末期ガンのRandy Pausch教授 最後の講義
末期ガンを患っているとは想像もできないエネルギッシュかつユーモラスな語り口で、子供時代の夢と自らの人生を振り返りながら、学生達に人生の教訓を伝えた。
日本ではあまり話題になっていませんが、アメリカでは多数のメディアで取り上げられた有名な講義です。1時間半とやや長いスピーチですが見る価値は十分にあります。
末期ガンのランディー・パウシュ教授、最後の講義「心から伝えたいこと」
こちらの記事より引用
米国で良いスピーチと言えば、ユーモアを折り込みながら聴衆を楽しませ、感動させるスピーチだ。9月18日にカーネギー・メロン大学で行われたランディ・パウシュ教授の最後の講義は、まさにそんなスピーチだった。この最後の講義は、ウォール・ストリート・ジャーナルのウェブ版でも、掲載週でもっともアクセスが多いニュースとなった。
46歳のランディ・パウシュ教授は、2006年に膵臓ガンと診断された。今では肝臓にも10個の腫瘍があり、医師からは数週間から数ヶ月の命と言われている。ただしビデオを見ればわかる通り、最後の講義でも腕立て伏せをして見せるなど、とても病気とは思えないエネルギッシュなスピーチを披露した。
教授は自分のウェブサイトに最後の講義のビデオ、講演原稿へのリンクを載せ、非営利目的なら許可なく使えるように公開している。
○ランディ・パウシュ教授のウェブサイト:http://www.cs.cmu.edu/~pausch/
The Last Lecture/最後の講義より 印象的な言葉
■When you see yourself doing something badly and nobody is bothering to tell you anymore, that is a very bad place to be. Your critics are your ones telling you they still love you and care.
自分が何かで大変な失敗をしている時に、周囲の誰もが、あえて何も指摘してくれないなら、その環境は無価値である。あなたへの批判は、その人があなたを愛し、気にかけてくれているというメッセージなのである。
■The brick walls are there for a reason. The brick walls are there to give us a chance to show how badly we want something. Because the brick walls are there to stop the people who don't it badly enough. They’re there to stop the other people.
レンガの壁があるのには理由がある。レンガの壁は私たちがどれだけやりたいのかを証明するためにある。なぜなら、レンガの壁はその欲望が不十分な人を阻止するから。(本気なら壁を破ることができるし、中途半端な気持ちの人は壁にブロックされる)
■Don’t complain. Just work harder.
不満を言わないで、一生懸命やる。
■Be good at something, it makes you valuable.
何か得意なことをもつ。それによって価値が高まる。
■And be prepared. Luck is truly where preparation meets opportunity.
そして、準備をすること。幸運は、準備と機会が出会った時に生まれる。
最後の授業 ぼくの命があるうちに(書籍)
レクチャーの内容と大筋は同じですが、レクチャーでは話しきれなかったエピソードも含まれていてオススメです。私は和訳版を購入しましたが、原文で読みたい方は是非英語版にチャレンジしてください!
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ランディー・パウシュ教授の最後の講義ビデオ(日本語字幕)
ランダムハウス講談社の常盤様よりコメントいただき、追加しました。
プロの字幕翻訳家の方による日本語字幕とのことです。1~9まであります。
ランディ・パウシュの「最後の授業」1
ランディ・パウシュの「最後の授業」2
ランディ・パウシュの「最後の授業」3
ランディ・パウシュの「最後の授業」4
ランディ・パウシュの「最後の授業」5
ランディ・パウシュの「最後の授業」6
ランディ・パウシュの「最後の授業」7
ランディ・パウシュの「最後の授業」8
ランディ・パウシュの「最後の授業」9
※英語の全文スクリプトは以下で確認できます
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