気動車原風景

▲コミックマーケットの様子。2024年は自身の躍進の年でありました。汎用的な工作が板について「この車輌はどう仕上げてやろうかな？」と考えられる余裕を持てるようになり、結果を成せるようになったのではないかと自己評価しています。鉄道模型工作を始めて10年と少し経ち、若気に勢いに任せた強引な工作から抜け出したのは確かです。ひと山超えた先に見える景色、今が一番楽しい時なのかもしれませんね。次は登っていく方々を裾...

■車体の塗装▲下地は東美化学「トップガード（マットタイプ）」です。プライマー効果と下地色を整える効果に期待したものです。▲黒色なのが良し悪しではありますが、きちんと脱脂さえすれば金属はもちろん、プラ・ペーパーにもしっかり食いつくスグレモノです。塗膜も薄くべたつかない、優秀なプライマーだと思います。▲塗膜が薄いので屋根に施した表面性状の違いも潰れていません。▲廣島電気時代は側扉にニス塗りの木部があったと...

■手すりの製作▲側扉の手すりは内側に折れ曲がるタイプで、ここが揃わないと“つまらない”模型になってしまいます。今後の製作も考え、フジ工房の「手すり二段曲げ機」を導入しました。▲まずはコの字形の手すりを用意しました。画像はフィッティングの様子。▲コの字型の手すりを所定の位置まで差し込み、軽く握って支持します。▲任意の角度に曲げ加工。▲加工後の様子。ミスなく・美しく・揃った手すりが量産でき感動モノでした。■ベ...

■屋根の製作▲屋根は木製のいたってオーソドックスで伝統的な手法。机に紙ヤスリを貼り付けてゴリゴリ削っていきます。・YAMA模型 「木製屋根板Fタイプ」▲長手方向・幅方向の寸法が出たらおでこを削っていきます。▲仕上がりは「こんなもんかな？」です。▲木製屋根板の大変な点は目止め・表面処理です。たっぷりとサフェーイサー500を吹きつけても木目がこの通り。▲手前が未処理、奥がペーパー処理した後の様子です。何度もチマチマ...

■車体の組み立て▲車体はARCADで設計し、IORI工房にレーザーカットを依頼しました。参考図面：藤永田造船所，「電動荷物合造客車鋼材構造（客室側）」，図番A250，昭和3年1月19日藤永田造船所，「廣島電気株式会社電動荷物合造客車」，図番A269，昭和3年7月23日▲レーザーカットされた表面にはヤニや微細な粉が付着しています。接着・塗装に悪さしてはいけないので、アルコールシートで軽く拭き取っておきました。▲側板は複数枚が重...

今冬コミケも参加します！サークル名：「ひろしま県人会 写真部」日時・場所：12月30日 東地区 プ‐37abさて、新刊は広島県は生口島の「本四バス開発 瀬戸田営業所」のバスたちを記録した写真集です。車種・カラーリング・島の豊かな景色のどれもが秀逸であり、根っからのバスマニアには刺激が強すぎるほどです。「いつか写真集を作りたい...!!」と胸に抱いて早5年、はじめの第一歩です！新刊：「♯しまなみに輝け！ vol.1」上記会場...