前半、意思の疎通が誰ともスムーズに出来ない(親とさえも)という状態が非常に辛い・・・
でも技術の進歩により、近年は会話を出来るようなメカが出来て本当に良かった。
(高価だから誰でも入手できるわけじゃないし、保険適応にするのも難しいのね・・・)
お父さんが帰宅してすぐに、お魚が自分から外に出て行ったと伝えて泣くシーンは、こちらも泣けてしまいました。
友達とモールに行って、その年頃の子が好きなファッションやら物をワイワイ見たり、楽しそうにしているのは良かったね!って心から思ったし、やっぱり頭の中は普通の同世代の子と変わらないんですよね。
★以下ネタバレ★後半になってクイズ選手権に出場の選出で、満点を取ったけどダメだったのは何故?と先生に質問し、出られる様になった反面、メンバーに既に選ばれていた一番親しかった友達が控えに・・・ってなってしまったのは悲しかったな・・・。
それ以来せっかく親しくしていたのに関係が悪くなっちゃって・・・。ママから仲良くしてあげてと言われて付き合っていただけだから、って・・・そんな・・・・泣
実はこの映画を見終わった後、「ワンダー 君は太陽」を7年ぶりに再見したんですよ。(「ホワイトバード」という、イジメっ子側の映画が公開されるのを見る前に再見しておこうと思って) そちらも仲良くなった友達が、やっぱり似た様な失言をしたことで関係が途切れてしまっていたり、ハロウィンが大好き!って処も同じでしたよ・・・
最後は選出されてワシントンの大会に行くことになっていたものの、急に予定が変わってしまい、彼女以外全員は一緒にいて食事をレストランで取っていたから、そこから急いで飛行機に乗れたが、彼女だけは食べ方が汚いから一緒にいるところを見られたくないが為に仲間外れにされていて、それが故にギリギリ飛行機に間に合わず参加出来なかったという悲しいオチでした・・・
ラストは、そんな風に状況は厳しいけど、それでも学校に行きたいという強い気持ちを明かします。
甘々なハッピーエンドではなく、意地悪されたり嫌な事も待ち受けている事を重々覚悟しても、そこに参加するという意志を偉いなー頑張れー!彼女に幸あれ!と願うばかりでしたよ。 以上
脳性麻痺の人の事、この映画を見るまで殆ど知らずにいて、申し訳ない気持ちになりました。
わたしの心のなか
2024年/アメリカ
Out of My Mind
監督 アンバー・シーリー
原作 シャロン・M・ドレイパー
脚本 ダニエル・スティープルマン
出演 フィービー=レイ・テイラー ローズマリー・デウィット ルーク・カービー マイケル・チャーナス コートニー・テイラー ジュディス・ライト
脳性まひの少女メロディ・ブルックスは脳性まひの6年生。頭の回転が速く、鋭い知性を持っているが、言葉を話せず車イスに乗っているため、周りの人々はしばしば彼女を哀れみの目で見る。両親は熱心に彼女をサポートしてくれるものの、メロディは自分の“声”を周りに届けたいと願っていた。