2016.05.05
いしょしゃ
【いしょしゃ】熟練漁師
奄美大島では熟練漁師のことを尊敬の念を込めて「イショシャ」と呼ぶ(「イショ=漁」・「シャ=者」)。
漁師の中でも、類まれな技術と体力を有し、豊富な経験、ち密な観察眼、冷静な判断力、強力な統率力を持つ人たちだ。
最近は漁具が進化し、にわか漁師でも魚を獲ることができるが本物のイショシャは少ない。
イショシャは漁業や地域の将来を見据える理想のリーダー像だろう。
今日はイショシャたちとモズク網の設置作業をした。
イショシャ達の水中での運動量と無駄のない動き、ロープワークやメカの知識、天候を読む観察力と決断力は見ていて楽しかった。そして自分の未熟さを感じる作業でもあった。
今日で30枚のモズク網の本張り完了。順調に育てば6トンのモズクが収穫できるらしい。
夏にはイショシャと集落民とでタマス分けしよう。
2015.07.04
第3回国直ミュージックフェス
【第3回国直ミュージックフェス】 夏フェス(集落行事) 第1回・第2回
第3回目を迎えた国直ミュージックフェス。今年は「FOOD like MUSIC in AMAMI」と題し、松本シェフとシーガン山下さんがコラボレーション。お二人とも「食材」と「音楽」で島への思いを表現してくれました。
奄美の食材で料理を提供してくれた「トラットリア・パッパ」オーナシェフ松本喜宏さん。今日のメニューはシイラのトマトソース風味パスタとマグロのバジルソースカルパッチョ
ライブのオープニングは地元からシンノスケとフミヤの二人
国直ミュージックフェストータルコーデリネーターのよーちゃん(榊義弘さん)
あいにくの天気の中多くのみなさんが参加
子供たちは花火のプレゼントに大はしゃぎ
島内のバンドも友情出演(酔いどれバンド・大郷良介)
夕日と海岸の見えるロケーションに土俵上のステージにテンションがあがる
望郷デジャヴで故郷「奄美〜加計呂麻島〜諸鈍」に対する思いを歌うシーガンさん
以下、動画でどうぞー(^^)/
2015.03.21
絶品!潮汁ツアー(3)
【絶品!潮汁ツアー(3)】 アオサVSカメノテ(体験プログラム) (1) (2)
「アオサvsカメノテ」絶品!潮汁ツアーが3月21日土曜日に開催されました。前回に引き続きカメノテ・イセエビ・ミズイカ・テラジャの「海の幸試食ツアー」になりました(笑)参加者のみなさんありがとうございましたー!
大人に交じって子供たちもリズムよくアオサを掻きます
こちらは貝殻を使ってはぎとり
運よく天然のモズクもゲット!
小川でアオサの洗浄
ザルを移し替えながら砂やごみを取り除く
日の当たらない場所に新聞紙を広げて乾燥
かき揚げ用のテラジャ(まがきがい)はアオサと相性抜群
つまみ食いしながらの作業は楽しい!
かき揚げ用に小麦粉と混ぜ合わせる作業のお手伝い
アオサをトッピングしたイセエビ汁。脱皮中の柔らかい殻のエビにかぶりつき!
2015.03.14
秘密のくんにょり集落ブラ歩きツアー
【ブラ歩きツアー】 秘密のくんにょり集落(体験プログラム)
モニターツアー第4弾「秘密のくんにょり集落ブラ歩きツアー」が3月14日から22日にわたり開催されました。今回のツアーは国直で喫茶店と草木染を営む「喫茶工房てるぼーず」さんとの共同開催。前半は国直集落をご案内し、後半はてるぼーずでランチをいただき、貝殻やシーグラスを利用してのクラフトワークづくりに挑戦。
まずは海岸に降り白砂とアダン林のくんにょり自慢
「国直米姉節」にまつわる意外なエピソードなどを紹介
中孝介ファンの巡礼地のひとつ孝介ロードを散策
ツアーにご協力いただいた『喫茶工房てるぼーず』さん
てるぼーずの重さんからメニューの説明
重さんが国直海岸で拾った貝殻や珊瑚、シーグラス
どれも個性的な作品に仕上がっていきます
完成品をパチリ
2015.03.08
みゃくざきつつじ(12)
【みゃくざきつつじ】 タイワンヤマツツジ(樹木名) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10) (11)
ツツジ科・ツツジ属・常緑低木
ささんと(宮古崎の丘陵部)に自生するタイワンヤマツツジで鮮やかな朱色の花が印象的です。盗掘によって絶滅に瀕しているツツジを復活させようと、国直青壮年団を中心としたメンバーでツツジの植樹と併せてウォーキング大会を毎年開催しています。
3月8日に行われた第6回宮古崎つつじウォークは晴天に恵まれ村内外から266名が参加。宮古崎の自然を楽しむとともに150本のつつじの苗を植樹しました。
スタート前に全員が靴底の消毒と種子落としを実施。イベント開催による悪影響の低減を図ります。
コース一番の難所。崎の浜から続く急こう配の階段。
うんしゅぎ(シマミサオノキ)で作ったごしゃん(杖)が人気。
宮古崎に到着!ついつい走り出します。
しっかりと土をかぶせて散水。
結構な崖。事故がなくて何よりでした。
毎年の参加ありがっさまりょーた!
