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Author:はしもと
ユーザインタフェース系のお仕事をしてます.関心領域は画像処理,拡張現実感,ヒューマンコンピュータインタラクション,エンタテインメントコンピューティングあたり.モノ書きもやってます.

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工学ナビの中の人 はしもとのブログです. いろんなコトを研究的,工学的な視点で見つめます.
ゼロからはじめるARToolKit on VisualC++ 2008 Express Edition
できたので一応ご報告.
では手順を簡単に.

1.VisualC++2008のインストール

「Visual C++ 2008 Express Edition 日本語版」をインストールします.
インストールの詳しい説明は以下のサイトがとても丁寧.こちらを参考に.

Visual C++ 2008 Express Edition インストール メモ@太田研究室(岡山理科大学)

ちなみに僕は,こちらからDVDイメージ版(VS2008ExpressJPNX1428694.iso)を落としてきて,
Daemon Toolsを使ってDVD-Rに焼かずにインストールしました.個人的にこちらがおすすめ.

【追記】Daemon Toolsはアドウェアが入っているので,他の仮想ドライブソフトの使用を推奨します.
MagicDiscという仮想ドライブソフトを使ってインストールができました.


VC2008になってPlatform SDKが同梱されるようになったので,VC2005のときのように
別途落としてきて面倒な統合作業をしなくて良くなった.ありがたい!

2.GLUTのインストール

GLUTというのはOpenGLの補助ライブラリみたいなものです.
OpenGLはVC2008に付属しているSDKの中に入ってますが,
GLUTは別途落としてこないといけません.

公式サイト(GLUT for Win32)からglut-3.7.6-bin.zipをダウンロード.
解凍して中にあるファイルをそれぞれあるべき場所に移動.

glut32.dll → C:\WINDOWS\system32
glut.h   → C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Include\gl
glut32.lib → C:\Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v6.0A\Lib

3.ARToolKitのインストール

「ライブラリのコンパイルなんかわかんねぇよ!」という人のために
バイナリ版があるので,そっちで説明.

公式のダウンロードページから,「ARToolKit-2.72.1-bin-win32.zip」をダウンロードします.
解凍してできた「ARToolKit」フォルダを「C:\Program Files\」に移動.

VC2008を起動して,メニューの「ツール」→「オプション」とたどり,
「プロジェクトおよびソリューション」のなかにある「VC++ディレクトリ」を表示.

「ディレクトリを表示するプロジェクト」の項目で「インクルードファイル」を選択し
下のパスが並んでるところに「C:\Program Files\ARToolKit\include」を追加.

同様にして,「ディレクトリを表示するプロジェクト」の項目で「ライブラリファイル」を選択し
下のパスが並んでるところに「C:\Program Files\ARToolKit\lib」を追加.

OKボタンを押して設定終了.
そしたらVC2008を終了.

以上!


あとはカメラとマーカを用意して,「C:\Program Files\ARToolKit\bin」
の中にあるデモプログラム(simpleLite.exe)を動かしてみてください.

AR_sample_exe_03.jpg

プログラムの作成は,ARToolKitフォルダの中に「ARToolKit.sln」という
ソリューションファイルが入ってるのでそちらを参考に.
サンプルプログラムは「examples」フォルダの中に入ってます.

VC2008のような統合環境を使ったことがない人はちょっと勉強が必要ですね.
ソースファイルをゼロから作ってコンパイル(ビルド)するまでの手順は,
以下のサイトがとても参考になります.

Visual C++ 2008 Express Edition プログラミング入門@太田研究室(岡山理科大学)

ARToolKitのプログラミングについては僕が書いたこちらをご覧ください.
「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現! - ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング

なにかわからないことがあれば,こちらかBBSにコメントをば.


この記事に対するコメント

こんにちは
このARToolkitの場合はUSBカメラじゃないと認識しないのでしょうか?

教えていただきたい!
【2008/06/16 21:55】 URL | Maic #JXoSs/ZU [ 編集]

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2008/06/17 01:42】 | # [ 編集]


>Maicさん
>このARToolkitの場合はUSBカメラじゃないと認識しないのでしょうか?

USBカメラ以外にも,一般のビデオキャプチャデバイスにも対応しています.
【2008/06/17 14:13】 URL | なおき #1xmDr54o [ 編集]


非公開コメントで質問されますとこちらとしても対応がとりにくいですし,
みんなで情報共有ができたほうが良いので,
もしよろしければBBSのほうに投稿してくださいませんか?
【2008/06/17 16:10】 URL | なおき #5hcJ/BnI [ 編集]


USBカメラはどのぐらいの画質のものがいいのでしょうか?
【2010/04/03 17:27】 URL | Yoshi #- [ 編集]

Re: タイトルなし
> USBカメラはどのぐらいの画質のものがいいのでしょうか?
画質のきれいさを言葉で定量的に表現することはできませんが、
使用するカメラのスペックとして、解像度640×480ピクセル以上、
30fpsで撮影できるものであれば問題ないでしょう。
最近売られているものでしたら、5000円クラスのものでも十分です。
【2010/04/04 23:18】 URL | はしもと #1xmDr54o [ 編集]


simpleLite.exe を起動したら、
『問題が発生したため、simpleLite.exe を終了します。 』
という表示が出て起動できませんでしたorz
書いてある通りにやったつもりなんですが、
何を間違えると強制終了するんでしょうか?

ちなみにsimpleLited.exeを起動したら、
『MSVCR71D.dll が見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。』
と、表示されたので、
msvcp71d.dllやらmsvcr71.dllやらを同一フォルダに入れてみましたが、
エラーが強制終了に変わるだけでした。

何がいけないんでしょうか?
よろしくお願いします。
【2010/05/27 21:48】 URL | #yYfDAmAg [ 編集]

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【2010/08/05 01:51】 | # [ 編集]

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【2011/02/14 16:24】 | # [ 編集]

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【2011/03/17 07:27】 | # [ 編集]

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【2012/01/25 08:34】 | # [ 編集]




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