顧客でもある大工のKさんは、とても器用なアイデアマン。本職の傍ら、新築現場で出る余剰材の有効活用を考えながら作っているのが、
軽トラックの荷台に載せるキャビンで、一般的には「
軽トラハウス」「
モバイルハウス」「キャンパーズシェル」等とも呼ばれている。
壁を含めて30mm×40mm材(垂木)をメインに使用し、木質部分は全て天然木。一見すると、マシンカット
ログハウスのミニチュア版のような雰囲気もある。重心が高くならないよう、屋根材にはガルバ波板を使用。
単体重量は約210kgで、
軽トラに積んだ状態で公道を走っても法に触れない外寸としてある。
▲ウッディな雰囲気抜群の手作り
軽トラモバイルハウス。
軽トラでの
積載移動はもちろん、下ろして設置も可能なので、何かと便利。ちなみに
販売価格は標準
仕様のベーシックモデルで36万円。この手のアイテムは既製品が60万円前後であることを考えると、かなり割安ではなかろうか。
基本的には当方へ来てもらっての引き渡しとなるが、多少遠方であっても時間に余裕があれば配送可能(料金別途)。各パーツをユニット分割し、コンテナ状にして送れるように考えられているが、大工さんの希望としては、まずはお客さん自身の目で確かめて欲しいとのこと。
手作りであるが故に、ユーザーの好みに合わせた
仕様にも出来るので、興味のある方はぜひ問い合わせられたし。
--軽トラ ウッディハウス 標準
仕様 36万円(税込)--
・入り口方開きドア(左右開き選択可)
・側面窓1ヵ所(左右選択可)
・外装塗装なし(使い手の好みに合わせるため)
・足場用ジャッキベース
--オプション(
価格はお問い合わせ下さい)--
・入り口観音開き
・側面窓追加
・入口&後方窓追加(
積載時の後方確認用)
・外壁塗装(塗料によって
価格が変わります。推奨は天然由来のベンガラ塗り)
・外装仕上げ変更
・棚、机、椅子等、内装各種
・サウナ
仕様 ・オフィス
仕様 ・他、多数
氏はこれまでに何棟か作製しており、ここに掲載している写真はヤフオクに出品中の1棟で、内部をサウナ
仕様とし、外装をベンガラ塗りで仕上げたもの。現状渡しで希望
価格は45万円。
▲サウナ仕様としたこの1棟は、室温100℃まで試運転済み。自宅の敷地に設置したり、軽トラに載せて出先でサウナを楽しむことも可能。煙突用のメガネ石を塞げば、一般的なハウスとしても使える。
▲試運転時の様子。薪ストーブ、煙突、サウナ石、温度計等の備品はキットに含みません。ストーブ下と側面にはケイカル板を使用。
▲床は杉板を並べるだけとなっていて、随所にアレンジが利く工夫が施されている。
▲こちらは外装にガルバ波板を張った仕様で、モダンな雰囲気になる。