アホのキンコン西野さんがなんでアホなのかをアホのキンコン西野さんに教えてあげる話

絵本の無料公開でアホのキンコン西野さんが炎上したり付け火したりして話題になってますが、なんでそんなことになってるのかというと「前例があることをドヤ顔されても」「言ってること矛盾しすぎ」「バックについてる代理店かなんかのブランディングが下手くそ」みたいなどうでもいい問題がいい感じに組み合わさってヨモツシコメみたいな悪魔が誕生してしまったからだと思っている。


まず、無料公開で売上アップっていうのはすでにフリーミアムという概念として存在している。
なので西野とその背後にいる人たち(以下西野)がやってることは間違いではないんだが、そこでなぜか「お金の奴隷解放宣言」とか言い出してしまったのが間違い。
無料で見せることをなぜか経済活動の否定みたいに扱ってしまい、そのせいで批判されているわけで。

「お金が無い人には見せませーん」ってナンダ?
糞ダセー。


……いや、モノによっては、そういうモノがあってもいいのかもしれません(←ここ大事!ニュースになると切り取られる部分ね)。


しかし、はたして全てのモノが『お金』を介さないといけないのでしょうか?

西野は大体デカいことを言った後に姑息な言い訳を用意してるんだけど、だいたいその言い訳もザッツ言い訳みたいな感じなので全く受け入れられない。
ブランディングをしっかりしないからこうなる。
それはそれとして、別に金が無い人には見せない、利用させないという考え方は全くダサくない。
ダサいダサくないという区別がそもそもおかしいんだが、世の中には絵本の売り上げだけで生計を立てている人がいるわけで、その人たちのやってることを糞ダセーと批判するということはその人たちの存在が糞ダセーって言ってるのと同じことですよ。
同じ口で「お金がない人には漫才見せませーんって糞ダセー」って言えるのならいいが、まあ間違いなく言えないでしょ。
絵本業界でうっかり売れちゃったからでかい口叩けてるだけ。
あと直接の先輩後輩みたいなのがいないから好き勝手言えてるだけで、先輩後輩がいるお笑いの世界について同じことが言えるんだったら認めるけど絶対言えないでしょ。
言ったとしてもワイドナショーかなんかで松本人志にチクリとやられてペコペコする姿しか見えんけどね。


西野批判で出てきた「他のクリエイターのことを考えろ」という意見は無料公開について言ってるのなら筋が悪いんだけど、有料が悪みたいな態度に対して言ってるのなら至極当然のことなのよね。
別に有料でも無料でも好きな方法で自分の作品の売上につなげればいいだけで、どっちがいいどっちが悪いなんてことはまったくないし有料が悪いんだったらじゃあお前一生タダ働きしろと言われても仕方がない。
「それはそれ、これはこれ」みたいに思ってるんだろうが、西野にとっての「それ」が他のクリエイターにとっての「これ」だということを忘れてるから炎上してるわけで。


次に、「お金の奴隷解放宣言」といった直後に売上アップしたぞざまあみろみたいな態度を取ってる点が完全にお金の奴隷ですねという話。
まあそれはその通りの話なので説明することは特にない。
やっぱりお金が欲しかったんですね偉そうなこと言ってみたいなことを言って批判するのはまた違う話だけど、まあその豹変っぷりは糞ダセーってことで。
最初から「無料で公開すればお金のない人も見られて売り上げもアップしてみんなウィンウィン! キングコング西野ですウィンウィン! よろしくおねがいしまーす」とか言ってスベり倒しておけば誰もイラッとしなかったのにね。


最後にブランディングの失敗。
実はこれ、思いっきり失敗することで成功に結びつけてるんだよな。
ブランディングの失敗で炎上して失うファンはほとんどいないけど、既存のファンが「さすが西野!」みたいになっていいお客さんになってくれる。
もしかしたら新規ファンを獲得することにもつながってるかもしれないし、損して得取れを実行していると言えなくもない。
そう考えると今までの批判も全て炎上につなげることによって自分の利益にしてしまっているという完璧なブランディングなのではないだろうか。
と考えると西野はこのまま同じスタンスを取っていけばいいのではないか、西野に教えることは何もないのではないかという結論に至ってしまうわけで最終的に西野すげーなと思うわけであります。





ということを実際に思っているかどうかはさておき、こういう記事を書いてアクセスが稼げて少しでも金になればいいなと思っているぐらいには俺は金の奴隷でありこれだけ持ち上げてやったんだから西野は俺に100万ぐらいくれてもいいと思う。
あ、絵本は無料でもいらないです。