物書きに必要な才能はたった1つ「必要なくても文章を書いてること」
小説屋・コラムニスト・ライターetc...物書きを仕事にしたいという人は多い。僕もそういう人からよく相談を受ける。
物書きになりたい人はやたら適正やら才能やら、そういう言葉を気にする傾向があるように思える。
「僕には才能はあるんでしょうか?」という質問をよくされるのだ。
僕自身、食えてはいるがまだまだライター歴10ヵ月ちょいのぺーぺーである。だから詳しいアドバイスなんてしない。
ただ一つだけ「ライターの適正なんて放っておいても一人で勝手に文章を書いていることくらいだよ」「はじめは苦しいけどなりたければ突っ走るしかない」とだけ伝えている。
文章を書くことが好き嫌い以前に、暇だったらなんとなく文章を書いている。
これがライターに必要な唯一の才能だと思う。
僕は仕事で文章を書いて、休憩中にSNSやブログを書く。もちろんゲームやったり本を読んだりもするが、一日の大半が文章を書くことで終わる。
そして他の趣味のことも結局文章にする。気付いていないだけで、書くもの欲しさにボードゲームをやったり、ギターを弾いたりしているのかもしれない。
だから僕は、締め切りを守らず趣味の文章をひたすら書いているようなライターは、ライターの適性があると思っている。疑問に思う人もいるかもしれないが、それは後ほど。
「ライターの適正なんて放っておいても一人で勝手に文章を書いていること」
というと首をかしげる人がいる。
コミュ力は? 締め切りを守る力は? ビジネスマナーは?
そしてなにより文才は?
という質問が飛んでくる。
まず文才だが、あるには越したことがないだろう。でも綺麗な文章を書く能力なんて後からいくらでもついてくる。
それに、文章が汚くてもライターとして食っている人はごまんといる。
他もろもろ、コミュ力とか、マナーに関してだが、これはライターの適性とは一切関係がない。この能力はビジネス全般を円滑に進めるためにあるもので、要は全ての職業で食っていくのに最低限必要なものに過ぎない。
だからライターになりたい人は、才能があるかなんて気にしてはいけない。とりあえず書き続けることをお勧めする。それが苦痛なら諦めるしかない。
お金がないならバイトをしながら書けばいい。ネタがないなら自分で作ればいい。それだけのことだ。
ちなみに僕はフリーライターになる気なんて全くなかった。一応出版社などの面接を受けたことはあるが、それはただ何となく文章を書き続けてお金がもらえたらいいなと思っただけで、コーヒー豆屋から内定を貰っていた(そこは複雑な事情があって辞退するしかなかった)。
そして就活が上手くいかない中、好き勝手に文章を書いていたら声がかかってライターになった。
才能がないかもしれない。文才がないかもしれない。評価されないかもしれない。でも文章を書いて公開するのが止められない…こういう人は物書きを目指して頑張ってほしい。
フリーライター 堀江くらは
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