先日「水石」の展覧会に寄せてもらいました。
水石とは自然石を鑑賞する日本文化のひとつで、公家や武家の上層社会で愛でられてきた伝統があります。
歴代の天皇の手を渡った名石や織田信長などの武将たちが愛した石などが現在でも伝えられ、歴史のもうひとつの側面を見せてくれます。
人間の手が加わっていない石でありながら、そこに雄大な山水の景色を見いだすことができ、その無作為の美しさに惹かれて、私も趣味としていました。考えてみれば根付は作為の塊であるので、自然が作り出した造形には私の想像を超える力強さがあり、対極であるが故の面白さを感じていました。
主催はモデル・女優としてテレビや映画でご活躍されている、とよた真帆さんで、会場も真帆さんのレストラン「ロジエ」(恵比寿駅から5分ほど)でした。もともと絵画などの美術がお好きだそうで、DIYでは家具作りまでこなされる多彩な趣味をお持ちで、数年前から水石の世界に入られたそうです。
今回は「愛石女子五人展」と銘打ち、石を愛する5人の女性がご自慢の石を披露されていました。厳選されただけあって、どの石も見どころがあって時間を忘れさせるほどでした。
その時の展覧会の様子は真帆さんのYoutubeでも紹介されていますので、以下からご覧ください。石の見方や魅力が分かりやすく紹介されています。
後半4分くらいから私が根付の説明をさせてもらっています。緊張でしどろもどろですがご笑覧ください。

また今回の水石展の様子は
月刊「愛石」でも紹介されています。私も少し掲載していただきました。
WEBサイトのギャラリーコーナーでは数々の名石をご覧いただけます。

とよた真帆さんの
オフィシャルサイトBistro ロジエ
公式Instagram