打14得点と猛打爆発。カープは最下位ベイスターズに5-14で大敗。カープもシーボル選手が2本のアーチ他で5点とったんですが・・・。
ルイス投手が4回を投げ9安打(うち内川選手に2被弾)され8失点と大乱調。
1軍登録され復帰登板となった
高橋建投手。6回に3番手で投げましたが、火のついた横浜打線につかまり、1アウトとっただけで4失点で降板。ファンにとっては何ともツライ結果でした。
横浜は先発野手全員安打の18安打で14得点。中でも首位打者を走る
内川聖一選手が2本のホームランを含む3安打猛打賞5打点と大暴れ。お立ち台では横浜の連敗を14で止め、笑顔がこぼれていました。
試合経過は
日刊スコア記事は後ほど追記します。とりあえずここまで。追記しました。
ルイス投手は初回からつかまりました。いきなり先頭・下園選手にヒットを打たれると、四球を挟んで吉村選手にタイムリーを打たれ先制されると、金城、相川選手にもタイムリーを浴び3連続適時打で初回に3失点。
3回には、内川選手に12号ソロホームランを打たれ0-4。
カープは4回、横浜先発の小林投手から石原選手がタイムリー2塁打を放ち1点かえして1-4。
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カープの天敵?となった小林太志投手。4回、タイムリー2塁打を打った石原捕手。練習中は笑顔を見せていました。
立ち直るかと期待した
ルイス投手でしたが、4回裏には下園選手にタイムリー、内川選手に2打席連続となる今度は3ランホームランを浴び1-8とリードをされに広げられます。いやいや、どうなってんの!?
ルイス投手。もうここまで打たれると、ショックを通り超して声も出ませんでした。
5回には、2番手上野投手が石川選手にタイムリーを打たれ1-9。
カープは6回、シーボル選手が14号2ランホームランを放ち3-9とします。
ホームランを打って2塁ベースを周るシーボル選手。打撃練習中のシーボル選手。
やはり意外性のバッターか!?このあと、8回にも小林投手から15号2ランを放ちました。
6回からは、3番手で
高橋建さんが1軍復帰後初の登板となりました。
待ちに待った復帰登板でしたが、大きくリードされた後のこういう状況でマウンドに上がるとは・・・。
3回表終了後、ブルペンに向かう建さんと梅津投手。6回裏、リリーフカーに乗って建さんが登場!建さんはいつも先発だったので、リリーフカーに乗っている姿をナマで見るのは私は初めてです。ちょっと不安そうな表情の建さんでした。
1カ月ぶりの登板となる建さんは、代わりっぱな、当たっている下園選手にヒットを打たれると、藤田選手のセーフティバントが内野安打となりピンチが広がります。やはり本調子とは言えず、球は走らず変化球も高めに浮きます。石原捕手がマウンドに行き、建さんに声をかけます。
内川選手はライトフライに打ち取りますが、村田、吉村選手にタイムリーを浴び3-12となったところで、たまらず小林幹英コーチがマウンドに向かい交代となりました。
後を継いだ青木勇人投手も打たれ3-13と10点差がつきます。結局、建さんは1死をとっただけで4失点と散々な復帰マウンドとなりました。下で調整登板をしないまま上がったので、やはり無理があったんでしょうか!?
残念な結果でしたが、今日の流れではもう誰が投げてもイケイケとなった横浜打線を抑えるのは難しかったかもしれません。
7回には、青木高広投手が、内川選手にタイムリー2塁打を浴び3-14となります。もう誰かウッチーを止めてくれ~!って感じでした。
8回にシーボル選手が2ランを放ち5点目をとりますが、焼け石に水でどうにもなりません。
なお、最多安打でトップを走る栗原選手は、今日は2打数ノーヒット、1四球1死球に終わりました。
8回、死球でランナーに出た栗原選手は181安打。内川選手が今日3安打で180安打と最多安打数で栗原選手を猛追。残り試合は横浜が多い分、ちょっと微妙になってきました・・・。
9回は横浜は高宮投手がカープ打線を3人で抑え、結局5-14でカープは大敗。
ルイス投手の今季ワーストとなる8失点がすべてでした。
まあ、しかし今シーズンは
ルイス投手の活躍がなければ、そもそもカープは今の位置にはいなかった訳で、今日のピッチングを責めることはできません。
シーズン最後までAクラス争いをしてくれたカープナインとブラウン監督にお疲れさま、ありがとうございましたと感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ、広島市民球場で真っ赤に燃えて、「必ずここへ帰って来る!」とみんなが願って祈って期待したその後のビジターゲームが、あまりに策がなくあっさり負けてしまったのは残念です。燃え尽き症候群とは思いたくないですが、ちょっと悔いが残る試合が続きました。
CS進出は消滅しましたが、残り2試合をこのままズルズル負けることなく、ここまで頑張った今シーズンが来季につながるよう、いい形で締めくくってほしいと思います。建さんも、また投げる機会があれば、今度は自分のピッチングを見せてほしいと願っています。
最後にスタンド風景や練習中のショットから何枚か
カープ得点後のスタンドの宮島さんの盛り上がり。「市民球場で日本シリが見たいねん」のプラカードが、消滅した今、ちょっと切ない・・・。ハマスタ恒例「ダンスコンテスト」で最後の3組まで残ったカープレフトスタンドの鯉のぼり衣装のファン
アップ中の建さん、嶋選手、木村選手らと笑顔で楽しそうでした。
横浜から戦力外通告を受けた石井琢朗選手、試合前のシートノックでショートの守備につきました。ベイスターズファンからは「タクロー、残ってくれー!」と悲鳴のような声がかけられていました。