太陽光遠隔監視

太陽光遠隔監視システムの普及

太陽光発電故障個所の特定出来ず、直せない

故障状況(低圧太陽光発電 パワコン5.5kw✖8台)

上の図の様にPCS7が他のパワコンの半分程度しか発電していない

点検調査

PCS7の各ストリングの調査

ストリング解放電圧直流電流
ストリング1230V5A
ストリング2230V5A
ストリング3230V0A
ストリング4175V0A

ストリング3とストリング4が故障のようである
ストリング3の直流入力ブレーカを切ってもパワコンの発電量表示は変化なし
ストリング4も同様である

故障しているのはパワコンかPVか?

ストリング2の直流入力ブレーカをOFFすると発電量表示は約半分になる
正常なストリング2の直流入力ケーブルを外し、異常なストリング3に接続しました
発電量表示に変化なし、即ち、パワコンのストリング3は機能しています
ストリング4も同様である
パワコンは正常でPVに問題があると判断した
以降、ストリングー>PVの名称に変え、話を進めます

PVの調査

まずは解放電圧が低いPV4の直列で構成している7枚のパネルのコネクタを全て外し
解放電圧等を測った

パネル解放電圧接地抵抗+接地抵抗ー
パネル132.36V13.5MO.L
パネル230.40V12.9MO.L
パネル332.51V13.5MO.L
パネル432.46V10.0MO.L
パネル531.30V14.5MO.L
パネル632.85V12.0MO.L
パネル732.67V11.0MO.L

•個々のパネルの解放電圧に特に異常は見当たらない
•個々のパネルの接地抵抗(電流計による)に特に異常は見当たらない
•コネクターのピンが壊れているものがあり2個取り換えした
 これが原因と思って期待し接続後、ブレーカONにしたが結局、発電していない

解らん、困った修理出来ん

今までの修理実績は解放電圧が0で1ストリングが死んでいたケースが全てであった
今回は解放電圧が出ていて、電流が0、こんな事あり得るのか
4年前の太陽光発電の設備時に購入した中国製の直流クランプメータメータしか持たないど素人ではどうしようもない
漏電?、短絡?、内部抵抗?、はたまたはI-Vカーブ????、サルには解らん
メガテスター?、I-Vカーブトレーサー?、ソコデス?、ソラメンテ-iS?、セルラインチェッカ(SPLC-A) ?、レンタル価格も安くはないし、サルには使い方も解らん

太陽光発電のメンテナンス・点検業者さんに依頼するしかない

近くの電気工事屋さんじゃ心もとないし、ネットで検索すると沢山みつかるが
その多くが年間・月間契約であったり、地域制限していたりで適当な業者さんを見つけられない
そこで「太陽光発電故障レスキュー依頼」なるサイトを作り長期戦に備えた
石川県でスポット点検出来ると思える点検業者さんに声かけした
多くがうちは「点検はするが、故障個所の特定は保証できない」と最初から相手にしてくれない、それでも「特定できると思う」と言う業者さんが見積してくれた
キット直せると確信を持った

修理手順を真剣に考えた

「業者点検ー>故障個所の特定ー>修理材料手配ー>修理ー>確認」となりそうです
修理材料手配には時間かかる、材料が入手できた時にはもう業者さんはいない、確認でNGになれば元の木阿弥になる可能性がある
見積も一回の点検予定です、最初から2回点検の見積もりにした方がよいか
いっそう、先に材料を入手して、修理者を待機させ、点検業者さんに来てもらった方が「業者点検ー>故障個所の特定ー>修理ー>確認」サイクルを回せるのではないか
長々した投稿となりました、今日はこの辺で終わりにします
次回は思わぬ展開になりますのでまたご来訪をお待ちしています