毎回ポスターを飾ってくれるNag家。
到着後はカレー!
昼休みに駆けつけてくれたSさんご夫婦のデュオ。
島唄「くんにょりよねあご」で盛り上げたYくん。
国直のイベントには欠かせないA姉さん。
T郎くんのギターソロ絶品!
一番の盛り上がり。ちびっ子たちのフラ!
2015.03.08
みゃくざきつつじ(11)
【みゃくざきつつじ】 タイワンヤマツツジ(樹木名) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (10)
ツツジ科・ツツジ属・常緑低木
ささんと(宮古崎の丘陵部)に自生するタイワンヤマツツジの亜種で、鮮やかな朱色の花が印象的です。盗掘によって絶滅に瀕しているツツジを復活させようと、国直青壮年団を中心としたメンバーでツツジの植樹と併せて「宮古崎つつじウォーク」を毎年開催。第6回目の今年は3月8日(日)に行います。みなさんもウォーキングと植樹で宮古崎の再生を応援しませんか!
日 時 3月8日(日)午前10時から正午ぐらい(雨天決行)
受 付 午前9時~当日受付(国直公民館)
コース 大和村国直(公民館~宮古崎・往復5キロ)
参加費 五百円・高校生以下無料(昼食代・保険料含)
連絡先 090-6890-6972(中村)
終了後 ・婦人会が特製カレーライスをご用意
・青壮年が国直集落をご案内
・公民館前にてミニライブを開催
主 催 宮古崎つつじウォーク実行委員会
後 援 国直集落・国直青壮年団
2015.03.07
絶品!潮汁ツアー(2)
【絶品!潮汁ツアー(2)】 アオサVSカメノテ(体験プログラム) (1)
「アオサvsカメノテ」絶品!潮汁ツアーが3月7日土曜日に開催されました。前日に天候が回復したことから食材確保に出漁。アオサ、カメノテ、イカ、タコ、エビ、テラジャ、ついでにボタンボウフウをゲット。前回に引き続き「海の幸試食ツアー」になりました(笑)集落のオバたちの全面バックアップもあり楽しいツアーでした。参加者のみなさんありがとうございましたー!
アオサ摘みに向かう”テル”ガールのお二人(テル:奄美伝統の竹カゴ)。
チューリップ缶(ポークランチョンミートの蓋)によるオーサカキ(アオサ摘み)。
マサ&サヨによるオーサカキ。カッ、カッ、カッ、とリズミカルにかいていきます。
川へ移動してアオサの洗浄。
砂を落としてゴミを拾う。大小3つのザルを使って丁寧に選別します。
公民館に戻って乾燥。新聞紙に広げ日陰で干します
カメノテ(方言名ザハンミャ)。波が高い荒場ほど密集して生えています。
親指大の大物カメノテ。
数十分で10キロのカメノテをゲット。
ヤス姉が獲ったトコブシ。
帰り道で摘んだアシタバ(ボタンボウフウ)。
夜間電灯潜りの獲物(イカ・タコ・エビ)。今回もカメノテ汁とエビ汁とマダ汁(イカスミ汁)の3種スープの飲み比べ~。
テラジャ(マガキガイ)の殻むきに挑戦。アオサのかき揚げにします。
今日の潮汁はトコブシ入り!
セデエビ(脱皮直後のイセエビ)のスープ。
フィールドより楽しい試食会~。
2015.02.22
奇跡のタンカンツアー
【奇跡のタンカンツアー】 「奄美のアルプス」福元盆地が育む(体験プログラム)
モニターツアー第3弾「奄美のアルプス」福元盆地奇跡のタンカンツアーが開催されました。タンカンの主要産地・福元盆地の松崎農園にお客様をお迎えし、タンカンの収穫、選別、ジュース絞りを体験しました。タンカン収穫は初体験のお客様が多く、松崎さんにハサミの持ち方から教えていただきました。松崎さんのおいしいタンカンの見分け方の話に「へぇーっ」と参加者から驚きの声も。これからは店頭に並んだタンカンを見る目が違いますね。
体験終了後は、松崎さんが園地内のワナで仕留めたイノシシの鍋がふるまわれ、温かい鍋に舌鼓を打っていました。
高地で生産される福元のタンカンは下場のタンカンより収穫が2週間ほど遅いとのこと。今週が収穫の最盛期とのことなのでぜひ一度「福元産タンカン」をご賞味ください。
松崎さんによる収穫講習。
お子さんも上手に収穫していましたよー(^^)/
夫婦で共同作業のハサミ入れ式^^;
糖度計(写真中央)で確認すると何と15度!
