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2013:スキンオデッセイ

ポスト311時代は脳科学ではなく皮膚科学の時代なのであり、頭で考えてるとヘタをすると放射能というか統治側というかグローバル資本たちに殺される時代なのであり、皮膚で感じて、皮膚で考えて、皮膚で判断していくのが生き残る戦術となります。

脳端末は単なるデータバンクなのであり、データバンクに記録されていない新しい事柄には脳思考では対処できないのです。脳はデータを積み上げることが仕事なのであり、そのデータをランダムに並べ替えたり、ある部分を膨らませたり、はしょったり、またある時には想像力で別なアイテムを加えたりなんて高度な芸当は脳にはできません。

そのような想像的で創造性ある仕事やアイデアの創発は全身の皮膚上の電磁気のスパークがあって始めて可能なことなのです。人間の意識活動が電気活動であることはハロルド・サクストン・バー博士やクリーブ・バクスター氏の所見からも証明されていますし、ショックドクトリン研究の最中の拷問実験において人間の認知活動が激烈な電気ショックで破綻することからも分かります。

人間とは電磁気体でもあるのです。皮膚は半径2メートルの円内へと微弱な電波を発信しています。それは言わばバリアーやレーダーの役目をしているのかもしれません。考えてみればそのようなバリア感覚がなければ人間は生きぬいてこれなかったのです。

外敵が自分の周囲に侵入したことを知覚できたからこそ命を守ってこれたのです。そのような命の危機を一番最初に知覚するのはやはり脳ではなく皮膚なのです。皮膚が感じてとっさに判断して身をひるがえすからこそ外敵と対峙できるのです。皮膚は外部情報を感知する最前衛の免疫器官なのです。

免疫とは狭義では体内の免疫細胞が外部から侵入した細菌やウイルスを処理することを言いますが、広義においてはあらゆる侵襲要因から身を守ることを指します。今はまさに大気中を放射能が飛び交っている最中なのですから、それを意識できないヒトはすなわちすでに免疫不全と申せましょうか。

体内で活動している白血球は本体である意識と同期して活動しております。本体がズボラなら白血球もまたズボラなのです。クリーブ・バクスター氏の実験にみるまでもなく、たとえ500キロも物理的に距離が離れても、白血球とホストの意識は交流同期するのですから、物理的にはまったくの至近距離間におけるこの人体生理の白血球と精神意識はまさに一心同体、身心一如なのです。

脳生理学者である大島清博士は「皮膚は薄膜の脳」と仰ったそうですし、皮膚科学の最先端を走っている傳田光洋博士は「皮膚は0番の脳」と語ります。地球に最初に誕生した原始生命体の細胞膜が40億年の地球環境を感じて考えて判断してきた歴史を記録している器官が皮膚なのです。だから皮膚はデータバンクでもあり、かつデータ処理器官でもあり、データ発信装置でもあるのです。皮膚があったればこそヒトは生きていられるのです。

重さ3キロ、畳一畳半の人体最大の臓器が皮膚です。そして人体最大の思考空間、感性のフィールドが皮膚なのです。脳思考をやめて、皮膚思考に従うことは養生の基本です。エビデンスやデータをもとにせず、皮膚感覚による直感で身体に良いもの、良いことを選択していかなければポスト311時代は生き延びることはできません。皮膚という「治癒媒体」を使いこなしてきたのが鍼灸按摩の歴史でした。

骨を様々な道具に使った人類の祖先はやがてその骨を鋭利に研ぎ、鍼のような道具を開発し、傷が化膿して膿んだ部位を切開し排膿するスベを覚えます。痛みに慣れてくるとやがて少しの痛み刺激が快感をもたらし痛みを回避させることを知ります。鍼刺激が皮膚からβエンドルフィンを分泌させることを体験知として感覚するのです。

βエンドルフィンを体内の隅々にまで運ぶためには血管を拡げなければなりませんから血管拡張剤である一酸化窒素(NO)もまた分泌されてきます。鍼刺激による小さな傷を治すためにはその部位のタンパク質の修復が必要ですからヒートショック・プロテイン(HSP)もまた分泌されてきます。このような機序で人類は鍼治療という医療を獲得したのでしょう。

鍼治療を長き期間およそ300万年にわたり継続した人類史が皮膚を「治癒媒体」へと変容させ進化させたのです。

皮膚の治癒機能から人類と鍼灸の関わりまで垣間見えます。

さて仕事始めです。

悠久の鍼灸史に思いをはせながら健康被害が顕在化してくるポスト311を制します。

2013.01.05 | | コメント(3) | トラックバック(0) | 皮膚革命

コメント

まさに!

古い記事を掘り起こし!

今年の初めのころ、私もこんな記事を書きました。
「肌・・・」
http://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/8760097.html

オキシトシン関係で調べた時に見つけた、
「第三の脳―皮膚から考える命、こころ、世界」
にインスパイアーされて書いたのですが、
当時は、まだミトコンドリアに開眼していなかったので
今読んだら、少し物足りない気が少ししますけれど、
それを除けば、私の中では、かなりヒットです♪

皮膚細胞に存在する、ミトコンドリアがかなり大きな役割を担っているような気がしています。
個人内の全細胞のミトコンドリアとコミュニケーションしたり、他者(人間・動物・植物含む)の皮膚細胞のミトコンドリアとテレパシーでコミュニケーションにしているのでは・・・って妄想してます。
肌が合う、合わないって、そういうことなんだろうな・・・って。。。


2527

2013/10/17 (木) 07:44:51 | URL | ひろみ #3USpdlJ2 [ 編集 ]

手に出来たマメがはぜて、破れてかちかちになった自分の皮膚を食べて見ました。
味は、、最近よく食べているイカに良く似ていました。

日光浴したり、なぜたり、もんだり、肌と肌でくっついたり、、皮膚の機能の重要さは、直感レベルで感じています。

皮膚の機能を高めることは、養生法として重要事項であると直感していまして、最近では、暑さ、寒さをよく実感できるように、裸の時間を増やしたり、出来るだけ薄着でいるようにしています。

2013/10/17 (木) 09:39:06 | URL | さすらいの旅人 #UJ6LMiGc [ 編集 ]

ここ掘れワンワンっすね(笑)

過去記事って自分はあんまり読み返さないから、この記事も意外にイイ線いってるかね?(笑)

皮膚科学者の傳田光洋博士なんか、はっきり言ってノーベル賞クラスの発見をしてるんだけど、既存の医学界は完全に無視。まあこういったわけで、真実の徒は蚊帳の外に置かれる宿命がある。

皮膚科学にはほとんど関心がなく、相変わらずにくだらないノー科学な脳科学者のオンパレードにアタシは吐き気がしますわ。

モテギ?だっけ。へんなのいるじゃん。あとその二番煎じみたいなのが次々に出現してる。なんなの、このブームって?で、ちったぁ、脳がまともになったのかよ?

どうもアホとバカが増えてるようにしか感じないんだけど。脳科学的には内部被曝をどう考えてるのかね?そこ聞きたいよね(笑)

皮膚こそ宇宙史137億年、地球史46億年、生命史38億年の記憶を宿すセンサーです。

2013/10/18 (金) 00:14:38 | URL | 養生法の探求 #- [ 編集 ]

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