色、傷、形状を見分けます。
タンカン5個でジュースが360mlくらい。
おいしくなーれ!と絞ってくれました(^^)/
濃厚ジュースの完成です!
松崎さんのイノシシ鍋~温まりました。ごちそう様です。
松崎農園内にて参加者全員で記念撮影。
2015.02.21
絶品!潮汁ツアー
【絶品!潮汁ツアー】 アオサVSカメノテ(体験プログラム)
モニターツアー第2弾「アオサvsカメノテ」絶品!潮汁ツアーが開催されました。4つのモニターツアーの中で唯一海をフィールドにしたプログラム。シケ続きで準備や開催に気をもんだけど前日から凪てきたので目の前の海を散歩してきたら、ミズイカ、コブシメ、タコ、スガリ、エビ、ハンガヤをいただいた。これではツアー名称が「アオサvsカメノテ汁vsエビ汁vsマダ汁ツアー」になってしまう(笑)
何れにしても天候に恵まれ楽しいツアーになりました。参加者のみなさんありがとうございました!さあ、明日は松崎農園でタンカンツアー開催です。毎日うまいもんに囲まれます(笑)
前の晩に海のお散歩で拾った獲物。
マダ汁用のスミ袋を丁寧に切り取る(中央の光った部位)。
カメノテ(方言名:ザハンミャ)。
カメノテ汁vsマダ汁vsエビ汁(どれもアオサと好相性)。
マガキガイ(方言名:テラジャ・トビンミャ)。
アオサを摘む道具今昔。チューリップ缶(ポーク缶)の蓋とウキンミャ(トコブシ)の殻。
今日はイチャシキ(ビーチロック)でオーサカキ(アオサ摘み)。
アオサを摘んだ崎の浜。
ざるの中でアオサを撹拌しながら砂を落としゴミを拾う。
アオサは新聞紙等に広げ陰乾し(直射日光に当てると変色するのでNG)。
まずはカメノテ汁から。
セデエビ(脱皮中のエビ)が当たったみたい。
恵子先生がカラッと揚げたかき揚げ。
「ウマい!」
全員が3種類のスープを完食!
きれいに乾燥したアオサ。
2015.02.15
旧正月うわんふねツアー
【旧正月うわんふねツアー】 幸せを呼ぶ島料理(体験プログラム)
記念すべき第1回モニターツアー「幸せを呼ぶ島料理」旧正月うわんふねツアーを無事開催することができました。当日は飛び込み参加や試食のみの参加など、総勢21名のお客様が集まりました(定員は10名・笑)事故もなく無事終了し、運営に関する課題も浮き彫りになるなど有意義なモニターツアーでした。今後の開催とうわんふねレシピ確認のため写真をアップします。みなさんもうわんふね作りに挑戦してみては?
ツバシャ(ツワブキ)の採取。プロ(?)が見たら驚嘆するほど好条件の群生地。(主催者側としては一番気を使う場面でもありました)
ツバシャの葉はその場で落とします
大根もその場で収穫。大根は10本使用。大きめにカットし面取り。
ツバシャを3,40分大なべで煮ます
当日一番のハイライト「ツバシャの皮むき」地道な作業ですがみんなでお話ししながら進めると楽しくなってきます。
流水で3,4日さらすとアクが抜け旨みが出てきます。
こちらは調理用にあらかじめ用意しておいたツバシャ。農業用コンテナ2箱分採取したのがこれだけになってしまいました(泣)
塩豚(アバラ肉を使用)2日ほど塩をしておきます。精肉店でもやってくれます。当日はアバラ肉を10キロ(100個)使用。
前日に水にさらして塩を抜きます。「塩抜きは舌で覚える。」ということで参加者全員に舐めてもらいました。
最初の茹で汁はこぼし、2度目の茹で汁でツバシャを煮ます。
恵子先生による説明。この日はツバシャと豚肉を別鍋で煮る調理法を採用。
調理後全員で試食。煮込み時間が足りないような気もしましたが完成品は各自持ち帰って家で煮込んでもらうことに。
こちらは12月に作ったうわんふね。肉とツバシャを一緒に煮るタイプ。味付けは塩豚の塩と煮干し(いりこ出汁のみ)。
こちらは我が家の正月ウワンフネ。